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【特急「ひのとり」が大人気なワケとは?】大阪〜名古屋を繋ぐ!プレミアムシート感動乗車ルポ

  • 2024.4.18

大阪〜名古屋の2都市間を公共交通機関で移動する際に、多くの人は最短ルートの新幹線を選ぶのではないでしょうか。そのほかの手段としては特急列車や長距離バスなどが選択肢に入ってきますが、おすすめしたいのが特急「ひのとり」のプレミアムシートです。新幹線より長時間かかることを差し置いてでもおすすめしたい理由を、実際の乗車ルポからご紹介します。

近鉄特急「ひのとり」って?

「ひのとり」は「大阪難波駅」と「近鉄名古屋駅」を結ぶ特急列車です。メタリックレッドの車体は迫力があってひと際目立ち、電車好きの人々や子どもたちの注目の的になることも少なくありません。

そんな「ひのとり」の車両はレギュラーとプレミアムの2種類で構成されており、コンセプトは「くつろぎのアップグレード」。快適な移動空間をテーマに掲げるほど、居心地のよさを感じられる工夫が随所に散りばめられているのが特徴です。

いつもは新幹線での移動が多い筆者ですが、今回はあえて「ひのとり」のプレミアム車両で大阪から名古屋に移動してみました。

新幹線と変わらない料金なのに大人気!

「新幹線のぞみ号」の普通車指定席「新大阪〜名古屋」は、6,680円。それに対して「ひのとり」の「大阪難波〜近鉄名古屋」は、4,990円。プレミアム料金の900円を加算して、合計5,890円です。倍ほどの時間がかかるわりに、料金はあまり変わりません。

そんな金額設定でも、とくに週末のプレミアム車両は発売と同時に席がどんどん埋まっていくほど人気なのです。筆者は発売開始の2日後にWebから予約をしましたが、残り5席のところに滑り込むことができました。

新幹線派も唸る?!プレミアムシートの快適さに感動

いざ、プレミアム車両に乗り込みましょう。階段を上ったドアの先が座席スペースになっています。通常より床に高さのある「ハイデッカー」と呼ばれている構造です。

全席3列シートで、広々とした贅沢なつくり。ひとつの車両に僅か21シートしかありません。

最前列、または最後列の座席は、大きな窓越しに景色を楽しめる人気席。すぐに予約が埋まってしまうようなので、狙うならば予約開始と同時に確保したほうがよさそうです。

こちらが本革を使用したプレミアムシート。手前の座席は基本の形で、奥の座席は限界までリクライニングさせた状態です。全席にバックシェルを採用しているので、どれだけ倒そうと後ろの人に迷惑をかけることはありません。いつでも好きな角度でのびのび過ごせます。

リクライニングは手元のボタンで簡単に操作できる電動式で、細かいところまでノンストレス。

高さや角度が調整できるエアリーでふわふわなヘッドレストが、頭をやさしく包んでくれます。読書灯も完備。

座席の前後間隔は130cmとゆとりがあり、高身長でも問題なくくつろげます。

小さなテーブルに加えて、肘掛けの中には大型テーブルが収納されています。パソコン作業にも適したサイズで仕事も捗りそう。もちろんコンセントも各座席にあり、充電可能です。正面の荷物フックは2カ所。痒い所に手が届く仕様に、不便を感じることは全くありませんでした。

なによりカップホルダーがあるのは嬉しい! 揺れてこぼれる心配もなく、作業の邪魔になりません。

緑豊かな山の中や、田畑が広がる住宅街を、どんどん通過していきます。移りゆく景色を存分に味わえる大きな窓のおかげで、なんだか観光列車のような気分。筆者が乗った4月は桜の木々があらゆるところに点在していて、日本の美しい春の風景を思いがけず満喫できました。

鍵付きのロッカーで荷物も安心

プレミアム車両には、荷物置きスペースではなく鍵付きのロッカーが設置されています。お手洗いなどで席を離れる際に安心できることはもちろんですが、せっかくの広々シートが荷物で狭くなってしまう心配もありません(ただし6つしかないので、入れたい場合はお早めに)。

ロッカーは無料ですが、施錠するには自身のICカードが必要です。小さなスーツケースを入れてみても、まだまだ余裕のあるサイズでした。

旅心くすぐるコーヒーマシンや自販機

車内で過ごす時間をもうワンランク心地よいものにするために、挽きたてのコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか。プレミアム車両のカフェスポットでは、ドリンクやお菓子が販売されています。

コーヒーは、香ばしくてコクのある「煎(SEN)」と、甘味とキレを両立した「すっきりブレンド」の2種類。どちらも200円です。

このようなコーヒーマシン自体は決して珍しいものではありませんが、電車の中というだけで特別な体験になるもの。旅心をくすぐり、テンションが上がります。

車体と同じカラーをした「ひのとり」オリジナルのカップがかっこいい。近鉄さん分かってるな〜なんてニヤリ。

自販機ではお菓子やドリンクが販売されています。コーヒーマシンからは無料でお湯が出せるので、もちろんドリンク類はその場で飲める仕組みになっています(この日のラインアップは、コンソメオニオンスープ、ココア、紅茶でした)。

「ひのとり」オリジナルグッズのキーホルダーやハンカチは、旅の思い出になりそうですね。

あっという間に過ぎ去った2時間

ふかふかのシートで脚を伸ばし、大きなテーブルで食事をして、挽きたてのコーヒーを飲み、車窓からの景色を楽しむ。うたた寝しようと思っていたのに一度も目を閉じることはなく、あっという間に終着駅に到着してしまいました。「ひのとり」に乗っていられるのは最長でも2時間と少しの間ですが、こんなに快適ならばもっと長距離でも心地よく過ごせそうです。

頻繁に通うルートも、移動手段を変えるだけで新鮮な体験になるということを改めて体感し、旅心を刺激されたのでした。「ひのとり」が誇る感動的なくつろぎ空間を、ぜひ一度味わってみてください。

 

©︎Yukika Sonoda

 

 

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