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【30代女子必見アート】アーティゾン美術館で開催中『ブランクーシ 本質を象る』

  • 2024.4.22
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キュレーター・アートライターとして展覧会企画や、美術書の執筆を手がける林綾野さんが紹介するアート情報。今回は、アーティゾン美術館で開催中の『ブランクーシ 本質を象る』をピックアップします。


見る者の感覚を刺激する彫刻作品

アーティゾン美術館では『ブランクーシ 本質を象る』展が開催中。ルーマニア出身の彫刻家ブランクーシの包括的な個展が日本の美術館で開催されるのは初めて。彼は素朴で簡潔な形態で「接吻」のような男女の絆、鳥の姿などを力強く表した。その造形世界はプリミティブでありながらもどこかモダンで、スタイリッシュな息吹を放つ。
 
自由でそれでいて確かなフォルムは、見る者の感覚を強く刺激する。20世紀の巨匠が築いた造形の世界を存分に楽しみたい。

コンスタンティン・ブランクーシ 《接吻》1907-10年、石膏、高さ
28.0㎝、石橋財団アーティゾン美術館

期間/開催中~7月7日(日)まで
休館日/月曜日(ただし4/29、5/6は開館)、4/30(火)、5/7(火)
住所/東京都中央区京橋1-7-2
会場アーティゾン美術館 6階展示室
電話/050-5541-8600(ハローダイヤル)

文=林綾野

※InRed2024年5月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
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