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セカンド処女に共通する、あの言い訳!

  • 2016.2.20
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セカンド処女に共通する、あの言い訳!

仕事に美容に恋愛に、女の人生ってけっこー大変! 私はこのままでいいのかな? 幸せになれるかな? そんなモヤっとした悩みを浄化し、毎日がもっと楽しくなる痛快エッセイを、毎週土曜日お届けします。最後にセックスしたのは、ズバリ何年前?清純派を気取るわけでもないのに、そういうことから遠ざかってン年のあなた。もしや、セカンド処女ってことはない? 何かと言い訳を用意して、恋愛から逃げまくっているとしたら…。今すぐ手を打たないと、ヤバイかも!
【恋愛はしたいけれど1mmも傷つかずに生きたい】vol.28

「守ってるつもりはない!」

5年彼氏がいない友人はチューハイ片手にそう叫ぶ。

そう、彼女はいわゆる「セカンド処女」なのだ。

セカンド処女とは読んで字のまんま、2度目のヴァージンをむかえた女性のことである。過去に男性とのセックスは経験ずみだけど、2年以上(諸説あり)男性との営みがない女性をそう呼ぶらしい。セックスレス中の既婚女性も含まれるわけだけど、このセカンド処女は独身女子の間でかなり増えている。彼氏がいなくて、ワンナイトな火遊びもなくて、だいぶそういうコトから遠ざかっている子たち。もちろん結婚の予定もない。

「守ってないなら、今から適当な人に連絡して、そういうコトしてきなよ」

お酒の力も加わって、彼女に私はついつい雑な提案をする。

「えー!? それは無理! ていうか、そんなにそっちに興味ないもん」

はい、来ましたー、お決まりのパターン。セカンド処女に何人か話を聞いていると、なぜか不思議とみんな同じようなリアクションをくり出すのである。

なぜかワイ談好きなセカンド処女

まずセックスをしていないことを突っ込んだとき、彼女たちの多くは「そこまでエロに興味がない!」と反論する。本当に興味がなさそうな子もいるけれど、だいたいはエロに興味はなくとも、ワイ談が大好きなことが多い。

さっきの女子は、エロにそこまで関心がないといいつつも、話題にちょいちょい下ネタを挟んでくるクセがある。

「昨日テレビ見てたら、●●(某イケメン俳優)の股間が超モッコリでさー」

「見るところ、違うでしょ?」

「むしろそこを見ずしてどこを見る!?」

これ、正真正銘、30代女性の会話である。

「股間がモッコリ」を「乳が大きい」に変えたら、完全にオッサン…いや、中学生男子の会話じゃないか。

ほかにも「通っているジムのイントラがイケメン! あの二の腕で抱かれたい」とか、「部署違いのイケメンに一発お願いしたい」とか、「ペット男子が欲しい」とかとか、実現しないと思うけど、したら困るワイ談を、アラサー処女たちはたくさん口にする。その姿は「イイ女とやりてー」とつぶやく男に似ているよね。

セカンド処女が恋愛から遠ざかる理由

こんなに熟して遊べる年代に体を持て余すとはもったいない! と個人的には思う今日この頃。だから、気付いたときにおせっかいなコトをいう私なのだけど、きまって必ず「言ってる意味がヨクワカラナイ」とぽかんとされる。

たとえば男の好みに対して、

「彼氏候補として見るから気持ちが冷めるんでしょ? もっと気軽にデートとかしてみたら?」と言ったら最後、

「私、そんな難しく考えてないよ?」

と、ポカンとする。さらに、言っている意味がよくわからないと、恋愛してない自分の今や、理想の男性像のハードルの高さから目を背けはじめる。

「いやいや、アンタのその 『仕事はバリバリやっているけど、実は面倒臭がりで出不精で、あまり連絡もデートもマメにしたくない。けど海外旅行は大好きで年に2回は必ず行く!そんな、クソ自己中な自分を分かってほしい』って好みは、男のハードルが高いと思うけど」

なんて息を荒らげて具体的にグサグサ指摘すると、

「別にそれは好みじゃないし! 難しいコト言ってないし!」

とシャットアウトな空気が出るため、会話終了!

「ああ、面倒くせえ話をしちまった。もうおせっかいな話はしない! デリケートな部分は触れてなるものか」

とチキンな私は背中を丸めて誓うのだ。というか、全国のアラサー処女とお友達のみなさん、そういう経験ないですか?

そうしてセカンド処女は、周りの的確な指摘を1つ、また1つ、失っていく…。なんて今日は指摘する立場だから厳しいけど、ホントちょっとした裸の王様状態になりかねない。

セカンド処女にイイ女が多い不思議

それ以外にも、アラサー処女には、いくつも共通点がある。

・昔はずっと彼氏がいた(恋愛に困らなかった)

・「男がいないなら、いないでいい!」と口にする

・ズバリ仕事ができる

揃いも揃って、女から見るとけっこうイイ女が多いのだ。本当にもったいない。

でも恋愛も仕事もそうだけど、トライ&エラーが大切だ。

ちなみに大人になってからモテ出すタイプに共通していることは、昔、男にひどい扱いをされ、涙を流し、自分を一歩一歩伸ばしてきた子が多い気がする。

仕事が比較的できるセカンド処女なら、トライ&エラーはお手のものだから、すぐにそんな後発タイプの恋愛上手なんてぬかせるはず…あ、でも「いつか本気出せばなんとかなる」って考えも、セカンド処女に共通することだった(笑)。

よく「男は昔の自慢話を話し出したら終わり」というけれど、女も昔の恋愛成功体験から進化がなければ、終わり…いや、セカンド処女道のはじまりかもしれない。

「男がいないなら、いないでいい!」

って反発する声が聞こえてきそうだけれど、そうそう、「いつか何とかしなきゃって気持ちはあるものの…」ってのも、セカンド処女がよく言うセリフ☆

こうして考えると、女ってなんだか生きづらい世の中ですね。

「私、男に生まれてたらよかったのにー」

なんて友達は言うけれど、ちなみにそれも、セカンド処女からよく聞く言葉かも!

おおしま りえ/雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。20代で結婚と離婚を経験後、アップダウンの激しい人生経験を生かし、現在恋愛コラムを年間100本以上執筆中。そろそろ幸せな結婚がしたいと願うアラサーのリターン独女。

HP:http://oshimarie.com

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