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ドラマ史上最高のバディは…? 視聴者の心鷲づかみ最強タッグ(2)まるで漫才…最高な2人が織りなす魅力とは?

  • 2024.4.22
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男同士の熱い友情に心を奪われるバディものドラマ。時にぶつかり合い、時に助け合う姿は、心にグッとくるものがある。異なる2人がかけ合わさることによって起こる化学反応は、計り知れないパワーを生み出す。そこで今回は、ドラマ史上最高のバディをセレクトしてご紹介する。第2回。(文・野原まりこ)

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福山雅治&大泉洋
Getty Images

【作品内容】

どんな難事件も最後に解決することから「ラストマン」と呼ばれている全盲のFBI特別捜査官・皆実広見(福山雅治)。皆実は幼い頃に自宅が強盗放火の被害に遭い、両親を亡くした上、視力を失ってしまう。

日米刑事共助協定の締結により、交換留学生として日本にやって来た皆実は、刑事・護道心太朗(大泉洋)とバディを組むことになる。

心太朗は悪を憎み、トップクラスの検挙率を誇るも、他人と協力しないことから周囲に疎まれた存在であった。だが実は、心太朗の実父は皆実の両親を殺した犯人であった。

2人はバディを組んで事件を解決していく中で、被害者の息子、容疑者の息子として、41年前の強盗殺人事件の真相解明に挑む。

【注目ポイント】

2023年に日曜劇場で放送された本作は、数ある刑事ドラマの中でもこれまでにない斬新な設定で注目を集めた。

福山雅治演じる皆実広見が盲目のFBI捜査官であるという設定はこれまでの刑事モノの概念を覆し、さらにバディを組む、大泉洋演じる護道心太朗の実父が皆実の両親の命を奪った犯人であるという複雑な設定となっている。

そんな一筋縄ではいかないストーリーを紡いだのは、連続ドラマ『LIAR GAME Season2』やドラマ『僕のヤバイ妻』の脚本家・黒岩勉。黒岩渾身のオリジナルのストーリーは視聴者を引き込み、2023年4月期連続ドラマの初回視聴率ランキングで、トップの世帯平均14.7%を記録。大成功を収めた。

ストーリーの巧みさもさることながら、本作が人気を博したもう一つの理由は、皆実広見を演じる福山雅治と、護道心太朗を演じる大泉洋のキャスティング。本作でみせる2人の掛け合いはなんとも見事だ。

護道心太朗がボヤキを交えつつ皆実をサポートするシーンの数々は、大泉洋本人のイメージとマッチしており、人間らしさが滲み出ている。

2人が抜群のコンビネーションで繰り広げるユーモア溢れる掛け合いも、視聴者の笑いを誘う。まるで熟練の漫才師のようなバディとして、長くドラマファンに記憶されるだろう。

 

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