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稲見萌寧、「1日1単語」で英語を猛勉強!英語がペラペラになる日も近い…!?

  • 2024.4.22

今年から米ツアーを主戦場にプレーしている稲見萌寧。これまでは海外メジャーの出場権があってもほとんどアメリカでプレーすることがなかったのだが、昨年の日米共催「TOTOジャパンクラシック」で優勝したことで米ツアーの出場権を得た。

いい意味で期待を裏切った稲見

それでも、多くの関係者が「稲見が出場権を行使することはない」と予想していたものの、大方の予想を“裏切る“形で米ツアー参戦を表明し、この1月から精力的にアメリカの地でプレーしている。

当然のことながら、稲見はまだ英語が話せない。海外での試合経験も多くなかったことから、日本語以外でのコミュニケーションは苦手なのかもしれない、と勝手に想像していたのだが、このイメージは、実は最初の試合から完全に“裏切られた”。

稲見は、アメリカでの試合や生活をものすごく楽しんでいる。そして、英語の習得にも極めて積極的なのだ。当初から「1日1単語」と目標を決めて、よく使う単語の発音や意味を日本人スタッフから教えてもらい、勉強を開始。開幕戦では、本戦が始まっているにも関わらず、大会の付属イベントとして開かれた有名アーチストのライブにも行って楽しんでいる。

マスターズの前週に行われた「Tモバイル・マッチプレー」では、兼ねてからコンタクトのあったカルロス・ロペスさんをキャディに起用。ロペスさんはメキシコ人で日本語は話せないものの、英語のみの会話でプレーし、予選を通過した上で、マッチ進出の一歩手前までいく好プレーを見せた。

プロアマの日には、コース内で振る舞われたチーズハンバーガーをガブリ。置いてあったピクルスを見て「I like pickles very much(ピクルス大好き)」と言ってバーガーにピクルスを挟んでいた。この時の会話も全て英語で、一瞬、もう英語がペラペラなのかと思わせるほど会話が弾んでいたのが印象的だった。

試合が始まっても、ショットの合間にはアメリカ人選手と会話する。アメリカ人選手から話しかけられて応えるというよりも、稲見から話しかけていって会話が続くというスタイルで、常に楽しそうだ。

まだまだ完璧とは言えない稲見の英語ではあるが、自ら進んで話したり、いつも勉強しようとする姿勢を見ていると、稲見の英語力はあっという間に上達し、今年が終わる頃には全く不自由しないレベルにまで英語が話せるようになっているのは間違いないと感じささせられる。

宮里藍や小林浩美がそうであったように、近いうちに稲見が英語でテレビの優勝インタビューに答えている姿が、早くも浮かんできそうだ。

フォトグラファー 田辺安啓(通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。

取材・写真=田辺安啓
TEXT & PHOTO Yasuhiro JJ TANABE

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