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“クビ”になったメンバー3人を一方的に擁護する内容を放送…FIFTY FIFTYの事務所、番組CPらを告訴

  • 2024.4.18

ガールズグループFIFTY FIFTYの所属事務所ATTRAKTとチョン・ホンジュン同代表が、韓国SBSの時事番組『それが知りたい』(原題)のハン・ジェシンCPとチョ・サンヨン担当PDを告訴した。

4月18日、ATTRAKTの代理人であるキム・ビョンオク弁護士が「被告訴人は事実関係の確認なしに偏向的な内容を放送した」とし、「虚偽事実を摘示して所属事務所とチョン・ホンジュン代表の名誉を毀損したため、告訴を進行することになった」と伝えた。

『それが知りたい』の「ビルボードとガールズグループ:誰が翼を折ったのか」編が放送された2023年8月19日は、FIFTY FIFTYのメンバー3人が提起した専属契約不存在仮処分訴訟の結果が出る10日前だった。

その放送に対しては、視聴者からも「内容が一方的で偏向的」との指摘が相次いだ。その結果、1146件もの苦情が入り、放送審議委員会によれば“苦情最多の番組”だったという。

「K-POP全体の正義を守るために」
FIFTY FIFTY。左からシオ、セナ、アラン、キナ
(写真提供=OSEN)FIFTY FIFTY。左からシオ、セナ、アラン、キナ

今年3月5日に開かれた「放送審議小委員会」で委員会は「視聴者を欺瞞したと考える。番組自体が途方もない社会的混乱を引き起こした」とし、『それが知りたい』に放送審議委員の全員一致で法廷制裁「警告」を議決した。

前出のキム・ビョンオク弁護士は、『それが知りたい』は放送審議に関する規定第11条と第14条に違反した放送だったと主張した。

放送審議規定第11条には「放送は裁判が継続中の事件を扱う際には、当事者の公正な裁判を受ける権利を侵害しないよう留意しなければならない」と明記されている。

また、第14条では「放送は事実を正確に客観的な方法で扱うべきであり、不明確な内容を事実であると放送して視聴者を混乱させてはならない」と規定している。

ATTRAKTのチョン・ホンジュン代表は「テンパリング(専属契約期間中に他事務所と事前接触すること)事態で会社の存廃が揺らぐ危機に直面したが、信じて応援してくださったすべての方々のおかげで乗り越えることができた」とし、「だからこそK-POP産業全体のイメージを低下させ、混乱を引き起こす偏向放送は、これ以上作られてはならないと考える」と明らかにした。

続けて「被告訴人たちの心からの謝罪も現在までなかった。それで告訴を決定し、当社の名誉だけでなくK-POP全体の正義を守るために、大変な道だろうが、闘っていこうと思う」と伝えた。

◇FIFTY FIFTYとは?

キナ(2002年生まれ)、セナ(2004年生まれ)、シオ(2004年生まれ)、アラン(2004年生まれ)の4人で構成されたガールズグループ。全員が韓国出身。2022年11月にアルバム『THE FIFTY』でデビュー。2023年2月に1stシングルアルバム『The Beginning: Cupid』をリリースし、そのタイトル曲『Cupid』が大ヒット。米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に25週連続チャートイン(最高順位17位)し、BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を大幅に更新した。“中小芸能事務所の奇跡”と呼ばれた。しかし同年6月、突然メンバー全員が専属契約効力停止仮処分申請を提出し、所属事務所と紛争が始まった。最終的にキナだけが復帰。所属事務所は同年10月、3人に専属契約解除を通知した。

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