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新茶のおいしいいれ方知ってる?【基本のいれ方から水出し・アレンジレシピも】

  • 2024.4.20

桜が新緑に変わる季節は、新茶が出回るころ。若葉のようなさわやかな香りは、この時季だけのぜいたくな味わい。せっかくだからていねいにいれて、フレッシュな味わいを楽しみませんか。

『新茶』のおいしいいれ方

準備するもの(2杯分)

・新茶(好みの煎茶)の茶葉……6g
・湯のみ(120㎖以上入るもの)……2個
・ティーポットor急須(400㎖以上入るもの)
・やかん
・ティースプーン
・茶こし

(1)お湯はしっかり沸かして
やかんに水を入れ、お湯を沸かします。このとき、お湯がぼこぼこ沸き上がってもすぐに火は止めません。少し火を弱め、1分ほど沸かしつづけてから使いましょう。カルキがとんで、まろやかになります。


(2)ポットと湯のみを温め、お湯をさます
沸かしたお湯(〈1〉を参照)をティーポットに八分目まで注いでから湯のみに移して、ティーポットと湯のみを温めます。こうすると、適温をキープできて◎。沸騰したお湯が約95℃。やかん→ティーポット→湯のみへとお湯を移す際、温度が約5℃ずつ下がるので、この段階でお湯の温度は85℃くらい。好みの温度にする目安にしてください。



(3)茶葉をポットに入れる
ティーポットにお湯が残っていたら捨て、ティースプーンで茶葉を量って入れます。茶葉の量は湯のみ1杯分でティースプーン山盛り1杯(約3g・写真の量)を目安にして。



(4)湯のみのお湯をポットに加える
湯のみのお湯(2杯分で240㎖が目安)をポットに注ぎ(ここで約80℃の適温に)、ふたをして1分待ちます。新茶のさわやかな香りを楽しみたいなら、約80℃で抽出して。70℃くらいまでさましてから(〈2〉を参照)抽出すると、うまみが強い、甘くまろやかな風味が味わえます。



(5)湯のみに注ぐ
茶こしでこしながら、湯のみに交互に数回に分けて少しずつ注ぎます。こうすると、量と濃さが一定になって◎。2煎目もおいしくいれるために、最後の一滴まで注ぎきることが大切です。ティーポットの中にお湯を残しておくと、茶葉が開ききってしまい、おいしさが半減。2煎目はやや熱めのお湯(85~90℃)をティーポットに入れ、すぐに湯のみに注ぐのがポイント。




新茶ならではの基本のおいしいいれ方をマスターしたら、手軽にできる水出しやカフェで楽しむようなおしゃれな新茶ラテを作ってみてはいかが。少しの工夫で同じ茶葉でも味わいや楽しみが広がります!

新茶でアレンジ1 水出しもおいしい

材料(作りやすい分量)と作り方

冷水ポットなどに水2と1/2カップと新茶(好みの煎茶)の茶葉10gを入れます。冷蔵庫で3時間ほど冷やせば飲みごろ。ひと混ぜしてから、茶こしでこしてめしあがれ。


新茶でアレンジ2 新茶ラテもおすすめ

材料(2人分)と作り方

耐熱のボールに牛乳1カップを入れ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で3分加熱。ティーポットに新茶(好みの煎茶)の茶葉6gを入れ、熱湯40㎖を注いで1分待ちます。温めた牛乳の2/3量を加えて混ぜ、茶こしでこしながら耐熱のグラスに注いで、残りの牛乳を加えれば完成。牛乳は泡立て器で、ふんわり泡立てたものを加えてもおいしい。仕上げに茶葉をちらすのもおすすめです。

教えてくれたのは……本間節子さん

日本茶インストラクター、お菓子研究家。自宅でお菓子教室「atelier h(アトリエ・エイチ)」を開くほか、書籍や雑誌でのレシピ提案、日本茶のイベントや講習会などで幅広く活躍中。

冬の間にじっくりとうまみを蓄え、春に出てきた柔らかい新芽は、甘みやうまみが強く、この時季ならではの味わいが楽しめます。果物や洋菓子との相性もいいから、ドライフルーツやクッキーといっしょに、家事の合間にちょっとひと息してみませんか。お気に入りのティーポットを使って丁寧にいれたら、格別の味わいに。

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