齋藤飛鳥がスウィートが愛して止まないブランド達と出会っていくファッションストーリー。まるで果実のように……カラフルでみずみずしい表情から、熟した大人の面影まで。エトロのフレッシュでロマンティックな装いに包まれた飛鳥の、開放感あふれる大人な一面にフォーカス。
スウィートなフローラルにエキゾチックな香りをのせて
異国情緒溢れる花とリーフのプリントを、色彩をおさえた穏やかなカラーリングで彩ることでドラマティックにクラスアップされた甘美なフローラルのロングドレス。シノワズリの印象を受けるさり気ないスタンドカラーやシームによる美しいウエストラインなど、端正なシルエットがエトロらしい構築性を物語る。モードな上半身に対してスカート部分はワイドな仕立てに。振り向きざまにふわりと広がる姿が、儚くも凛とした余韻を残す。
ブラウス×デニムが見違えるたゆたうギャザーの誘惑
フロントにたっぷりとしたギャザーを設け、袖にも膨らみを持たせた大人の余裕を感じるオックスフォードブラウス。ヴィンテージムード漂う5ポケットのコットンバギーデニムを合わせ、洗練されたレトロを堪能。カジュアルな上下にアイコニックなヴェラバッグを添えて、モードな仕上げを。チェック柄トートとのダブルバッグも新鮮。
ソリッドな気分でたしなむ官能的なネオトラッド
ショールラペルのお堅いムードとセンシュアルな深いVのコントラストで、知的なのに親しみやすい女性像を演出。そんなオーバーサイズのべストにドレープ入りのラップスカートを仕込み、チラリと脚を覗かせるバランスはため息が出るほどに挑発的。トラッドなウールジャカード地のチェック柄ながら、グリーンをベースにした配色でクールな一面をキープして。ロングブーツで肌を隠し、奥ゆかしさを。
無駄がないから美しい♡ペイズリー柄のイノセンス
スウィートガールズが愛してやまない、ニット素材のミニドレス。タンクトップに女らしさを宿すダイヤネックデザインに、キュッと締まったウエストライン、そしてふわりと揺れるフレアな裾と、女子のときめきを詰め込んだような至極のドレスが登場。重ね着せず、1枚で勝負したい魅惑のアイテムだけに、アイシーブルー×モノトーンというシックなカラーリングや一見花柄のように見えるデリケートなペイズリー柄は大人可愛いを体現するのに申し分ないデザイン。肌見せ部分が多いから、ブーツで引き算を。
今月の飛鳥ちゃん
春は穏やかにのんびり、人生で初めてプライベートでお花見もしたいし、そのころには車の免許も取れているかもしれないので窓をあけてひとりでドライブもしたい！
model : ASUKA SAITO
photo : MELON［TRON］
styling : SHOCO
hair & make-up : KYOHEI SASAMOTO［ilumini.］
text : ERI UMEDA
web edit : KIMIE WACHI［sweet web］
※記事の内容はsweet2024年5月号のものになります。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。