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40代50代で性欲が増す人となくなる人の違いって?失った性欲を取り戻す方法は?

  • 2024.4.18
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40代50代の女性のなかには「こんなに性欲が強いのは異常?」と不安になる人がいる一方で、性欲のなさゆえパートナーとの関係性がぎくしゃくしてしまったという人も。個人差はあるものの、更年期による女性ホルモンの分泌の乱れなどが性欲に影響を与えると考えられています。女性の性欲の仕組みや、性欲を取り戻したい女性におすすめの対処法を解説します。

1.そもそも女性の性欲がわく仕組みって?

性欲には女性ホルモンの「エストロゲン」や男性ホルモンの「テストステロン」、愛情ホルモンの「オキシトシン」などが複合的に関係しています。生理後は性欲が高まり、排卵日から生理前には性欲が減るという声が多く聞かれますが、これはエストロゲンの分泌量が排卵前後で増減することが原因と考えられています。
一方で「むしろ生理前のほうが性欲が強くなる」という人もいるため、生理周期と性欲の関連には個人差があることを押さえておきましょう。
また、テストステロンには性欲を強くする働きがあります。テストステロンは男性ホルモンと呼ばれていますが、女性の体内でも分泌される物質。更年期以降の女性はエストロゲンの分泌が減少して、相対的にテストステロンの影響を強く受けるようになるため、更年期頃から性欲の高まりを感じる場合があります。
なお、オキシトシンは相手との心身の触れ合いによって分泌されるホルモンで、ハグや性行為をすると男女ともに分泌され、性欲が高まります。

2.性欲の仕組みは男女で大きく違う

男女ともにホルモンが性欲に関与しているものの、性欲が高まる仕組みは男女で大きく異なります。
性反応の高まり方の男女間の差異について研究した精神科医のヘレン・シンガー・カプラン(1929-1995)は、「男性の場合は視覚的な刺激などを受けると明確に性欲のスイッチが入って性的興奮につながるが、女性は男性に比べて明確な性欲が出にくい」と報告しています。女性の性欲は、パートナーとのハグやキスなど、精神・肉体的な接触によってゆっくり高まっていくものなのです。
男性と女性では、性欲の高まる仕組みやタイミングが違います。このことを理解しておかないとパートナーとのすれ違いが生じたり、セックスレスになったりするおそれがあるため注意が必要です。

3.年齢を重ねるごとに性欲が変化する理由

個人差はありますが、女性の性欲は30代~40代にピークに達することが多く、男性はテストステロンの分泌が増大する20代で特に性欲が強くなるといわれています。女性の性欲が高まる年代が男性よりも遅いのは、肉体的な成熟に加えて、性的な経験を積んで精神的に楽しむ余裕ができるためとするのが一般的な見解です。
また、40代~50代の女性は、性的欲求が減る人と高まる人とに顕著に分かれる場合があります。40代以降で性欲が増減する背景には、次の理由が挙げられます。

①性欲がなくなる理由

40代~50代の女性の性欲が少なくなる場合、「出産という目的がなくなり性交渉への意欲が減った」「性交時の痛みがつらくて性行為を楽しめない」といった事情がある人が多いようです。更年期以降は女性ホルモンの減少によって、膣の乾燥や萎縮が起こりやすくなります。結果として性交の際に濡れにくくなり、挿入時の痛みがつらくて性行為から遠のいてしまうのです。

②性欲が高まる理由

40代~50代の女性の性欲が高まる理由については諸説ありますが、「性的な経験を積んで性交渉の楽しさ・快楽を知ったため」や「ホルモン分泌の変化によるもの」という説が一般的。更年期になると女性ホルモンの分泌が減り、相対的にテストステロンが強く働いて性欲が強くなると考えられています。

4.女性の性欲を高める5つの方法

性欲を高めたい女性は、次の5つの方法を試してみて。気になるものから無理なくチャレンジしてみましょう。

①パートナーとのコミュニケーションを増やす

パートナーとの接触が減ると性欲は減退してしまうため、コミュニケーションの機会を増やしましょう。キスやハグだけでなく、相手の目を見つめたり、一緒に食事をとって他愛ないおしゃべりを楽しんだりするのも大切なコミュニケーションです。
心身の触れ合いによって愛情ホルモンのオキシトシンが分泌され、相手への愛着が高まります。オキシトシンは性欲を高める効果があるため、パートナーとの幸せな性行為につながるでしょう。

②ストレスや疲労をケアする

一般的には、慢性的なストレスに悩まされていたり、疲労困憊でヘトヘトになっていたりすると、性欲は低下しやすくなります。そのようなときは静養が第一。十分な休養をとって心身ともに元気が戻れば、性行為への意欲が高まっていく可能性が高いのです。
睡眠不足や精神的な不安感などがある場合、まずはしっかりと休んで心と体の元気をとり戻しましょう。

③性的なコンテンツを活用する

カップル向けのハウツー動画や性的なシーンを含む恋愛映画などの性的なコンテンツを活用して、ムードを高めていくのも一つの手。「アダルトビデオは男性目線で作られているから不自然だし不快になる」という女性も多いですが、最近では女性が見やすい作風のものや、男女ともに学べるコンテンツも多く配信されています。気になる人はチェックしてみて。

④性器の乾燥や痛みを改善する

性交時に濡れない、性交痛がつらいなどの理由でセックスレスになっている場合は、それらのトラブルへの対処が重要。潤滑ジェルを活用する、前戯に時間をかけるなど、性交時の苦痛をとり除く工夫をしていきましょう。
性行為に苦痛を感じると、徐々に性行為から遠のいて性欲も減退してしまいます。悪循環に陥らないよう、パートナーと相談したりアイテムをとり入れたりすることが欠かせません。

⑤漢方薬を飲む

性欲の低下で悩んでいる人は、根本改善を目指す漢方薬を服用するのもおすすめ。更年期前後の性欲の低下にはホルモンバランスの乱れやストレス・疲労の蓄積、内臓の機能の低下などが影響している場合があります。そのため性欲低下などの更年期トラブルには、ホルモンバランスの乱れを整えたり、自律神経に働きかけたり、消化・吸収機能を良くして疲れをとったりする漢方薬が適しています。

<性欲低下を含めた更年期の不調でお困りの人におすすめの漢方薬>

桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
比較的体力がなく、神経質な人に。神経が過敏になることで起こるイライラや不安、不眠などを改善します。また、夢交や性感異常などの性的神経障害に対して用いられる場合もあります。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
元気や食欲がなく、疲労感が強い人に。全身的なエネルギー不足を補って、疲労倦怠や虚弱体質に働きかけます。胃腸の動きを良くして体力を回復させ、元気をとり戻す作用があります。

漢方薬を選ぶ際には、自分の症状や体質に適したものを見極めることが欠かせません。合わない漢方薬を服用しても望む効果は得られず、場合によっては副作用が出ることもあるため、漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談しながら選ぶといいでしょう。とはいえ、性生活に関わる悩みはなかなか人には相談しづらいもの。「対面相談は恥ずかしい」という場合には、オンラインでの漢方薬個別相談サービスもおすすめです。

教えてくれたのは…「あんしん漢方」薬剤師 碇純子さん

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)。神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「」で情報発信を行っている。

編集/根橋明日美 写真/PIXTA

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