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またやってしまった。感情を抑えられずキレてしまい、自己嫌悪に陥る

  • 2024.4.24
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またやってしまった。感情がたかぶったまま、抑えきれずあふれてしまった。これで何回目だろう。

ここ半年、メンタルの調子が悪い。前職で適応障害になってしんどい思いをしたから、心身、特に心の健康には気を遣っているつもりだった。適応障害を除いても、これまで激しく落ち込むことは何度も経験した。そして、憂鬱な気分になり何も手をつけられない状況に陥っても、どこか客観的に自分の症状と向き合ってこれた。
しかし、最近は感情の波が激しい。いわゆる躁状態なのだろう。些細なことで怒りの感情を抱いてしまう。ひどい時は癇癪状態になってしまう。

◎ ◎

例えば、スーパーでレジに並ぼうとしたら、近くに他の客がいたのに割り込んだと店員が勘違いをし、一方的に注意された。いきなりのことでびっくりしてしまった。全くそんなつもりはなかったし、実際にそのお客さんも私が先だったと言っていた。

次第にはらわたが煮えくり返り、スーパーを去る際その店員に「あなたの発言でかなり不愉快になった」と言ってしまった。

恥ずかしいが、こんなエピソードはまだある。

私は評判が高かった美術展の招待券をもらい、予定を調整して訪れた。そしたら予約をしていないからと門前払いをされた。ホームページをよく見なかった私も悪かったのだが、「招待券を持っている人への予約案内」が見つけづらいところに記載されていたのだ。しかも、もう予約枠はゼロ。楽しみにしていたのに、時間もなんとか調整したのに。私は泣きながら早足で美術館を後にした。

一度怒りの感情を抱いてしまうと、その勢いを抑えられず爆発してしまう。自分でもびっくりするくらいに。その後は決まって自己嫌悪に陥ってしまうのだ。

なんであそこまで感情的になってしまったのだろう。いい年して癇癪起こして恥ずかしい。こんな私、いなくなればいいのに。

◎ ◎

現在の勤務先の産業医にこのことを相談した。

心理士との面談後、開口一番に「あなた、疲れすぎてない?」と言われた。シンプルだけどあまりにも的確でドキッとした。

少なくとも前職より職場環境は格段に良いし、趣味に充てる時間も増えた。しかし、前職のトラウマをまだ払拭できておらず、複雑性PTSDの可能性もあると言われた。きちんとした診断を受けようと、かかりつけの病院を予約した。

診察当日。仕事と交通渋滞の都合で、予定より5分ほど遅れて病院に着いた。申し訳ないと思いつつ診察券を出すと、「今回は特別に診察を許可します」と言われた。
また、私はキレてしまった。今まで何度か遅れてしまったことがあるのに、なぜ今日だけ注意するのか?遅刻がルール違反なら以前からちゃんと伝えておくべきでは?こちらも想定外の遅延で電話する余裕すらなかったのだが?

診察室では泣いて癇癪を起こしてしまった。書いていてつらいのであまり思い出さないことにする。しかし、正直今回の医師(かかりつけの病院は医師がランダム)はハズレだった。早く私を帰らせたいという気持ちが透け透けだった。そもそも予約時に感情のたかぶりに悩んでいると伝えたはずなのに、それに目を通していないような対応だった。

また、激しい自己嫌悪に陥った。自分のことがとてつもなく嫌になる。周りに誰もいなければ、自分で自分を殴りたかった。もう、消えてしまいたかった。

◎ ◎

翌日、体が動かず仕事を休んでしまった。12時間以上眠り、何も食べずに過ごした。
その翌日、なんとか起き上がって出勤し、仕事を終えることができた。自分の心はまだ陰っているけれど、電車内でヘルプマークを付けた人に席を譲れるくらい視野を戻すことができた。この日に限ってとても感謝され、逆にびっくりしてしまったけども。

今度、新しい病院で診てもらうことにした。転院をきっかけに物事が良い方向に進むと思ったから。周りの人に優しくあるために、自分自身のことも優しくしないと。

■継実のプロフィール
田舎に生まれ育ち、外の世界に憧れ関東の大学へ進学。大学の授業やバイト、留学、大学院などを経て、現在社会人。精神年齢は8才だと思ってる。ワクワクするのが好き。

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