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母の認知症が治る? 父が決めてきた入院に従うことしかできなくて

  • 2024.4.18
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病院を見つけた (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
病院を見つけた (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

小学5年生にして、若年性認知症となった母のお世話をする「ヤングケアラー」となった過去をもつのは長野県御代田町のケアマネジャー、美齊津康弘(みさいづやすひろ)さんです。

美齊津さんのお母さんは48歳で認知症を発症。美齊津さんは当時小学生の身でありながら、学校から帰宅すると母の世話に追われる日々を送っていたそう。「僕がやらなきゃ家族が壊れる」と思い必死にこらえるも、自分のことすらわからなくなっている母に怒りと悲しみが湧いてきて…。

大好きだった母が変わっていくことの想像以上の苦悩と葛藤、そして誰にもわかってもらえないという孤独感。人生を変えてしまうほどの壮絶な経験の数々に心が痛みます。

小学5年生から介護が始まった僕のお話 (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
小学5年生から介護が始まった僕のお話 (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

※本記事は美齊津康弘・原案、吉田美紀子・漫画の書籍『48歳で認知症になった母』から一部抜粋・編集しました。

今日も部屋にいた (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
今日も部屋にいた (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
洗面台から臭う (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
洗面台から臭う (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
トイレの時間 (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
トイレの時間 (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
どうせこれが僕の運命なんだ (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
どうせこれが僕の運命なんだ (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
お母さんの病気が治るかもしれない (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
お母さんの病気が治るかもしれない (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
遠い病院だからなかなか会えなくなる (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
遠い病院だからなかなか会えなくなる (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
治る?お母さんが? (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
治る?お母さんが? (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
そんな夢のような話… (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA
そんな夢のような話… (C)美齊津康弘、吉田美紀子/KADOKAWA

小学5年生が背負っていた誰にもわかってもらえないという孤独感、人生を変えてしまうほどの壮絶な経験の数々。まず私たちにできることは、そのような「ヤングケアラー」の存在を知ることです。

「母の認知症が進行していくに従い、どんどん不安が大きくなっていきました。今まで頼りになる存在であった母が崩れていくことへの不安、それに伴い自分の生活がこの先どのように変わってしまうのか分からない不安に常に怯えていました。

最初の頃は母の行動や言動を受け止めることができず、『これは夢に違いない。ある日目が覚めたらお母さんは元通りになるはずだ。』といつも考えていました。」と語ってくださった美齊津さん。

美齊津さんが背負っていた、誰にもわかってもらえないという孤独感には胸が締め付けられます。

原案=美齊津康弘、漫画=吉田美紀子/『48歳で認知症になった母』

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