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わが家に立ちはだかった「小1の壁」娘の不登校を経験して思うこと

  • 2024.4.18
出典:ぎゅってWeb

娘が不登校になって思うこと

4月から小学2年生になった娘。小学1年生の2学期から不登校になりました。新しい新生活が始まるこの4月。同じように悩んでいる人の何か役に立てればいいなと思い、娘の不登校を経験して思うことをブログでお話ししようと思います。

まさかわが子が…

近所のお姉ちゃんと一緒に学校に行くことを楽しみにしていた娘。待ちに待った小学校入学を迎え、少し手が離れたとホッとしたのもつかの間。

ゴールデンウィーク明けから「ママと一緒にいたい」「学校が楽しくない」と登校しぶりが時々始まり、2学期に学級閉鎖になったことをきっかけに休みがちになり、とうとう不登校になったわが子。

まさかわが子が…と受け入れられず、さまざまな葛藤がありました。「学校」という言葉を発するだけで表情は曇り、何度も連れて行こうとしましたが、かんしゃくを起こし、心が限界を迎え、娘が過呼吸を起こすようになってしまいました。

担任の先生も忙しい中、こまめに電話をくれて「長く休むと行きにくくなるから、1時間だけでもお母さんと一緒に学校に」と言ってくれたのですが、家からも出られない、着替えさえも嫌がり、泣き叫ぶわが子を前に途方に暮れ、しだいに先生からの連絡もプレッシャーに感じるようになってしまうほど、私が追いつめられていきました。

1人で抱え込まず、いろいろな人に相談を

娘が不登校になるまでは、もしそうなったら「無理に学校に行かせなくてもいいんじゃないか」そう思っていました。けれどわが子が実際そうなると、「ずっと学校に行かなかったら…」「勉強はどうしよう…」といろいろな不安が押し寄せてきて、心が元気になるまで見守りたい気持ちと、学校に行ってほしい気持ちと毎日シーソーのように揺れ動き、先の見えない真っ暗闇の中を進んでいるようでした。

そんな中、1人で抱え込まず、ママ友や職場の人、中学からの同級生などいろいろな人に話を聞いて、何とか自分の心を保っていました。いろいろな人の話を聞く中で、不登校を経験している人が自分が思っているよりも多く、みんな大人になって自分の好きな道を選んで頑張っている話を聞くと、少し心が軽くなり光が見えてきたような気がしました。

ソーシャルワーカーの先生との出会いで見えてきた光

学校専属のソーシャルワーカーの先生がいることをママ友から教えてもらい、ソーシャルワーカーの先生に娘の状況を話すと、「ゆっくりまずは休んで、娘のペースでゆっくり進めましょう」と言ってもらい、「学校に行かせなければならない」という呪縛から解き放たれたような感覚になり、ホッとしたのを覚えています。

不登校の専門的な知識のあるソーシャルワーカーの先生と、担任の先生と娘も交えて月に1回面談をして、先生とカードゲームをして遊んだり、どの授業なら出られそうかなど娘の気持ちに寄り添いながら話を進めたりしてもらったおかげで、徐々に娘の表情も明るく笑顔が見られるようになり、私と一緒なら少しの時間、授業に参加できるようになってきました。

1人で抱え込まず、いろいろな人を頼ったことで見えてきた光。困った時は、誰かを頼る大切さを改めて学びました。

不登校になって気づいたこと

不登校の当初は、真っ暗闇のトンネルの中を進んでいるような感覚でしたが、不登校についていろいろな勉強をしたり、ソーシャルワーカーの先生の話を聞くことで、ふと不安になることもありますが、少しずつ前向きに捉えられるようになっていきました。

不登校を経験したからこそ、人の温かさを改めて感じたり、娘と一緒に毎週、母子登校することで、娘の成長を近くで感じたり、なかなか普段は参加できない始業式や終業式に子どもと一緒に参加したり、毎週授業に参加することで、普段の子どもたちの様子や先生が子ども達とどんな思いで向き合ってくれているのかが分かり、不登校を経験しないと分からないことがたくさんありました。

中でも一番の気付きは、今までなにげなく過ごしていた「子どもが学校に行く毎日」は当たり前ではなかったということ。当たり前に参加できると思っていた参観や運動会、音楽会。けれど不登校になった今、運動会には参加できないかもしれない、音楽会は見られるのかな…とふと思うことも。

当たり前ではないと分かったからこそ、ひとつひとつの行事の大切さが分かり、参加できた時の喜びは不登校を経験する前よりさらに大きく感じるようになり、より子どもの成長のありがたみを感じられるのが、不登校を経験したからこそ分かる喜びではないかと感じています。

<ぎゅってブロガー/北嶋ゆみこ>

元幼稚園の先生、今は保育士として働くの2児のママ。 初めての子育てでうまくいかず思い悩む日々… そんな中で見つけた「ママ達に寄り添い笑顔にしたい」という新たな夢♡ 触育ベビーマッサージ講師の資格を取り、子育てでいろいろな葛藤をしながらも自分の夢に向かって奮闘中です★

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