連載「#ソロ飲みのススメ」では、アルコール全般をこよなく愛するライター・オサナイミカが、北海道で暮らす女性(もちろん男性も)たちの、”ソロ飲みデビュー”を応援すべく、ソロ飲みにぴったりなお店をご紹介していきます。
気負わず行ける、カウンターだけのイタリアン
昨年、「路地裏酒場 おかえり」というお店をご紹介しましたが、そのお隣にある写真のビルの2階に、ず~っと前から気になっていたお店があったのですが、先日初めて訪れることが出来まして、まさに「ソロ飲み」にピッタリのお店でしたので、ご紹介させていただきます!
そのお店は【L‘oro rosso】さん。狸小路側にある、こちらの階段を上がった突き当りにお店があります。
普段は空席確認の電話を入れてから行くタイプなのですが、この日は“ご縁があれば入れるはず!”と、変な自信を持って挑みました(笑)
ガラスの扉なので、上がりきる前に店内の様子が分かるのがイイ!でもって、タイミングよく空席があり入店することが出来ました^^
「初めてですか?どうぞどうぞ!うちは予約なしでも気軽に立ち寄っていただけるイタリア料理店です」と、オーナーシェフの和田さんが出迎えてくれました。
ただしカウンター8席のみなので、行く前に電話で確認した方が確実に入店できるかと!
それにしても8席のみのお店のわりには、開放感があります^^
背面が全面窓なので、日が長くなってきた今は夕方でもかなり明るいし、夜も仲小路の雰囲気が札幌じゃないみたいで楽しいのです^^
まずはグラスの泡で、ノドを潤しました。
そして比較的すぐ出てくる小皿料理の、トマトの新タマネギ塩レモンをオーダー。
爽やかな酸味が、疲れた体に染み渡る~~~
レバーペーストバゲット添え
おっと!パンの方にピントが合ってしまいましたが、添えられているパンがcoronさんのパンなのです^^
バゲッドも妥協していないから、当然レバーペーストもオイシイのです!
しかし飲まさるなぁ(笑)
さっそくお替わりを・・・
グラスワインはいつも、白3・赤3他、8~9種類くらいは用意しているそう。
砂肝とじゃが芋スパイシーソテー
想像していたものより野菜が多めで、温野菜サラダ感覚で肉も味わえるという、すごく理想的な一皿!!
それにしても、1皿1皿のクオリティが高いっ
聞くと和田さん、出身は恵庭市とのことですが、札幌のホテルレストラン、そして東京のレストランで働いたのち、1年弱トスカーナにも修行に行かれたことがあるそうなのです。
その時のアルバムも見せていただきました^^
と、右側の緑の球体のお料理は何ですか?
「これは、トスカーナ地方の郷土料理的なパスタで“ニューリー”というジャガイモを使わないニョッキなのです」
え?ニョッキってジャガイモを使わなくても作れる物なの??実際に味わってみたい!!
リコッタチーズのニョッキトリュフクリーム
実はこちらが、L‘oro rossoさんの看板メニューにもなっているのです^^
「このニョッキは、トスカーナ地方ではニューディーと言って、裸のパスタという意味合いがあるのですが、リコッタチーズとほうれん草(と小麦粉)で作っていて、ジャガイモで作るよりつるんとした食感になると思います」
実際に食べてみましたが、確かに今まで食べたニョッキとはまったく食感が違いました!“つるん&むにゅん”とした感じで、これまたワインが進んでしまう一皿(≧▽≦)
そう、ロゼワインなんかもう、いい感じで合います!!
いやぁ、軽くのつもりが1つ食べたら“和田沼”にハマってしまうキケンなイタリアン(笑)
後日、和田さんから人気メニューの写真をいくつか送っていただきましたが、これまた全部美味しそうでして...
さすがトスカーナ料理!シャルキュトリー系のお料理が、とにかく美味しそう!
お一人で営業しているのに、デザートまでしっかり揃っている、見た目はカジュアルだけど味は本格派なイタリアンでした^^
ちなみにニョッキをはじめ、一部メニューはハーフサイズにも対応してくださるそうです。
これまた“ソロ飲み”に嬉しい配慮です^^
改めて、オーナーシェフの和田さんです^^
2014年にオープンして今年で10年。コロナ禍で需要のあったテイクアウトのオードブルが今も人気とのことで、お花見にもピッタリな1人用オードブルもあるそうですよ!(Instagram参照)
これは、家飲みの時にもお世話になるコトが増えそうです♪
ソロ飲みビギナーにおすすめのポイント
〇カウンター8席のみなので、男女問わずソロ飲みの方が多い
〇一人では行きにくい本格イタリアンが、カウンターで気負わず味わえる
〇気さくな和田さんとの会話も楽しい
〇外からも見える開放的なお店で入りやすい
【L‘oro rosso】
札幌市中央区南2条西1丁目広和ビルNO21 2F(狸小路1丁目)
電話番号 011-231-2901
営業時間 17:00〜23:00(ラストオーダー22:30)
定休日 日曜
チャージ 500円、禁煙
Instagram
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文・写真:オサナイミカ(一部、先方提供)
編集:Sitakke編集部・ナベ子
【ライター:オサナイミカ PROFILE】
札幌生まれ・札幌育ちの、アルコールをこよなく愛するアラフィフ、中学生の息子の母。 (株)リクルートが発行する情報誌生活情報サンロクマル(現Hot Pepper)の営業を経て、 2007年よりWEB情報サイトSapporo100milesの編集長として15年間、札幌や北海道の食と観光の情報を 【オサナイミカのつぶやき】を綴り続け、2022年11月からはSAPPORO YARDにて、【オサナイミカが行く!】をスタートしている。