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【50歳からの資産形成】現金と株の資産割合と退職金の使い道

  • 2024.4.22
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退職金は半分を投資にあてる freeangle/PIXTA(ピクスタ)
退職金は半分を投資にあてる freeangle/PIXTA(ピクスタ)

子どもは独立したし、今まで貯めてきたお金が少しあるから…と預貯金だけで老後を迎えようとするのは、実は危険!? 物価が上がりお金の価値が下がっている今、ゆとりある老後を迎えるためには「お金を生む資産」をもつことがポイントだそう。

資産形成を始めるには遅すぎると諦めず、50代から始められる「老後のゆとりを生む方法」を学んでみませんか。

手持ちの現金も一定額確保する 現金と株の資産割合と退職金の使い道

年齢ごとに目安の割合は違ってくる! (C)頼藤太希、高山一恵/KADOKAWA
年齢ごとに目安の割合は違ってくる! (C)頼藤太希、高山一恵/KADOKAWA

■退職金は半分を投資にあてる

現金と運用資産の割合に関しては、「自分の年齢」と「120から自分の年齢を引いた数字」を対応させるのがひとつの目安です。

例えば自分の年齢が55歳であれば、現金:運用資産の割合は55:65くらいの割合で持っておくとよいでしょう。

ただし、現金は最低限1000万円は病気や介護などに備え持っておくとして、それ以上の額の現金は上記の割合に厳密に従う必要はありません。運用資産の額を増やしてもよいでしょう。

退職金をもらう前に現金がいくらあるかにもよりますが、退職金は半分程度を投資にあてるのがよいでしょう。

ただし、退職金の半分を一度に投資資産に変えるわけではありません。多少は株価の上昇など期待できそうな株を少し多めに買うにしても、基本的には時間と銘柄を分散して買っていきます。おおよそ10~20カ月ほどに分けて買っていくと、株価変動のリスクを減らしつつ精神的にも負担が少ないでしょう。

■<病気などに備え年齢に応じて現金を一定比率持っておく>

■【リスクを抑えながら不労所得を得る割合】

リスクを抑えながら不労所得を得る割合 (C)頼藤太希、高山一恵/KADOKAWA
リスクを抑えながら不労所得を得る割合 (C)頼藤太希、高山一恵/KADOKAWA

※一般的な「『120-年齢』の法則」は、保有する株と債券などの割合で用いられ、預貯金は別で考える。本記事では、より使いやすい法則として、現金と運用資産の割合を示すものとしてアレンジしている。

■【退職金は現金を半分残して投資に回す】

退職金は現金を半分残して投資に回す (C)頼藤太希、高山一恵/KADOKAWA
退職金は現金を半分残して投資に回す (C)頼藤太希、高山一恵/KADOKAWA

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【著者】

頼藤太希/株式会社Money&You代表取締役。中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。WebメディアやYouTube、書籍、講演などを通してお金の情報を日々発信中。日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。

高山一恵/株式会社Money&You取締役。一般社団法人不動産投資コンサルティング協会理事。慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンを創業。10年間取締役を務め退任後、現職へ。講演活動、執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。ファイナンシャルプランナー(CFP®)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。

● 本記事は、執筆時点の情報を元に作成しています。金融に関連する法律、制度が改正、または各社のサービス内容が変更される可能性がありますのであらかじめご了承ください。

● 本記事は株式投資情報の提供も行っていますが、特定の銘柄の購入を推奨するもの、またその有用性を保証するものではありません。個々の金融サービス、またはその金融商品の詳細については各金融機関にお問い合わせください。

● 株式投資には一定のリスクが伴います。売買によって生まれた利益・損失について、執筆者ならびに出版社は一切責任を負いません。株式投資は必ず、ご自身の責任と判断のもとで行うようにお願い致します。

※本記事は頼藤太希、高山一恵著の書籍『お金の不安がスーッと消える! 資産寿命をぐんぐんのばす マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』から一部抜粋・編集しました。

著=頼藤太希、高山一恵/『お金の不安がスーッと消える! 資産寿命をぐんぐんのばす マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』

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