1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【北海道スポーツグルメ巡り】魅惑のホットドッグ!アイスホッケーがつないだ 移住夫婦の人気キッチンカー|上川町「マチガイネッエゾベース」

【北海道スポーツグルメ巡り】魅惑のホットドッグ!アイスホッケーがつないだ 移住夫婦の人気キッチンカー|上川町「マチガイネッエゾベース」

  • 2024.4.23

HBCスポーツ部の「にゃま」です。

普段は幅広くスポーツの現場で取材していますが、最近はフィールドやコートの中のスポーツシーンを描くことよりも、スポーツを支える人たちの取材や北海道のスポーツをどう盛り上げるか、という仕事が多くなっています。

そんな私の今のモットーは…

スポーツ観戦は『見る』だけじゃなくて『勝っても負けても楽しめる』のが大事

そこで一番大事になるのが「グルメ」です。スポーツ取材の現場では必ず会場グルメをチェックする私がおススメする北海道スポーツグルメを不定期でご紹介させていただきます。

記念すべき第1回は 「マチガイネッエゾベース」のホットドッグ

私の独断と偏見ではありますが…この冬、北海道のスポーツファンの間で一番の人気を集めたと言える逸品です。

アイスホッケー会場で注目 「マチガイネッエゾベース」のホットドッグ

「マチガイネッエゾベース」は、手作りにこだわり、自家製のソーセージとパンを使ったホットドッグを提供しているお店です。豊富なメニューも特徴で、ソーセージに納豆とチリミートを合わせた「なっち」はその組み合わせが抜群で癖になる味、そして一番人気の「チリチーズ」は優しい辛さがクセになる味です。

そのほかにも数々の人気メニュー(と裏メニュー)のある「マチガイネッエゾベース」は苫小牧のnepiaアイスアリーナ、そして釧路アイスアリーナで大人気のアリーナグルメでした(ソーセージたっぷりのポトフもアイスホッケー会場には欠かせない逸品でした)。

Sitakke
看板メニューの「なっち」 自家製のソーセージに納豆とチリミートという意外な組み合わせがベストマッチ(写真提供:マチガイネッエゾベース)

地域おこし協力隊をきっかけに始めたお店……今やスポーツイベントで人気に

「マチガイネッエゾベース」は「地域おこし協力隊」をきっかけに上川町に移住した小山内力さん、沙紀さん夫妻が始めたホットドックメインのお店。ですが、今やキッチンカーで行うスポーツイベントの出店が人気を集めています。

「本当にたまたま、旭川開催の準備に来ていたひがし北海道クレインズのスタッフさんが寄ってくれて、その時に味を気に入っていただいて、清川和彦GM(当時)が『大雪アリーナの試合に出店しませんか』と声をかけてくれました」

力さんは初めてのプロスポーツの試合会場での出店をこう振り返ります。おととし4月に上川町でお店を開き、その後はイベントに出店をするものの手ごたえがない時、思いがけずかけられた言葉が2人の運命を変えました。

Sitakke
プロスポーツ会場で初めての出店(旭川 大雪アリーナ 去年1月 ひがし北海道クレインズvs栃木日光アイスバックス 写真提供:マチガイネッエゾベース)

去年1月、旭川の大雪アリーナで行われたアイスホッケーのアジアリーグ「ひがし北海道クレインズvs栃木日光アイスバックス」の試合、まだキッチンカーも持たない「マチガイネッエゾベース」はこの試合の出店で、これまで体験したことのない売上を経験します。

その勢いに乗って力さんは、迷わずひがし北海道クレインズのホームリンク、釧路の丹頂アリーナへの出店を決意、ここでも「マチガイネッエゾベース」のホットドッグはアリーナグルメとして人気を集めます。その味だけでなく、小山内さん夫婦の人柄が人気をさらに広げます。

Sitakke
冬は寒く 夏は暑いキッチンカーの車内 そんな環境でも力さんと沙紀さんの笑顔は絶えない(札幌 北海きたえーる・今月14日)

「レッドイーグルス北海道」のファンの声をきっかけに……

「マチガイネッエゾベース」の可能性をさらに広げてくれたのは、苫小牧のアイスホッケーチーム、レッドイーグルス北海道のファン(WASHISTANTといいます)でした。

「釧路で食べたあのホットドッグを苫小牧でも食べたい」

そう考えるファンが「マチガイネッエゾベース」にレッドイーグルスの試合での飲食店「E‐グル」への出店を呼びかけます。キッチンカーを手に入れたばかりの小山内さん夫妻は迷わず応募し、苫小牧での出店が始まりました。そしてこのチャレンジがまた新たな出会いを呼びます。

Sitakke
さっぽろ東急百貨店の出店で「鷲掴みポーズ」をとる力さんと沙紀さん(写真提供:レッドイーグルス北海道 城野正樹チーフマネージャー)

レッドイーグルスの試合で声を掛けられ、「マチガイネッエゾベース」は今年3月、さっぽろ東急百貨店に1週間出店しました。

初めての百貨店への出店に、戸惑いと不安が多かったという小山内さん夫妻ですが、そんな不安を吹き飛ばしてくれたのが北海道のスポーツファンでした。

クレインズ、ワイルズ、レッドイーグルスをはじめとしたアイスホッケーファン、そしてリレーションシップパートナーになったばかりにも関わらず多くのコンサドーレのサポーターが訪れました。出店は多くのスポーツファンの間で話題となり、SNSを見たファイターズファンも東急百貨店の「マチガイネッエゾベース」に多く訪れました。

「うちのホットドッグをきっかけにファイターズのファンがアイスホッケーを見に来てくれたり、アイスホッケーのファンがレバンガの試合に来てくれたり、そういう広がりがとても嬉しい…」

力さんはこの冬の出店をこう振り返ります。

Sitakke
レバンガ北海道のホームゲームにも出店 その味は世永アナも太鼓判!(札幌 北海きたえーる・今月14日)

小山内さん夫妻の今の夢は…

「マチガイネッエゾベース」を立ち上げて2年、小山内さん夫妻の今の夢は…

「コンサドーレやファイターズの試合でもホットドッグを販売したい」

そして

「いつか上川町で好きなバンドを呼んで、『マチガイネッエゾベース』の冠の音楽フェスをやりたい」

実は力さんと沙紀さん、実はももいろクローバーZのファン「モノノフ」で、ももクロをきっかけに出会いました。そしてロックバンド「the band apart(バンアパ)」のファンで、これまでもバンアパのフェスはもちろん、道内各地の音楽フェスに出店してきました。

Sitakke
「マチガイネッエゾベース」マスコットのデザインはバンアパのDr 木暮栄一さん

アイスホッケーから始まり、ホットドッグを通じて、北海道のスポーツファンの輪が広がり、さらにはそこから音楽も。「マチガイネッエゾベース」の夢は広がります。

スポーツと音楽と一緒においしいホットドッグを。
皆さんもぜひ一度ご賞味ください!アリーナでお会いしましょう!

【マチガイネッエゾベース(山麓の四季)】

Sitakke

2022年4月、JR上川駅前にオープン。東京・秋葉原のホットドッグ店「マチガイネッ」の味を引き継ぐ。オリジナルスパイスを配合したチリミートは癖になる味。
直近の音楽フェスではSORAON 2024(6月22日・23日 新十津川町ふるさと公園イベント広場)に出店予定。

住所:北海道上川郡上川町中央町582番地(JR上川駅前)
電話:090-9434-3647
営業時間:17:00~21:00
定休日:キッチンカー出店のため不定休
お店の情報やキッチンカー出店情報はSNSで確認を!
インスタグラム:@machigaine.ezo
X(旧Twitter):@36no4s

※2024年4月取材時の情報です。最新の情報はお店の公式SNS等をご確認ください。

***
文・取材:HBCスポーツ部 にゃま
編集:Sitakke編集部 ナベ子

元記事で読む
の記事をもっとみる