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【THE FREE SPIRITS】世界レベルの職人がつくる“ピン張り意識高い系”テント

  • 2024.4.23
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16歳からテントづくりをスタートした「幕の匠」

創業者のワン・ジガン氏は、16歳でこの世界に入り、25年以上の経験を持つテント職人。独創的なデザインは独立前に修業した会社のほか、日本のキャンプからも学ぶなど、広い視野で培ってきました。また、使うシーンによって考え抜かれた実用性は、チベット登山もするほど本格的な自らのアウトドア経験を生かしています。

生地の縫製、スリットやポールの位置、ガイロープの位置なども細かく計算されている

彼の生み出すテントで特に他社と一線を画すのは、生地を知り尽くしていると言っても過言ではない知識と、ストイックなまでの「張り姿」へのこだわり。

どのようにテンションが掛かれば美しく張れるのかを長年の経験で熟知しており、ポールの角度やスカートの位置を計算。シワ一つなく張られたテントは美しいだけではなく耐久性も高く、雄大な自然の中でキャンパーや登山者を守る安全なベースになります。

熟練のテント職人が約70名!精鋭がそろう世界屈指の工場

こちらは「Sky dome pro」という、4m超えの大型シェルターを上から見たところ。この大きさでもピンと張った布には光沢があり、たるみを一切感じさせません

THE FREE SPIRITS(ザ・フリー・スピリッツ)では、テントを一張一張、手作業で縫製。機械化が進んだ今となっては「テント職人」なんて世界を探してもそうそういませんが、ワン氏の工場には10年・20年の経験を持つ職人を含め、経験者が約70名も在籍しています。

ワン氏の独特なデザインと、仕様書を細部まで完璧に縫製できる技術が合わさってこそのクオリティは、世界の有名ブランドからOEMのオファー(※)が殺到するほどのレベルの高さへと成長しました。

※2024年現在は自社ブランドに専念しており、OEMはほとんど行っていません

ソロ用テントから大型ドーム、かわいい系まで幅広いデザイン

ザ・フリー・スピリッツの魅力は、品質と見た目の美しさだけに留まりません。ストイックな印象が強いため、テントもスタイリッシュに特化しているのかと思えば、デザインもカラーも驚くほど多彩。遊び心のあるワン氏の人間性が見事に反映されています。

代表作の一つ「Robotech 70D」

例えば、ブランド最高峰のドーム型テント「Robotech 70D」を見てみましょう。

こちらは、広さと頑丈さに振り切ったシングルウォールのドーム型テント。床面積21.15平方メートル、10人収容可能ながら、重さは約16kg。アルミポールの傑作と言われるDACを10本使ったフレームワークの頑丈さも絶賛されています。しかも、4つの入口にはタープを取り付けることができ、さらにスペース拡張もOK!

ちなみに、収納サイズは驚きの約65×30×30cm。まさに折りたためる別荘です。

4人まで収容できるファミリー向けテント「WOODEN HOUSE」

かと思えば、こんなファンシーなデザインの「WOODEN HOUSE」も。

小屋を思わせる形状で、前後の壁はポールで跳ね上げてひさしにすることが可能。4面にメッシュドアがあり、フルオープンにしてどこからでも出入りできるようにだってなります。また、シングルウォールながら、通気性がよくて結露しにくいのも特徴。

ファミリーはもちろん、女子のグループキャンプにも持って行きたくなるかわいさです。

デザイン性に特に特化したセカンドブランドPre Tentsもチェック!

サイトの垢ぬけ間違いなし!ジャンル別のおすすめ幕3つ

登山、キャンプ、ソロ、グループ、ファミリーとあらゆるシーンに向けたテントをラインナップしているザ フリースピリッツ。しかもどれを取っても凛とした張り姿と使い勝手の良さで、ついつい目移りしてしまいます。

そこで、ジャンル別におすすめのテントとタープを独断と偏見でセレクトしてみました。世界のテントブランドが惚れ込んだワン・ジガン氏の世界観を体感できる3つを紹介します。

【Stars 2】TFSのテントを41,800円で!コスパ抜群の2人用テント

ソロやデュオキャンプをする人に、そしてザ フリースピリッツの入門編としてもおすすめしたいのが「Stars 2」

41,800円(税込)と手ごろな価格ながら、設計思想にはワン・ジガン氏のマインドをしっかり踏襲。美しい張り姿やTPOに合わせた強度を維持しながらも、どうすればコストパフォーマンスを上げられるかを考えてつくられたモデルです。

135×220cmと、一般的な2人用テントよりやや広めの寝室。さらに、前後に荷物置き場となる前室が確保されています

しかも、価格を抑えつつ欲しくなるポイントもいっぱいです。

・メッシュインナーと耐水圧2,000mmのフライのダブルウォール
・通気性がよく、大雨にも耐えられる仕様
・数分で完了する簡単設営
・総重量1,915gと軽量
・前後に荷物を置けるスペースを確保。中を広く使える


3シーズン使えるバランスのいい2人用テントを探している人にぴったり。カラーも4色から選べるので好みでどうぞ!

【Beyond 70D】張り方いろいろ!シェルターにもなる2ルームテント

次に紹介するのは、2023年の新作「Beyond 70D」

「YOTO Plus」という人気の既存モデルをベースに改良されており、YOTO Plusよりもスペースを広く使えるようにしてあるそう。日本ではまだ数が少なく、「10張も流通してないのでは…」とは、正規代理店LOGの鈴木さんの談。それだけでも注目度抜群ですが、デザインもかなりとんがっています。

周囲の目線が気になるときは、こんな風防みたいな張り方もOK。かなり自由度の高いテントです


美しいシンメトリーの構造は、天候やスタイルに合わせて変幻自在。インナーが付属しており、前室・寝室ありの2ルームにできるほか、フライだけでシェルターとしても使えます。

フライだけでシェルターにしたところ。4面のパネルは2段階で開閉でき、天候に合わせた調節が可能です

もちろんフルクローズもOK。秘密基地感があってGOOD

右側に見えているのが寝室になるインナーテント部分。小さい子ども2人のファミリーや大人3人くらいがちょうどいい広さ

ボトムにはスカートも付属しているほか、内側にはシルバーコーティングがしてあり、遮光性も高いので日差しが強い夏でも濃い日陰をつくってくれます。熱中症が心配な子どもやワンちゃんと一緒のキャンプでも頼りになりそう!

一張あればオールシーズンでさまざまな活躍を見せてくれそうです。

【Diamond tarp】独特の形状で広い日陰をつくる大型タープ

最後に紹介するのは「Diamond Tarp」

こちらの特徴は、なんといっても裾に向かって広がる独特の形状。これにより、広い日陰面積を確保できます。裏側にはシルバーコーティングが施され、遮光性もしっかり。そしてもちろん、タープでも張り姿の美しさは健在です。

人が入ってみると、裾がかなり下まで来ることがわかります。ポールの長さを調整すれば目隠しになり、プライベートも確保。大型ではあるものの、約1,450gとそこまで重たくないので持ち運びにも困りません。

サイズは約520×480cm。大人4人がゆったり過ごせます

ポールの高さや張り方を変えれば、快適で美しいオリジナルの空間に。見た目も機能も満足できるタープを探している人におすすめです。

ワン・ジガン氏渾身の幕たちで「美しさ=強さ」を体感!

国内での流通が少ないという希少性もさることながら、ザ・フリー・スピリッツのテントやタープは、美しさと狂いがないからこその安定性が大きな魅力。

「そろそろちょっといいテントが欲しい」と思っている人はもちろんですが、設営の簡単さにも配慮されているため、キャンプを始めようとしている人のファーストテントにもおすすめです。テントの申し子ワン・ジガン氏の情熱あふれる幕で、映えも居住性も大満足のキャンプを実現させては?

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