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今話題の「飲む日焼け止めサプリ」って何? 安全性や効果、選び方も解説【2024年版・医師監修】

  • 2024.4.18
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あらゆる肌トラブルの原因といわれる紫外線ダメージを内側からケアしてくれる「飲む日焼け止め」をご存じだろうか。紫外線を直接的にカットできるものではないが、肌のターンオーバー促進や抗酸化作用が期待できるサプリメントだ。この記事では「飲む日焼け止め」の成分や効果といった基礎知識から選び方もご紹介。

【INDEX】

飲む日焼け止めとは?その効果と基本情報

飲む日焼け止めの種類と選び方

飲む日焼け止めに関する疑問

まとめ

教えてくれるのは…松倉クリニック代官山院長 貴子先生

Harper's BAZAAR

松倉クリニック代官山 院長。日本形成外科学会認定専門医。帝京大学医学部を卒業後、京都大学付属病院など大学病院を経て、都内の美容外科クリニック院長などを歴任。日本形成外科学会認定専門医の知識を活かして、正しい美容医療を行う。2012年1月より現職。

飲む日焼け止めの効果とメリット・デメリット

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美容感度の高い層を中心に認知が広まっている「飲む日焼け止め」。サプリメントだけでは日焼けを完全に防ぐことはできないが、正しく取り入れれば、肌のダメージや老化を遅らせる強い味方になるはず。以下から基本情報をチェックして。

飲む日焼け止めとは

飲む日焼け止めとは、「服用することで日焼けダメージを抑えられる」と謳う商品を指す造語だ(本記事でも造語として使用)。実際には、日焼けを直接防止する効果はなく、あくまでダメージを軽減するためのサポートという位置づけだ。

「以前は、紫外線による影響と言えば"日焼け"という認識しかありませんでしたが、真皮へのダメージや、活性酸素による全身への影響などの知見が広まってきました。そのため、全身に対応できる飲む日焼け止めが人気になったのです」と貴子先生。

そのため、紫外線によるダメージを軽減するだけではなく、ビタミンCやL-システインなど、美白成分や保湿成分も配合したものが多くなっている。

飲む日焼け止めの効果は実証されていない

紫外線ダメージへの防御作用が研究などで立証されている製品は一部存在するものの、飲む日焼け止めだけで日焼けを完全に防止するということは実証されていない。

そのため、「飲む日焼け止めは、塗る日焼け止めとの併用がマストです」と貴子先生は話す。

主な成分とその仕組み

主な成分として挙げられるのが、シダ科植物由来のフェーンブロック(PLエキス)と、天然のシトラス果実とローズマリーの抽出物であるニュートロックスサンだ。これらには、紫外線防御作用、抗炎症作用、抗酸化作用、免疫防御作用、細胞DNA保護作用、皮膚構造の保護作用などがあると言われている。

「この2つの成分は併用もOKです。春夏だけではなく、エイジングケアのため通年で飲んでいただくのがおすすめです」。

飲む日焼け止めのメリット

「飲む日焼け止めの使い方は、塗る日焼け止めの作用を増強するイメージです。紫外線によるダメージを受けたくない人は飲むべきですね」と貴子先生。飲む日焼け止めの紫外線による肌の炎症を抑える効果は強く、日焼けによる赤味も軽減できるという。

さらに、肌内部から抗酸化を行い、老化の原因となる過剰なフリーラジカルを破壊してくれるほか、真皮ダメージを軽減し、紫外線からDNAを保護する作用もあるといわれている。

飲む日焼け止めのデメリット

副作用などのデメリットはないが、塗る日焼け止めとの併用がマスト。前述の通り、飲む日焼け止め単体で日焼けやシミの発現を防止する効果は低いという。

貴子先生も、「美白ドリンクやサプリメントも飲めば真っ白になるわけではなく、その人の持っている肌色の範囲で白くなるというものです。そのため、飲む日焼け止めも過度に"焼けない"という期待をしないようにしましょう」と話す。

飲む日焼け止めの種類と選び方

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【1】 形状

カプセルや錠剤など、自分に合った飲みやすい形状のものを選ぼう。まれにカプセル(ゼラチン)にアレルギーがある人もいるため、既往歴がある人は注意が必要だ。

【2】服用量

薬などの内服が苦手な人は、一回に飲む錠数が少ないものを選ぶのがおすすめ。また、1日の服用回数が少ないものも、飲み忘れなどがなく安心だ。

【3】その他の成分にも注目を

抗酸化力を高めるビタミンB、C、Eや、ストレスや紫外線を避けることにより不足するビタミンD、美白効果の強いL-システイン、強力な抗酸化力を持つアスタキサンチンなど、有効成分のフェーンブロックとニュートロックスサン以外の成分が含有されていると、よりアンチエイジング効果を高めることができる。

飲むタイミングや飲む日焼け止めの効果的な飲み方は?

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いつ飲むのが効果的?

服用した瞬間から作用するものではないため、「朝、外出の準備中の服用がおすすめ」と貴子先生。有効成分のフェーンブロックとニュートロックスサンの発現時間(後述)が異なるため、二つを併用するという摂取方法もおすすめだ。

効果の持続時間は?

有効成分二つのうち、フェーンブロックは効果発現が早く(30~60分)、4~5時間ほど効果が持続する。一方、ニュートロックスサンは効果発現までに24時間以上かかるが効果は1日持続するため、併用するという方法もあるという。

「日常的な紫外線対策はニュートロックスサン主体のもの、陽射しの強い日や長時間屋外にいる日などはフェーンブロック主体のものを併用して摂取すると良いですよ」と貴子先生は話す。

併用NGの薬や食品はある?

「特にはありませんが、2つの有効成分は植物原料なので、アレルギーに注意が必要です」と貴子先生。

フェーンブロックの場合はシダ、ニュートロックスサンの場合はローズマリーやシトラス原料となるため、植物アレルギーがある場合は服用前にチェックしておこう。

まとめ

「服用することで日焼けダメージを抑えられる」ことを謳い、あくまで造語として使用されている飲む日焼け止め。紫外線によるダメージを軽減する作用はあるものの、単体ではなく塗る日焼け止めとの併用がマストのアイテムということが分かった。

しっかりと日焼け止めを塗って"日焼け"をカバーしつつ、飲む日焼け止めで肌への悪影響を軽減することで、紫外線によるダメージから肌を守っていこう。

 

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