＜自分のパパが友達のパパ！？＞大人になって知った、離婚と再婚を繰り返した『パパ』の正体にゾッ！

これは筆者が友人から聞いた、「再婚」にまつわる泥沼エピソードです。前の学校行事ではAちゃんのパパだった人が、次の行事の時にはBちゃんのパパになっていた……その時、当事者間で起こっていた事件とは？

この前まで、Aちゃんのパパだったのに

これは私が小学生だった時のお話です。

小学2年生まではAちゃんのパパとして授業参観や運動会に来ていた男性が、小学3年生になるとBちゃんのパパとして学校行事に来るようになりました。

どうやらAちゃんのパパとママが離婚して、シングルマザーだったBちゃんのママと再婚したようです。

まだ幼かった私たちは「自分のパパが友達のパパに変わるなんて、どんな気持ちなんだろうね〜」と笑っていましたが、大人になってその事情を知ることになりました。

その時当事者たちは、誰も幸せにならない最悪な事件に巻き込まれていたのです。

2人の「パパ」だった人は、実は結婚詐欺の常習犯でした。

大人になった同級生と話して知ったのですが、その「パパ」とAちゃんママは再婚で、Aちゃんはママの連れ子だったので、「パパ」とは血の繋がりがなかったそうです。

「パパ」はAちゃんママと結婚した後、Aちゃんママにウン十万円の借金を背負わせて離婚。その半年後にBちゃんママと再婚し、Bちゃんママにも同じく借金を背負わせて離婚したんだとか。

「言われてみれば、あのパパ、4年生以降の学校行事には来てなかったね」と、同級生と頷き合いました。

前妻（Aちゃんママ）との子供が同じ小学校に通っていることくらいはわかっていただろうに、よくBちゃんママと結婚できたなと、その男性の神経を疑います。

ちなみに「パパ」はその後、詐欺罪で捕まって服役していました。しかし出所してから再び結婚詐欺に手を染め、今また刑務所に戻っているそうです。

愛情を利用して人を騙すなんて、考えられないですよね。しかし、残念ながら世の中には悪い人がたくさんいるのもまた事実です。

大事な人であっても違和感を感じたら周りに相談するなどして、被害に遭うことがないようにしましょうね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Hinano.N