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春の乾燥肌を潤す「そら豆のヴィシソワーズ」 #管理栄養士が教える心と体を整えるスープ

  • 2024.4.23
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春のぽかぽか陽気にココロ踊らせつつも、お肌の乾燥に悩まれている方も多いのでは?

環境の変化が大きいこの時期は、ストレスと共に、朝晩の寒暖差や花粉などの微粒子により、肌の水分量が減少しがち。

肌が乾燥すると、化粧ノリも悪く、痒かったりと、その日のモチベーションも下がってしまいますよね。

そこで今回は、肌に潤いを与えてくれる春の食材を使ったスープのレシピをご紹介いたします。

「そら豆」の豆知識

豆が熟すまでの間、さやが空に向かってまっすぐ伸びることから、名付けられた「空豆」。

こんなに大きい見た目に対し、可食部の割合が小さいところも特徴的で、面白いですよね。

そら豆のさやと豆は、赤ちゃんとお母さんの関係に似ているのをご存知ですか?

寒さや乾燥、衝撃から実を守るために、ふかふかのベッドのようなワタに包まれているそら豆。

また、豆にちょこんとついているさやと豆を結ぶ部分は、珠柄(しゅへい)と言って、さやから栄養を送っています。

まるでワタは、お腹の中で赤ちゃんを守る羊水のようで、珠柄は、赤ちゃんとお母さんを結ぶ臍の緒と同じ役割をしています。

こんなに大切に守られ、栄養を与え続けて育てられたからこその、ギュッと詰まった濃厚な旨味とほっくりとした甘みを味わえるのも納得です。

保湿には「ビタミンACE(エース)」

ビタミンの中でも、抗酸化力の強いビタミンが「AとCとE」であることから、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

抗酸化作用によって、体内の酸化ストレスを減らし、細胞を守ることで、健康で若々しいお肌を保ってくれます。

ビタミンA粘膜を修復しターンオーバーを正常に保つことで、古い角質を除去して、新しい健康な皮膚細胞を生成します。

これによって、肌の水分保持能力が向上し、乾燥肌を改善します。

ビタミンC:コラーゲンやエラスチのン生成により、肌の弾力性やハリを改善し、皮膚の保水力を向上させることで、乾燥肌を防いでくれます。

ビタミンE:乾燥肌を引き起こす自由基のダメージから肌を守り、皮膚の保湿性を改善するサポートをしてくれます。

これらのビタミンは単体でも効果を発揮しますが、3種類を一緒に摂取することで互いに作用し合うため、更に効果を高めることができます。今回のスープでは、そら豆、じゃがいも、玉ねぎをメインに使用することで、ビタミンACEをしっかり摂り入れることができます。

それでは、肌に潤いを与えて乾燥から守ってくれるスープのレシピをご紹介いたします。

一緒に美肌を目指していきましょう!

春の乾燥肌を潤す「そら豆のヴィシソワーズ」 の作り方

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phto by Saki Takanami

材料

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phto by Saki Takanami

・ そら豆...350g(さや付きの状態で)

・新玉ねぎ....半玉

・じゃがいも....中1個(約80g)

・牛乳 又は 豆乳....150ml

・だし汁....200ml

・バター 又は オリーブオイル....大さじ1

・食塩....小さじ1/2

・干しエビ....適量

・ブラックペッパー.....お好み

作り方

1.そら豆はさやから出し、黒い部分の反対側に浅く切り込みを入れる。

塩を入れたたっぷりの水で2分程茹でる。飾りの2個は取り分けておく。

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phto by Saki Takanami

2.じゃがいもは、皮をむいて薄切りにして水にさらし、新玉ねぎは薄切りにする。

3.鍋に、バターを入れ中火で溶かしたら、じゃがいもと玉ねぎ、そら豆を加えて、透明感が出るまで中火で炒める。

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phto by Saki Takanami

4.3をミキサーに入れ、牛乳とだし汁を加え、ピューレ状にする。最後に塩を加えて調整する。

5.完全に冷めたら冷蔵庫で冷やし、器に盛りつけ、そら豆をのせる。

お好みで、桜えびを乗せ、ブラックペッパーを振りかけたら完成。

パンにつけて食べるのもおすすめです。是非、お試しください。

高波紗希

管理栄養士。11年間に渡る摂食障害を「食とこころ」と向き合い、整えることでありのままの自分を認め克服した経験から【 自分を大切にする、食とこころの栄養学 】をテーマにSNSで発信をしている。食べることに対する罪悪感や、生きづらさを感じている方に向けて、素材を大切にしたグルテンフリーの料理教室やレシピ提供、講座、相談室など多方面で活動している。

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