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同棲カップルは別れる…“都市伝説”は本当か? 「結婚する」or「破局する」の違い、じつは明確だった?

  • 2024.4.16

結婚するカップル、別れるカップル…両者の違いとは?

同棲した末、結婚ではなく別れを選ぶカップルも
同棲した末、結婚ではなく別れを選ぶカップルも

有名カップルYouTuberの「なこなこカップル」が2024年3月、結婚を発表。6年間におよぶ同棲(どうせい)生活を経てついに結婚を決意したことが話題になりました。同棲して結婚に至るカップル・破局してしまうカップルにはどのような違いがあるのでしょうか。

まずは同棲の「メリット」4つ…誰しも描く幸せな生活

同棲して結婚に至るカップル・破局してしまうカップルの違いを見極める上で欠かせないのが、同棲のメリットとデメリットを理解しておくことです。メリットがデメリットを上回るなら、同棲生活を続けた先に結婚に至る可能性が高いと考えられます。

同棲生活のメリットには次のものが挙げられます。

・一緒に過ごす時間が長いため、相手を深く知ることができる・一人当たりの経済的負担や家事負担が軽くなる・二人で協力し合い支え合いながら生活できる・結婚をイメージした生活を送れる

別々に暮らしながら交際するよりも一緒に過ごす時間が圧倒的に長く、相手のことを深く知ることができるのは同棲の大きなメリットです。相手の意外な一面を見られて、それにより愛が深まることもあります。

また、一緒に生活することにより一人に掛かる経済的負担や家事負担を軽くでき、日常生活がそれまでよりもラクになることもあります。財布を一緒にしたり家事を分担したりすることで、結婚を見据えた生活を送ることも可能です。

続いて同棲の「デメリット」…乗り越えられるかどうか試金石

いつの間にかギクシャクし出した関係……原因は?
いつの間にかギクシャクし出した関係……原因は?

同棲生活は楽しいだけではなく、もちろんデメリットも存在します。

・一緒にいる時間が長いことでケンカが増える場合がある・相手に色気を感じにくくなる可能性がある・どちらかもしくはお互いにとって負担が大きくなってしまうことがある・別れるときが大変

同棲のメリットであると同時にデメリットにもなり得るのが、一緒にいる時間が長いことです。

長く一人暮らしをしてきた人が突然同棲生活を始めると、一人になれる時間の少なさにフラストレーションがたまってしまうというのはよくあるパターン。それだけならまだしも、顔を合わす時間が多くなったことでお互いの嫌な部分が見えたり、異性として魅力的に思わなくなったりして、関係が悪化してしまう恐れもあります。

ときめきばかりが先行して同棲生活を始めたことにより、理想と現実のギャップに苦しみ別れを選ぶカップルも少なくないことから、「同棲カップルは結婚せず別れる」といった言説が定着しているのかもしれません。同棲は、楽しいことばかりでなく二人にとって乗り越えるべき試練でもあります。

そして、もし同棲解消となると新しく部屋を探して引っ越しをするなど時間的、体力的、経済的、そして精神的に消耗してしまうことも考えられます。

誰しも同棲をスタートするときは恋人との幸せな生活やその先の結婚を思い描くものですが、デメリットにも配慮して慎重に決断する冷静さも必要です。

同棲から結婚に至るカップルの割合は?意外な調査結果

同棲から結婚に至るカップルの割合は?
同棲から結婚に至るカップルの割合は?

女性向けメディア「4MEEE(フォーミー)」は2022年、20~40代の男女398人を対象に「同棲に関するアンケート調査」を実施しています。

それによると、交際をスタートさせてから同棲に至るまでの期間として最も多かった回答は「1~2年以内」で24.1%。一方、3か月以内に同棲したという割合も20.9%と5人に一人となっています。

また、同棲後にそのパートナーと結婚したかどうかについては「結婚した」が63.9%%、「結婚の予定がある」8.9%という結果に。7割以上の男女がゴールインを果たしたことが分かりました。

一方で、「同棲を解消する予定」は2.5%、さらに「結婚もせず、同棲を解消した」が16.5%となっており、同棲=結婚となるカップルばかりではないということも忘れてはいけません。およそ6人に一人は、同棲をしても結婚せずに解消を選んでいるのです。

同棲を始めてから結婚に至るまでの期間については、35.6%が「半年以内」と回答。同棲から結婚につながった人の3人に一人は、半年以内に結婚を決断しています。結婚を見据えて同棲をしていることからも、この半年以内というアンケート結果は妥当です。

冒頭で触れたなこなこカップルは6年間の同棲を経てゴールインしているため、一般的には長めの同棲生活を送ったことになるでしょう。

※ ※ ※

同棲生活には必ずメリットとデメリットがありますが、それをきちんと理解した上で交際相手と真摯(しんし)に向き合えば、結婚につなげることは十分に現実的です。また一方で、一緒に暮らす中でぬぐいきれなかった違和感をそのままにせず、同棲を解消するという選択肢も間違いではありません。

相手との信頼関係、心と資金の準備をしっかりと整えて、実りある同棲生活を目指してください。

(岩井なな)

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