新宿駅から徒歩約1分という好立地にあるアルペン最大規模の旗艦店「Alpen TOKYO(あるぺんとーきょー)」で、「キャンプお買い物サポートサービス」を利用しながらキャンプグッズを揃えるレポートの第二弾。前回の記事では、アウトドア用の折り畳みの椅子を持って出かけてくつろぎ時間を楽しむ「チェアリング」に必要なアイテムを紹介しましたが、今回の記事では防災の観点でも役立つ、ソロキャンプに向けたアイテムをご紹介します。
キャンプ必須アイテムは防災観点でも持っておくと安心!
「Alpen TOKYO」で実施されている「キャンプお買い物サポートサービス」は、知識豊富なスタッフがマンツーマンでお買い物をナビゲートしてくれるというもの。キャンプともなると、持っておきたいアイテムはたくさんあり、何から揃えたらよいか悩みますよね。そこで、今回はソロキャンプデビューに向けて、キャンプなどアウトドアでも使うことができ、さらに、いざというときの防災グッズとしても役立つアイテムについて、点数を絞って紹介してもらいました。
5階のフロアでは、使うシーンのカテゴリーごとにアイテムが陳列されているため、欲しい商品が探しやすくなっています。ライトやランタンを扱う「AKARI」コーナーでは、LED、ガス、ガソリン、オイルなどの各種ランタンや、ヘッドライトやキャンドルなど、灯りにまつわるグッズがずらりと揃います。
まずは、キャンプシーンで必須ともいえるランタンを探します。
「ランタンは、キャンプには必須アイテムです。こちらは手のひらサイズというコンパクトさで、さらに300gという超軽量。あまりキャンプに行く機会が多くなくても、自宅に備えておけばいざというときにも活躍します」とスタッフの平門さん。
今回おすすめしてもらったのは、こちらの「LUMENA」のランタン「LUMENA 2」。防塵・防水・耐衝撃というアウトドア時にうれしい機能があり、さらにUSBの差し込み口が付いているのでモバイルバッテリーとしても使うことができます。スマホだけでなく、ホットカーペットなどのUSBで充電するタイプにも使うことが可能。これは便利!
手のひらサイズというコンパクトさでいて、真っ暗なキャンプ場もパッと明るく照らしてくれる光量。さらに、最大100時間の連続使用が可能です。調光は白色・昼白色・電球色の3段階で切り替えができます。作業時には白色に、夕食後のまったりタイムには電球色にと、シチュエーションに合わせて使い分けも可能です。
続いては4階のトレッキングコーナーへ。こちらで紹介してもらったのは、「SOL」のシュラフカバー「エスケープライトヴィヴィ」。内面には高純度なアルミ蒸着加工が施されていて、体熱の最大70%を反射して暖かさをキープします。単体で使うこともでき、寝袋の中に入れて使うインナーシュラフとしても使うことができるアイテムです。
昼は暑くても夜はぐっと気温が下がるキャンプシーンでは、温度調整を上手にすることも快適に過ごす大きなポイント。同時に、防災の観点で、防寒対策ができるという点は、避難時にも役立ちます。それがここまでコンパクトな手のひらサイズにで携帯できるというなら、持っておいて損はなさそう。
ブランド名である「SOL」は、「Survive Outdoor Longer」の頭文字をとったもので、非常時に役立つアイテムを数多く取り扱うアメリカのエマージェンシーアイテムのトップブランドとか。たくさんのブランドを取り扱うスポーツ用品店だからこそ、新しいものとの出合いがあります。
4階トレッキングコーナーには水関連のグッズもあります。コーナーに商品がずらりと並びます。
水の確保は、アウトドア観点でも防災観点でも必須事項です。こちらは、携帯型の浄水器「ソーヤー ミニ SP128」。超高密度のフィルターでろ過することで、川の水も飲めるようになるという、驚きのアイテムです。
アウトドアシーンでは、たくさん水を持ち運ぶ必要がなく身軽に過ごせます。また、災害時には、ミネラルウォーターの継続的な確保が難しくても、これがあると安心感が違います。使い方も簡単で、付属のストローを水源に浸けるだけ。一般的なペットボトルにも装着できるという使い勝手のよさです。
次に持っておくとよいと紹介されたのは、「携帯トイレ」。「袋と凝固剤がセットになっているため、これ1つで使えて便利です。キャンプシーンやドライブ中、渋滞にはまったときなどに安心です。もちろん災害時にも」と、平門さん。袋に吸収シートが一体化されているので、開くだけですぐに使えるシンプルな構造です。
ソロおすすめPoint 「防災」とひと言で言っても、人によって必要と感じるアイテムは微妙に違います。マンツーマンで相談しながら買い物を進められる「キャンプお買い物サポートサービス」なら、自分の状況なども伝え、本当に必要なアイテムを吟味して選ぶことができます。
次はキャンプにも防災にもおすすめのフードをチェック!
豊富なラインアップ!キャンプ&備蓄用フードのコーナーへ
次に紹介してもらったのが、キャンプシーンや非常食などとしても活躍する「FOOD」のコーナー。こちらは5階のキャンプ用品売り場内、エスカレーター上がってすぐのコーナーにあります。キャンプや非常食用としてはもちろん、普段でも試してみたい!と思わせるほどの充実したラインアップです。
キャンプシーンで、炊きたてのおいしいお米が食べたい!という場合にぜひ試してみたいのが、こちらのお米。飯盒で炊くと焦げなどの失敗もつきものですが、「不思議なめし袋」 なら、米を研がずに袋に入れ、約20分間浸すだけで、失敗することなく炊きたての白米を食べることができるそう。火加減も調整不要です。水も不要なため、災害時でも活用しそうです。
こちらは、「CoCo壱番屋」のカレーと、炊いたお米を急速乾燥したアルファ米のセット。キャンプシーンでカレーを食べたいけれどひとりだし簡単に済ませたい…というときにもぴったりです。アルファ米が入った袋を食器代わりにして使うことができ、スプーンもセットになっているため、カトラリーも不要。アルファ米は熱湯で約15分、水の場合は約1時間で戻せます。お湯か水さえあれば、「CoCo壱番屋」のカレーを楽しむことができるなんて!
こちらがキャンプグッズの手始めとして今回おすすめされたアイテム。すべて防災グッズとしても使えるものばかりなので、キャンプに行く頻度がそこまで多くないという人でも家に備蓄しておくと、いざというときに役立つこと間違いなしです。
ソロおすすめPoint ソロチェアリングやソロキャンプにぴったりの、手軽なフードもたくさん。大人数で楽しむアウトドアとはまた違った視点で、手軽さや便利さを求めて訪れるソロキャンパーも多いようですよ。いろいろな種類があるので、まずは好きな食品や気になるものからトライを!
カテゴリーごとやブランドごとの陳列で買い物がしやすい
「キャンプお買い物サポートサービス」でひと通り案内してもらった後は、そのほかのアイテムをぐるっと見て回っても。品揃えが豊富すぎて選べない…ということがないよう、カテゴリーごとに陳列してあるから比較もしやすい!
リビングコーナーには、vol.1のチェアリング編 で見た椅子やテーブルだけでなく、ブランケットなどのアイテムもあります。
チェアリングでおすすめしてもらった調理器具の付属商品なども。慣れてきたらどんどん買い足していろいろな料理に挑戦して、ソロチェアリングやソロキャンプを極めていくのも楽しそうです。
そのほか、キャンプ飯を彩る食器なども充実。デザインやカラーも豊富です。軽くてコンパクトなアイテムだと、つい揃えたくなっちゃいます。
「1つお気に入りのカトラリーを持っておくと、アウトドアシーンでの食事がより豊かになりますよ」と、平門さん。
キャンプ上級者のなかには、ブランド縛りでアイテムを揃える人も多いようです。見た目の統一感はもちろん、ブランド統一で揃えるといろいろとグッズの汎用性が高まることも多く、そういった利点もあるそう。「snow peak」「THE NORTH FACE」「Coleman」など、キャンプ御用達ブランドごとのコーナーもあるため、ブランド統一で探したいという人にとっても買い物しやすい陳列となっています。
「なかでも『Coleman』は、ベテランキャンパーにもファンの多い老舗ブランド。機能的で簡単に使えるアイテムが多いので、初心者にもおすすめですよ」と、平門さん。
ソロおすすめPoint 2時間の「キャンプお買い物サポートサービス」が終了した後も、そのまま店内を回遊するという人も多いとか。店内は広々としているので、ひとりでじっくりと商品を吟味しながらショッピングするのに最適な空間。4・5階のキャンプグッズだけでなく、3階のアウトドアアパレルものぞいてみたいですね。
「Alpen TOKYO」なら、アウトドア初心者の「何から揃えていけば分からない…」という不安も即解消。「キャンプお買い物サポートサービス」は予約が必要ですが、予約がない場合でもスタッフに相談すれば親身になってアドバイスをしてくれます。お気に入りアイテムで楽しくソロアウトドアデビュー、してみては?
■Alpen TOKYO(あるぺん とーきょー)
住所:東京都新宿区新宿3-23-7 ユニカビル
TEL:03-5312-7680
営業時間:11~22時(土・日曜、祝日は10時~)
定休日:無休
ソロおすすめPoint
■取材時のソロ率
:90%(木曜のオープン時)
■おすすめの利用シーン
:今年こそチェアリングやキャンプデビューしてひとり時間を満喫したいとき、本当に使えるキャンプグッズを吟味したいとき、防災アイテムを揃えたいとき
Text:松崎愛香
Photo:斉藤純平
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。