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【川村壱馬の壱万字インタビュー前編】「仕事にも恋愛にもファンにも。愛が重すぎるタイプです」

  • 2024.4.19

川村壱馬(THE RAMPAGE)

1997年1月7日生まれ。大阪府出身。ダンス&ボーカルグループTHE RAMPAGEのメンバーとして活躍するほか、俳優として多くの作品にも出演している。エステティシャンの母の影響で、小学生時代から洗顔&ローションのケアを開始。美容の知識も豊富で、自身の肌質に合わせた精鋭たちによるケアを日々行っている。
【Instagram】rmpg_kazuma_kawamura

自分は愛が重め、“激重”なんです。そんなふうにしか生きられない

【川村壱馬の壱万字インタビュー前編】「仕事にも恋愛にもファンにも。愛が重すぎるタイプです」

──川村壱馬は自らを、“愛に生きる人”だと評する。仕事への愛、仲間への愛、ファンへの愛、家族への愛などなど、彼の中にはさまざまな愛がたっぷりと詰まっている。そしてその愛はどれも“激重”なのだ。

川村壱馬さん(以下川村「たとえば、僕の人生の目標のひとつに、“大好きな人と結ばれて、幸せな結婚をする”というのがあるのですが、この仕事をしてるからといってそれを諦めたくないし、絶対に諦めるつもりもないんです。この夢を叶えずして、死ねないっすね(笑)」

──以前出演したTV番組では、「結婚を前提じゃないなら、付き合う意味がない」と発言し、共演者に「この人、重っ!」といわれていた彼。そんなピュアな部分は今でもまったく変わってないという。

川村「物心ついたときからの夢なんで、結婚が。だから付き合うなら結婚する人っていう考え方は、学生の頃からずっと変わらず持っていますね。そして、将来結婚する人に対して、恥ずかしくない生き方をしていきたい。その気持ちも変わらない。嘘をつかないとか、誠実であるとか、仕事を精一杯頑張るとか。“人としてこうありたい”という部分だけでなく、将来結婚する人をできるだけ悲しませない生き方をしていきたいんです。

これはもうプライベートだけでなく、仕事をするうえでも大事にしている僕のポリシーです。ちなみに僕は、浮気は絶対にしないって自信を持って宣言できます。っていうか、大事な人がいて、しかもその人が自分のことを好きでいてくれるのに、別の人にまでモテたいって気持ちそのものが理解できないんです。必要なくないですか? そのモテって。だって好きな人がいれば、何もかも満足できちゃうじゃないですか。そういうところ、めちゃくちゃ正義人間なんですよね。浮気とか、不倫とか、そういうことするヤツは信じられないし、関わりたくない。基本、重くて熱い人間なんで、そういうことするヤツにはとことん冷淡になっちゃうかもしれません」

【川村壱馬の壱万字インタビュー前編】「仕事にも恋愛にもファンにも。愛が重すぎるタイプです」

──そこまでまっすぐに、深く、情熱を持って愛せる人とは、どんなタイプなのだろう?

川村「目が大きいほうがいいとか、髪の長さ、背の高さ、ファッションの好み、性格はこうであってほしいみたいな条件を、付き合う相手に当てはめて考えたことがないんです。なぜなら僕の恋愛は頭で考えるのではなく、いつも直感で始まるから。出会った瞬間にわかっちゃうっていうか、いつだって好きになった人が、“この人が僕の理想だ!”って感じになっちゃうんですよね。だからこそ、相手に対して“こうじゃなきゃ許せない”ということもないんです。浮気されるのだけは絶対嫌だけど、たぶんそういう人には惹かれないから大丈夫かな。そこらへんのカンはけっこう鋭いんで。

僕が考える愛情って、自分とは違う人間である相手について、どこまでも受容できるという許しの深さのこと。そもそも、ダメなところが一個もない人間なんていない。それすら許せる、愛せる人だからこそ、結婚して生涯をともにしたくなるわけだしね。ちなみに、その点は友達に関しても同じ。仲良くなる、そしてずっと付き合っていく友達に関しては、多少ダメなところがあっても許せちゃう。

それにね、僕は相手を自分好みに変えたいとはまったく思わないんですよ。本当に好きになったら、欠点すら愛しくなっちゃうんで。基本的に、重いんですよね、愛が……。ただ、自分と同じ熱量で愛してほしいとは思いません。僕以上に重く、熱く誰かを愛せる人って、そうそういないと思うから。そして、好きになった相手のことは、常に全肯定しちゃいますが、僕のほうに至らない部分があったら伝えてほしいですね。だってよりよく変われるチャンスじゃないですか。大好きな人と一緒にいられて、しかもよりよく変わっていけるなんて最高です」

【川村壱馬の壱万字インタビュー前編】「仕事にも恋愛にもファンにも。愛が重すぎるタイプです」

──彼の“激重”な愛は、自身のファンに対しても存分に向けられている。アーティスト活動、俳優業、そしてVOCEをはじめとした雑誌の撮影。そんな多忙な日々の中でも、ファンに向けたブログを毎日綴り、インスタライブも精力的に行っている。

川村「たとえ毎日仕事をしていても、それら全部をファンのみんなが見られるわけじゃないし、僕自身もファンに毎日会えるわけではない。だからこそ、ブログやインスタライブで少しでもつながっていたいんです。幸せを感じてほしくて。だけど、僕が発信するものをすべてチェックしてほしいわけじゃないんです。発信するのはあくまで僕からの愛だし、やりたいからやってること。受け取るかどうかは、ファンのみんなが好きに選んでくれてかまわない。これって重いですかね(笑)」

──そこまでファンを大事に思っているのに、“いつか必ず結婚する”と公言し続ける彼。それはなぜ?

川村「応援してもらえるのはめちゃくちゃうれしいし、そのことが僕自身の生きる活力にもなっています。でも、ファンのみんなが大事だからこそ、嘘をつきたくないんですよ。たしかに“僕はずっと結婚しない。ファンのみんなが恋人だ”って口にすることで喜んでくれる人はいるかもしれない。だけどね、それって誠実じゃないじゃないって思ってしまうんです。実際は、いつかたった一人の大好きな人と結ばれたいって思ってるし、それこそ全員と結婚することもできないのに。僕、自分のファン全員に幸せになってほしいんです。嘘つきまくって手に入れる成功なんて、偽物じゃないですか。偽物の成功の先には、何もないんです。

よく『もうちょっとうまく生きればいいのに』ともいわれるのですが、自分を誤魔化してまでつかみたい成功も幸せもなくて。ファンのみんなには、自分の人生を大事にしてほしいし、それが実現できるように、僕の音楽だったり、紡ぐリリックだったりで勇気を与えていく覚悟はできているし。

そもそも、僕とファンは対等な関係。だからこそ、嘘は絶対についちゃいけないし、いつだって誠実でありたいんです。こういう仕事をしていると、時々『モテたいから選んだんでしょ』なんていわれることがあるんですけど、とんでもないです。EXILEさんに憧れて、TAKAHIROさんに憧れて、自分でもあんな存在になりたいと願ったからこの道に入ったワケで。パフォーマンスでファンのみんなを絶対に幸せにしてみせるって強く強く思ってるからこそ、“僕はいつか結婚するぞ”って宣言できるんだと思う。僕みたいな愛が激重な人間には、中途半端なことは絶対にできませんから」

これまでの人生最高の喜びは、オーディションに合格したこと

【川村壱馬の壱万字インタビュー前編】「仕事にも恋愛にもファンにも。愛が重すぎるタイプです」

──2014年の厳しいオーディションを勝ち抜き、2017年にTHE RAMPAGEのメンバーとしてデビュー。その後の数々のドラマや映画への出演に加え、今年の春にはソロ写真集も発売された。これまでの華々しい活躍の中で、特にうれしかったことは?

川村「う〜ん……。うれしかったことは、たくさんあるのですが、一番はやっぱり、オーディションに合格したことですね。ずっと夢見てた人生を、この手に掴んだ瞬間でしたから。特にオーディションの三次審査のときは、とにかく不安だった。“受かるのは俺しかおらんやろ!”なんて気合を持って臨んだオーディションだったけど、それまでの人生で会ったことがないようなうまい人しか残っていなくて。どう考えても、僕は歌のレベルでいったらど底辺だなって感じてしまっていたんです。

だけど、不安の中でもどこかで“HIROさんはわかってくれる”という予感はあったんです。今はまだ歌をはじめとしたスキルが足りてないかもしれないけど、僕の中に眠っている可能性をきっと信じてくれるんじゃないかって。小さい頃からなんとなくこの世界に入っていくだろうって感じていたんです。だからオーディションでどれだけ不安になっても、折れずに可能性を信じ続けられたのかな」

──結果、三次審査も勝ち抜き、無事合格を果たした。そのときの大きな喜びが、今の活動を支えている?

川村「実はそれはないんですよね。もちろん、オーディションに合格したことは人生最大の喜びだし、すごくうれしかったけど、“支え”とは違うんです。なぜなら今はもっともっと高いところを目指しているし、自分にはこの道しかないと信じているから、あの喜びを支えにしているようでは上にはいけない気がしていて」

【川村壱馬の壱万字インタビュー前編】「仕事にも恋愛にもファンにも。愛が重すぎるタイプです」

──これまでさまざまな経験を積んできた中で、川村さんにとって、一番悔しかったこと、辛かったことを聞いてみると……。

川村「デビュー前の活動休止期間ですね。オーディションが終わってからしばらくの間、活動休止となってしまったんです。その期間中、三代目さん(※三代目 J SOUL BROTHERS)のライブのお手伝いをすることになったんです。手伝いといっても、ステージに上がることは皆無でした。

じゃあ何をしてたかっていうと、EXPG STUDIOというLDHが主宰しているダンススクールがあるんですけど、そこの生徒さんたちが当時のツアーではサポートダンサーを務めていたんですね。何十人もいる生徒さんたちのお世話や、ライブの際の誘導から始まって、スタッフさんにお弁当を配ったり、機材を運んだり。あらゆる裏方仕事のサポートをしていました。それをメンバー16人で黙々と手分けしてやっていたんです。頑張ってせっかくオーディションに合格したのに、僕たちは歌うことも、踊ることもできない。先輩方のキラキラした熱いステージを見ているだけしかできない。それはもう、死ぬほど悔しかったですね。この悔しさをバネに、絶対にデビューしてあのスタージに立つんだって誓いました。辛くて、悔しくて、しんどくて。当時は『これもいい経験になるに違いない』なんて思うことは絶対にできなかったし、正直二度とあんな思いはしたくない。

だけどね、今になって思えば、あの経験がプラスに働いていることはたくさんあります。メンバー同士の絆とか、仕事への向き合い方とか数えきれないほど。当たり前のことだけど、ライブひとつにしたって、僕らだけの力じゃできないんですよね。100人、いやもっと多くのスタッフさんたちの協力があって、初めてできることなんです。そして、その全員がそれぞれ、めちゃくちゃ大変な作業を頑張ってくれている。もちろん、当時も頭では理解していました。だけど、あの経験を通して実感できた。それは自分にとっても、グループにとっても大きな収穫だったと思います。だから今、どんなに練習やスケジュールがきつくても、自分ばかりが大変だとは思わないし、常に感謝の気持ちを持っていられる。この気持ちは、これからもずっとなくさずにいたいですね」

【川村壱馬の壱万字インタビュー前編】「仕事にも恋愛にもファンにも。愛が重すぎるタイプです」

──生きていれば誰でも、辛いこと、しんどいことはあるもの。芸能界というひときわ厳しい世界に身を置いているならば、なおさらだろう。いろんなことが重なって、どうにもできずに「もうダメだ」って折れそうになったときには、どうしてる?

川村「そんなにストレスに弱いほうじゃないと思うけど、さすがにキャパを超えるようなことが続くと、もうイヤだ〜!なんて、いいたくなることももちろんありますよ。そういうときの僕は動きたくなくなっちゃって、何をするにもいつもの倍以上の時間がかかっちゃったりして、なかなか浮上するのが難しくなります。

だけど、落ち込んでるときって、なぜか大事な人たちの顔が浮かぶんですよね。親とか、メンバーとか、事務所の先輩方とか、友達とか。それが救いになっているのかはよくわからないんだけどね。支えてほしいとか、話を聞いてほしいっていうよりも、彼らが存在してくれること自体がもう励みになるんです。いつだって気にかけてくれて、心配をしてくれているのもわかっていますしね。みんな、気持ちの表し方はバラバラです。僕がメンタルやられているときに、ストレートに『なんでも相談してな』って伝えてくれる人、僕に直接は何も聞かないけど、周囲に様子を聞いて、そっと見守ってくれる人。どっちもめちゃくちゃうれしかったし、僕自身彼らのことを大事にしていきたいって強く思いますね。

ちなみにメンバーでいうと、武知海青や鈴木昂秀はストレートに気遣う気持ちを表してくれる人。しんどかったときに『返信はいらんから』って連絡くれるようなタイプ。ほんま、いい奴やな〜!」

【川村壱馬の壱万字インタビュー前編】「仕事にも恋愛にもファンにも。愛が重すぎるタイプです」

──語れば語るほど、人にも仕事にも、とにかくまっすぐで、熱いオトコであることがわかる、川村壱馬さん。後編では、彼の得意分野でもある美容のこと、将来の夢や野望など盛りだくさんでお届けします。

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撮影/岩谷優一(vale.) ヘアメイク/oya(KIND) スタイリング/庄将司 取材・文/中川知春

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