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獣医「どうするつもり?」事故に遭った猫を受診させた女子高生

  • 2024.4.20

皆さんは、動物を助けた経験はありますか?猫や犬、鳥などがけがをしていたら、思わず助けたくなることがあるかもしれません。しかし「助ける」というのは決して簡単なことではありません。今回は、そんな命と向き合った高校生のころを描いたエピソードをご紹介します。命とは、優しさとは、助けるとは、何なのでしょうか。人間まおさんの作品、『ネコの日になると思い出すこと』をご紹介します。どうぞご覧ください。

ひん死の猫に遭遇。そのときどうする?

人間まおさんが高校生のころのお話です。バイトへ向かっている途中のできごとです。急いで向かっていると、後ろで不穏な音が…。振り返ると、猫が倒れていました。

どうやら、車にひかれてしまったようです。ひん死の重傷を負った猫。人間まおさんは事故にあった猫を抱き上げ、どうにかできないか考えをめぐらせるのでした…。

命を助ける難しさ

動物病院に連れて行った人間まおさんでしたが、猫のケガはかなりひどい状況。さらに、獣医からは「猫を連れてきてどうするつもりだった?」と、一見すると冷たい言葉をかけられます。

命を救うということは、たくさんのお金がかかります。また、その後の治療や飼育の問題も残ります。助けて元気になったとして、助けた人が面倒を見られないのであれば、それはただの無責任になってしまうという考え方もあります。命を救いたいという優しさからの行動でしたが、命と向き合うには相応の覚悟が必要なのですね。

助けられなかった命に思うこと

結局、猫はすぐに死んでしまいました。まだ女子高生だった人間まおさんにはショックが大きかったでしょうし、助けられなかった後悔は残ったことでしょう。ただし、傷ついたものを助けたいと思う気持ちは間違っていません。

どんなに願っても助けることができない命がある現実に胸が痛むストーリーですが、命の尊さや厳しさについて考えさせられる作品です。もし、わが子が傷ついた動物をつれて帰ってきたら、なんと声をかけるでしょうか。人間まおさんの親目線に立って考えても、このお話は深く胸に刺さります。

著者:ゆずプー

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