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岩井明愛&岩井千怜の“飛距離の秘密”を解説!「インパクトでは…」

  • 2024.4.20

日本ツアーでは男女ともに20代前半の選手の活躍が目立つようになってきた。若い選手の特徴は、飛んで曲がらないこと。女子でも250ヤード、男子では300ヤードが普通になってきた。

その要因は”ひと昔前”とは違う新しい飛ばし方にある!

岩井ツインズはツマ先立ちの代表格!

岩井明愛&岩井千怜の“飛距離の秘密”を解説!「インパクトでは…」
岩井千怜妹・千怜は2年連続で年間2勝をマーク。昨季は平均飛距離が246から253ヤードに伸びた。

一時期、日本の女子ツアーでも「ベタ足スイング」の選手が活躍しましたが、今は右足をツマ先立ちにして打つ選手が主流です。昨年大活躍した岩井ツインズのインパクトは、2人そろってキレイなツマ先立ちになっています。右足がツマ先立ちになるのは、右サイドで上下方向の体重移動をしているからです。

昔の体重移動は左右でしたが、今は上下の体重移動が飛ばすためのポイントです。バックスイングでは上、ダウンスイングでは下に体重(重心)を移すことで、体の回転スピードとヘッドスピードがMAXまで上がります。

岩井明愛&岩井千怜の“飛距離の秘密”を解説!「インパクトでは…」
岩井明愛昨季3勝して賞金ランキング2位になった姉・明愛の平均飛距離は257ヤードで5位。

上下に力を入れることでヘッドスピードをMAXまで上げる

BackSwing:左ヒザを前に出して右ヒザを引く

岩井明愛&岩井千怜の“飛距離の秘密”を解説!「インパクトでは…」
アドレス時よりも左ヒザを前に出して、右ヒザをうしろに引く。左足のツマ先に体重をかけつつ、腰の右側は高い位置をキープ(写真左)。バックスイングでは、体の右サイドに上方向の力が入る感覚でOK(写真右)。

DownSwing:右足をペダルのように踏み込む

岩井明愛&岩井千怜の“飛距離の秘密”を解説!「インパクトでは…」
右足をペダルのように踏み込んで下方向の力を入れることによって、上半身がスピーディに回転する(左写真)。右足を踏み込みながら、体全体のパワーを下方向(ポール方向)に向ける(右写真)。

いかがでしたか? インパクトの時は、上下方向の体重移動を意識しましょう!

レッスン=小野耕平●おの・こうへい/1997年生まれ。プロコーチ石井忍を師事して、大学生のころからレッスン活動を開始。最新機器や最先端のスイング理論に精通し、現在は「エースゴルフクラブ」でインストラクターを務める。

構成=野中真一
写真=相田克己
協力=エースゴルフクラブ赤坂

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