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しだれ梅だけじゃない!洛南・城南宮の初夏はツツジと藤が彩ります!

  • 2024.4.20
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しだれ梅の名所として有名な城南宮ですが、4月中旬から初夏にかけてはツツジと藤の花による素敵なコラボが楽しめます。毎年4月29日には「曲水の宴」が催され、華麗な平安絵巻を間近で見ることも!今回は、初夏の城南宮の景色をお届けします。

城南宮の歴史

平安遷都に伴い、京の南を守護するために創建されたのが城南宮です。
平安時代後期には、白河上皇や鳥羽上皇によって城南宮を囲むように作られた鳥羽離宮(城南離宮)において院政が行われ、多くの貴族が集まるきらびやかな場所となっていました。
歴史が進み、幕末の鳥羽伏見の戦いの時には、薩摩藩が城南宮参道から攻撃を始めたと伝わっています。

神苑・楽水苑

藤花 (263300)
藤花

城南宮の春は、しだれ梅と椿で始まります。
楽水苑の「春の山」では、一面ピンクに染まっているかのような見事なしだれ梅の風景。
京都でも、1,2を争う梅の名所とあって、この時期は拝観時間前から行列ができるほどの人出となります。

しだれ梅の季節が終わるとともに人出も少し落ち着いてきます。
実はこの時期が穴場なのです。
4月中旬から20日前後にかけて、「室町の庭」「桃山の庭」「城南離宮の庭」ではツツジと藤の花の見ごろとなり、とても素敵なコラボが楽しめます。

藤花 (263303)
藤花

ツツジのピンクと藤の紫が新緑に映えています。

藤花 (263305)
藤花

藤棚の下から見たツツジです。

藤花 (263310)
藤花

「室町の庭」に隣接している「桃山の庭」『城南離宮の庭」でもツツジがきれいに咲きそろいます。

藤花 (263307)
藤花
藤花 (263308)
藤花

緑の中のツツジもあでやかできれいです。

藤花 (263312)
藤花

これほど美しく清々しい景色が見られるにもかかわらず、拝観者はそれほど多くありません。
今のところはまだ穴場と言えるレベルです。
これからはわかりませんが…。
この景色を楽しむなら、今しかありません。
善は急げ!ぜひぜひ城南宮へ!

曲水の宴

曲水の宴とは、奈良時代から平安時代に宮中で行われていた雅やかな歌会のことです。
庭に引かれたゆるやかに流れる小川のほとりで、華麗な平安装束をまとった歌人が次々と和歌を詠んでゆく様子は、平安の昔を目の前で見ているかようです。

優雅な平安絵巻を楽しむか、美しい花々を楽しむか、そのどちらも楽しむかはあなた次第。
とにかく城南宮の初夏はおすすめです!

城南宮の基本情報

藤花 (263370)
藤花

・住所 京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地
・境内自由
@楽水苑の拝観時間と拝観料は期間によって異なります。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
アクセス
・最寄り駅 市営地下鉄・近鉄「竹田」駅 徒歩約15分
・バス 「城南宮」徒歩約2分

HP:https://www.jonangu.com/index.html

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