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地域とつながる、#はなれ旅 へ。「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」で体験しよう!

  • 2024.4.20
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山梨県の八ヶ岳山麓にリブランドオープンした「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」。

八ヶ岳や南アルプスに囲まれた高原リゾートは、「オールインクルーシブ」の上質な滞在体験ができるほか、その土地ならではの体験や地域とのつながりが楽しめる「#はなれ旅」を提供しています。

2024年4月1日の同ホテルオープンに先駆け行われた内覧会に潜入、「ローカリティ」を重視するその取り組みをご紹介します。

地域重視の世界ブランド「グランドメルキュール」「メルキュール」

世界最大級のホスピタリティグループ「アコー」

Photo by Mayumi

フランスを本拠地とし、世界110ヶ国で40を超えるホテルブランドと5,500以上のホテルやレジデンスなどを展開する世界最大級のホスピタリティグループ「アコー(Accor)」。

同社は、インバウンド需要の高まりでより世界の注目を集める日本を、アジアにおける戦略的なマーケットと位置付け、全国各地に大和リゾートが展開していた全国22のホテルを「グランドメルキュール」および「メルキュール」としてリブランド、2024年4月1日に一斉オープンしました。

なお、「グランドメルキュール」は今回が日本初上陸となります。

「グランドメルキュール」「メルキュール」とは

Photo by グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ

今回、国内22のホテルでリブランドオープンを迎えた「グランドメルキュール」と「メルキュール」。

「グランドメルキュール」は、世界約60のホテルを展開するアコーのプレミアムブランドで、「Proudly Local~その地に、誇りを~」をコンセプトに、ローカリティ(地域性)を重視したおもてなしに取り組んでいます。とくに食や香り、音、インテリアなど、ゲストの「五感」を通じて地域とのつながりが感じられる空間を大切にしています。

「メルキュール」もまた、地域にインスピレーションを得て、その土地ならではのおもてなしや体験を提供するミッドスケールブランドのホテルです。こちらは世界60ヶ国以上、900を超えるホテルを展開しています。

生まれ変わった高原リゾート「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」

Photo by Mayumi

今回、リブランドオープンを迎えた国内22のホテルのうちのひとつが山梨県北杜市にある「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」です。かつて「ロイヤルホテル八ヶ岳」として地元で愛された高原リゾートホテルがこのたび生まれ変わりました。

客室は全部で250室。八ヶ岳や富士山、南アルプスの絶景が楽しめる宿泊体験のほか、朝夕食のビュッフェ、温泉浴場・露天風呂、ラウンジでのドリンクやおつまみ、各種アクティビティが含まれたオールインクルーシブを特徴としています。

さらに、ロッククライミングの聖地と言われる「瑞牆山(みずがきやま)」にヒントを得た高さ3mのボルダリングに加え、ホテルでは日本初導入となるドリフト三輪車を使った「星空サーキット」など、親子で楽しめる全天候型アクティビティ施設「杜の8(エイト)」を新設。ほかにも、屋上展望デッキには天体望遠鏡を配した天体ドームも完備されており、同じ「グランドメルキュール」のなかでも八ヶ岳らしさが感じられるホテル内容となっています。

地域のつながりを感じさせるホテル体験

Photo by グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ

「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」では、ホテル滞在を通じて、地域の自然や伝統文化、慣習などを五感で感じられる仕掛けが随所に施されています。

たとえば客室。窓の外には富士山や八ヶ岳連峰、南アルプスの美しい山々、そして室内の壁には、鹿革をなめして漆で模様付けする400年以上の歴史をもった「甲州印伝」の伝統技法や美しい八ヶ岳からインスピレーションを受けて施されたアートが広がります。

そのほかにも、甲州印伝をイメージしたインテリアや山梨県特産の郡内織物のアート、八ヶ岳をイメージしたデザインなど、ふと目にするところに山梨を感じられるアイテムの数々。

そして、ロビーラウンジや温泉ラウンジには、ベルガモットや柚子によるオリジナルアロマの香りがほのかに漂い、やわらかな光と心地の良い音に包まれるなど、まさに五感でやすらぐこだわりの演出がなされています。

Photo by Mayumi

もちろんそれは食体験にも。地元で採れたみずみずしい旬の食材を使用し、ゲストの五感に訴える美しい一皿を提供しています。

ブッフェでひときわ目を引く「もなか寿司」は、全国のグランドメルキュール11軒で同時展開、各地を代表する海鮮やフルーツなどを寿司ネタに、和菓子の「最中」を組み合わせるという、斬新かつ地域性と“映え”をねらった和モダンなひと品となっています。

さらに、各ラウンジで楽しめるドリンクやおつまみも地元産にこだわり、山梨県産の地酒や柑橘類を漬け込んだアルコール、和紅茶や南部茶などのお茶類から甘酒、そして地元野菜を漬け込んだピクルスやオリーブ、もちろん生信玄餅まで、徹底した山梨尽くしのセレクションです。

グランメルキュールが提案する「#はなれ旅」とは

Photo by Mayumi

混み合う都会や観光の中心地を「母屋(おもや)」に、その一歩先にある、まだあまり知られていない美しい地域を「離れ(はなれ)」に見立て、そんな「はなれ」に存在する「グランドメルキュール」「メルキュール」では、いつもと少し違った旅が体験できる「#はなれ旅」を提案しています。

Photo by グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ

「#はなれ旅」とは、その土地ならではの絶景や伝統文化にふれ、あるいは地域の人々との交流を通して得られる学びや気づきなど、“いつもの旅”から少し“はなれ”ることで見えてくる新しい景色や体験を楽しむ旅のスタイルと位置付けています。

窮屈な毎日を送っていたり、いつもと違う旅がしたい、そう思っている方に「#はなれ旅」はピッタリ。

「結びビト」から学ぶ地域の発見

Photo by グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ

この「#はなれ旅」の楽しみ方のひとつとして提供されているのが、「結びビト」というオリジナル体験プログラム(別途有料)。

「結びビト」とは、いわゆるその土地の歴史や文化、自然を知り尽くしたエキスパートのこと。「結びビト」を通じてゲストはその土地の魅力を再発見し、その土地とつながる体験を楽しめます。

Photo by Mayumi

第一弾の「結びビト」として誕生したのは、伊勢志摩の「海女さん」、浜名湖の「冒険家」、奈良橿原の「橿原神宮神職」、南房総の「ヘルスツーリズムアテンダント」、そして八ヶ岳の「星空案内人」の5名。

八ヶ岳最初の「結びビト」は、「星空案内人」の資格を持つホテルスタッフ・山田さん。彼が案内するプログラムは、1日1組限定のスペシャルな星空鑑賞会です。(1組2~8名、約45分)

Photo by グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ

主な内容は、同ホテルの屋上展望デッキにてデッキチェアに寝転がりながらからだ全体で星空を感じたり、案内人とマンツーマンで天体望遠鏡をのぞきこんで贅沢に星を観察したり、季節のドリンクで一息つきながら星空のストーリーに耳を傾けたりと、「五感」を研ぎ澄せて八ヶ岳の夜空を体感するアクティビティの数々。まさにスペシャルな時間ですね。

「結びビト」は今後さらに拡大し、地域に特化したジャンルやプログラムも充実させ、ゲストと地域のつながりが深められる機会を増やしていく予定だそうです。

その土地の文化や歴史にふれるアクティビティ「佳趣」

「グランドメルキュール」「メルキュール」では、絶景を眺めたり、その土地ならではのモノ、コトにふれるアクティビティ「佳趣(かしゅ)」を、オールインクルーシブのひとつとして提供しています。

Photo by Mayumi

「佳趣」とは、「佳(よ)い(=美しい、優れている)趣(おもむき=味わい、面白味)のあるモノやコト」を意味する言葉。

各地域の個性に応じた“佳い”学びが得られる体験を今後提供していく予定です。「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」の場合は、現在は屋上展望デッキに設置された天体望遠鏡を使ってゲストが自由に、とびきり美しい八ヶ岳の星空を鑑賞できるサービスプログラムを提供しています。(「結びビト」の星空案内人による貸し切りプログラムとは異なります)

地域につながる「#はなれ旅」:老舗酒造見学ツアー

「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」のブッフェでも提供されている地元の銘酒「七賢(しちけん)」。

そうしたご縁から地元へつながった、蔵元を訪ねる酒造見学ツアー。これもまたひとつの「#はなれ旅」の体験としてご紹介します。

Photo by Mayumi

「七賢」ブランドで知られる、北杜市白州町で唯一の酒造メーカー「山梨銘醸」。

300年の歴史に裏打ちされた匠の技、名水百選にも選ばれた南アルプス甲斐駒ヶ岳の伏流水を醸して作られた北杜を代表する美酒は、世界のすぐれた酒蔵を格付けした「世界酒蔵ランキング2023」で上位50位に選ばれるほどの人気銘柄です。

Photo by Mayumi

まずツアーで訪れたのは、酒造に併設された「酒処 大中屋」での利き酒テイスティング。定番から最近人気の日本酒スパークリングまで、さまざまな「七賢」が味わえます。

なお、お酒が飲めない方は、実際に使われる仕込水も試飲可能。いろいろ飲み比べしたい方は1杯(約15ml)各種50~300円でティスティングを楽しめます。 ※画像のグラスは今回のツアーのための特別仕様。通常はおちょこサイズの試飲グラスで、利き酒料金に+300円でお持ち帰り専用

Photo by Mayumi

続いて訪れたのは、明治13年(1880年)に明治天皇が山梨巡幸の折、滞在された蔵元の母屋奥座敷の「行在所(あんざいしょ)」。山梨県の有形文化財にも指定されています。

明治天皇からの御下賜品や歴史資料が展示され、当時の貴重なエピソードなども伺うことができます。また、奥の間の欄間には、酒銘「七賢」の由来にもなった「竹林の七賢人」の透かし彫りを見ることもできます。

さらに、お座敷から見える小さな日本庭園や床の間の風景が、じつに風流でした。

Photo by Mayumi

最後に訪れたのは、酒造から徒歩1分、七賢の蔵元が運営する「レストラン臺眠(だいみん)」でランチタイム。酒造自慢の発酵の技をふんだんに活かしたここならではの伝統料理を堪能できます。

写真は「鮭の糀(こうじ)づけ定食」(1,850円)。糖化した酒造用糀に塩鮭を20日間漬け込んだというこだわりの焼き鮭は天下一品。料理には七賢の仕込水が使用されるほか、酒や酒粕をふんだんに使用したフルラインナップで、まさにここでしか味わえない極上ランチでした。

ホテルの滞在からはじまった地域とのつながり。

今回の酒造見学から得た学びは、確かに地域へ一歩近づくきっかけとなりました。

日常から一歩先へ、地域とつながる「#はなれ旅」へ

おいしいものを食べて飲んで、温泉に浸かってまったりするのも旅のスタイルのひとつですが、さらにもう一歩先の、普段は味わえない非日常体験、知らない土地を旅し、地域とつながることで得られる気づきや学び、感動を楽しむのもまた旅の醍醐味。

ぜひ今度の旅は「#はなれ旅」を体験しに「グランドメルキュール」「メルキュール」へ滞在してみませんか?

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