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写真で振り返るユ・サンチョルさん追悼試合 蔚山現代と横浜FMが心一つに「諦めない魂は我々が…」

  • 2024.4.18

「諦めない魂は我々が受け継ごう ユ・サンチョルヒョン(兄貴)とともに…」

特別なACL日韓対決だった。

4月17日、蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝の第1戦。試合はホームチームの蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)が横浜F・マリノスに1-0で勝利した。

事実上の“東地区決勝”で激突した蔚山と横浜FMは、お互いにチームのレジェンドであるユ・サンチョルさんを追悼し、心を一つにした。

蔚山も横浜FMも近年のACL常連クラブだが、直接対決するのは意外にも今回が初めてだ。そこで、勝負を離れ、特別なメモリアルイベントを両クラブが心を一つにして企画した。ともに共有できる熱い思い出があった。

すい臓がん闘病の末、2021年6月7日に49歳の若さでこの世を去ったユ・サンチョルさんの存在だ。

ユ・サンチョル
横浜FM時代のユ・サンチョルさん
ユ・サンチョル
(写真=蔚山現代)蔚山時代のユ・サンチョルさん
日韓で愛された「サンチョルヒョン」

現役時代はストライカーから中盤、サイドバックまですべてのポジションをハイレベルにこなす“ユーティリティプレーヤー”として活躍したユ・サンチョルさん。

蔚山では1994~1998年、2002~2003年、2005~2006年の通算9シーズン在籍し、Kリーグ通算144試合38ゴール9アシストを記録。Kリーグ(1996、2005年)、リーグカップ(1995、1998年)、スーパーカップ(2006年)、A3チャンピオンズカップ(2006年)優勝を経験した。

また、横浜FMでも1999~2000年と2003~2004年に活躍し、2度のJリーグ優勝(2003、2004年)に大きく貢献した。柏井レイソルにも2001~2002年に在籍し、Jリーグ通算113試合44得点を記録した。

ユ・サンチョル
横浜FM時代のユ・サンチョルさん
ユ・サンチョル
横浜FM時代のユ・サンチョルさん

蔚山はアジアサッカー連盟(AFC)と横浜FMの同意と協力を得て、ホーム開催のACL準決勝第1戦で「ユ・サンチョルさんメモリアルイベント」を開いた。

会場の一角に設けられた「献身と記憶の壁(Wall of Legends)」は、ユ・サンチョルさんを追悼する空間に彩られた。ホーム側に設置された同空間は横浜FMサポーターのためにも開放された。

蔚山文殊サッカー競技場
蔚山文殊サッカー競技場
ユ・サンチョル
ユ・サンチョルさん
ユ・サンチョル
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)

横浜FMサポーターは、ユ・サンチョルさんの生前に本拠地・日産スタジアムで彼の快癒を願う横断幕を掲げ、韓国でも注目を集めた。

今回も多くのサポーターが韓国まで駆け付けたほか、ユ・サンチョルさんのお墓がある忠清北道忠州市(チュンチョンブクド・チュンジュシ)も訪れたという。

蔚山の選手たちは入場時、ユ・サンチョルさん追悼グッズのタオルマフラーとTシャツを着用。両チームの選手とサポーターはキックオフ前、ユ・サンチョルさんのメモリアルムービーを全員で見た。

蔚山現代
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ユ・サンチョルさん追悼グッズを着用し入場する蔚山現代の選手

横浜FMゴール裏は、日本語と韓国語で書かれた横断幕を掲げていた。

「諦めない魂は我々が受け継ごう ユ・サンチョルヒョン(兄貴)とともに…」

横浜F・マリノス
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)横浜FMゴール裏が掲げた横断幕

“サンチョルヒョン”という慣れ親しんだ表現を用いて、現役時代に彼が見せた諦めない精神を受け継ごうというメッセージだった。韓国のサッカーファン、サポーターが記憶するユ・サンチョルさんの選手時代と同じだ。

試合開始後にはユ・サンチョルさんが蔚山で着用した背番号にならい、前半6分に60秒間起立しての拍手が行われ、6回の「ユ・サンチョル!」コールが会場にこだました。

蔚山と横浜FM、両クラブのフロント、選手、スタッフ、ファンが一つになり、偉大なレジェンドを偲んだ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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