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ネモフィラに、パワースポットやうつわ探しをしに、おすすめのいばらき春旅

  • 2024.4.16
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春の花が咲き始めて心もワクワクし、どこかに出かけたくなる季節。そんな気持ちを満たしてくれる茨城県へのショートトリップはいかがでしょう。今回は春に行きたい名所やグルメがあるひたちなか市、那珂市、水戸市、笠間市の5つのスポットをご紹介。ひたち海浜公園のネモフィラの見ごろや、4月29日から5月5日まで開催される「笠間の陶炎祭(ひまつり)」に合わせてでかけるのもおすすめですよ。

ネモフィラに、パワースポットやうつわ探しをしに、おすすめのいばらき春旅
ネモフィラに、パワースポットやうつわ探しをしに、おすすめのいばらき春旅

青色のネモフィラに包まれる「国営ひたち海浜公園」へ

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朝、昼、夕方と異なる顔を見せるネモフィラが咲く「みはらし丘」。それぞれの時間帯を楽しんで

茨城県ひたちなか市の太平洋沿いに広がる「国営ひたち海浜公園」は、開園面積215haの広大な公園。春は丘一面をブルーの花で埋め尽くすネモフィラ、秋は赤くて丸いフォルムがかわいらしいコキアが彩る丘の風景が知られています。

春の「国営ひたち海浜公園」を訪れたら、まずはネモフィラが咲く丘へ向かいましょう。西口・翼ゲートから西池沿いを歩き、園内の北へ向かって10分から15分ほど歩くと見えてくるのが、春の一番人気のスポット「みはらしの丘」。丘を鮮やかなブルーで染めるのはネモフィラの花です。植栽面積4.2ha、潮風に揺れる約530万本のネモフィラは、多くの造園スタッフが毎年秋に種を蒔き、丹精込めて育てています。

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人気の「ネモフィラブルーソフト」各450円。やさしいブルー色のソフトはラムネ味

ネモフィラは例年4月上旬ごろから咲きはじめ、中旬から下旬ごろに見ごろを迎えます。混雑するため、GW前が花もきれいでねらい目だそう。開園か閉園近くの時間帯もおすすめです。

ネモフィラの開花時期に合わせて4月6日から登場するのは「ネモフィラブルーソフト」。みはらしの丘のそばにオープンする特設売店で、毎年販売している期間限定のソフトクリームです。この一番人気のソフトクリームはラムネ、ミルク、ミックスの3種類。上に花型のネモフィラクッキーをのせています。花畑のそばで販売するので、ソフトクリーム×ネモフィラのフォトジェニックな写真が撮れること間違いなしですよ。

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天皇陛下のご成婚を記念して建てられた「記念の森 レストハウス」。木の温もりが心地よい

花畑を心ゆくまで楽しんだあとはカフェでひと息を。おすすめはみはらしの丘からも近い「記念の森 レストハウス」です。木々に囲まれた建物の店内は、木やレンガなどがあしらわれ落ち着いていて、大人がリラックスできる空間。コーヒーの心地よい香りが漂います。「ひたちなか干し芋タルト」など、茨城県産の食材を使ったスイーツも充実しています。

春のネモフィラと秋のコキアの時期には、期間限定の新作スイーツやドリンクがメニューに並びます。2024年の新作は「海浜公園のはるいろスペシャルラテ」。生クリームには、カラフルでカリカリのシュガーと花型のクッキーを乗せ、食感も楽しいスペシャルドリンクです。ぜひ味わってみて。

手打ちの常陸秋そばと日本酒に舌鼓♪「蔵+蕎麦 な嘉屋」

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風格のあるたたずまいの酒蔵。右側が「蔵+蕎麦 な嘉屋」の建物

茨城・那珂市鴻巣に本社がある「木内酒造」は、1823(文政6)年に創業した老舗酒蔵。大正時代に建てられた長屋門や蔵が建ち並び、右手にある立派な門をくぐると、中庭が広がっています。そこには「菊盛」などのお酒を醸造する酒蔵、きき酒処を併設するショップ「木内酒造 本店」があります。門とつながるように建っている右側の2階建ての蔵がそば処の「蔵+蕎麦 な嘉屋」です。

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梁が見事な2階席

木内酒造がそば処を始めたのは、フクロウラベルで知られる「常陸野ネストビール」の製造がきっかけです。かつてはビールに使われていましたが、途絶えてしまった国産ビール麦「金子ゴールデン」を、那珂市の農家とともに復活させました。このビール麦の裏作として育てられたのが小麦とそば。酒蔵では小麦とそばも買い取ることにし、そば処のオープンにつながりました。

栽培しているそばは、全国から評価も高い茨城県のブランド品種「常陸秋そば」。那珂市は常陸秋そばの名産地でもあります。

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「いろいろ野菜の天婦羅蕎麦」と日本酒「菊盛 純米大吟醸」

「常陸秋そば」は口に含んだ時に甘みがあり、芳醇で香り高いのが特徴。このそば粉を使う「な嘉屋」は、基本的に「外一(そといち)」でそばを打っています。

そば粉を10、小麦粉を1にすることで、のど越しがよくなめらか。細目で美しいそばです。水のよさがそばのおいしさにもつながり、そばの風味が際立ち、みずみずしさを感じます。十割そばもプラス400円で味わえますよ。

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「酒蔵ミニコース」2680円。色とりどりの前菜

女性に人気のメニューは「酒蔵ミニコース」。少しずついろいろな料理を味わえる彩り豊かな前菜がつくのが人気の理由です。季節を感じる旬の食材や県産食材がふんだんに使われています。そばは冷・温・つけ蕎麦から選ぶことができ、食後はデザートとコーヒーがつきますよ。

日本三名園・水戸の「偕楽園」で和のアフタヌーンティーを

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杮(こけら)葺きの屋根が風情ある木造2層3階建ての「好文亭」

日本三名園のひとつ水戸市の「偕楽園」は、水戸藩第9代藩主の徳川斉昭によって、1842(天保13)年に造園された名園です。梅の名所としても知られています。園内にある「好文亭」は斉昭の別邸ですが、家臣や文人墨客、藩内の人々とともに楽しむ場として建てられ、詩歌や管弦、養老の会などを催し、心身の休養をしたそうです。

「好文亭」の一番の見どころは3階の「楽寿楼」。東、西、南の三方を見渡せる絶景ポイントです。南に面した8畳が正室で、斉昭が風景を眺めながら思考し、休養をしていたそう。ここからは千波湖や拡張部の梅林が見え、梅や桜の時期には花景色も楽しめます。

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「枡ティラミス 梅」770円と「甘酒」700円。桝に入った演出も情緒があって素敵

「好文亭」内にある「西塗縁」は、詩歌の雅会などが催されていた大広間。この場所を活用して2022年3月にオープンしたのが、カフェ「樂」です。

淡いピンクのグラデーションが美しい人気の「枡ティラミス 梅」は、偕楽園の枯山水の庭をイメージしたものだそう。梅の花が一輪落ちた瞬間を描いたような風流なティラミスは、スプーンを入れるのをためらうほど。マスカルポーネクリームに手作りの梅ゼリーと甘露煮、ノンアルコールの梅酒を入れていて、梅のやさしい甘みとほどよい酸味のバランスが取れた梅尽くしのティラミスです。

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抹茶付きの和のアフタヌーンティー「樂彩」3300円。前日までに要予約

カフェを訪れるなら事前に予約したいのが、和のアフタヌーンティー「樂彩」。引き出しを開けて、スイーツが入っていたらかわいいという発想から生まれた特別メニューです。

上段は笹寿司、1段目は三勺桝のティラミス、2段目は甘味と季節のフルーツが詰められ、抹茶がついています。ぜひ予約して、味わってみてはいかがでしょうか。

1370年以上の歴史を誇る「笠間稲荷神社」にお参り

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風格あるたたずまいの「拝殿」

651(白雉2)年の創建と伝わる「笠間稲荷神社」。御祭神の宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)は「いのち」の根の神様で、農業をはじめ、工業、商業などあらゆる殖産興業の守り神様です。生命の根源をつかさどる神様のため、さまざまなことに御神徳を授けてくださいますが、とくに五穀豊穣や商売繁栄の御神徳があります。御祭神は「稲荷大神(いなりのおおかみ)」とも呼ばれています。

赤い大鳥居をくぐり、参道の先にある朱塗りの立派な「楼門」は、重層入母屋造で建てられた門。そこをくぐると正面に荘厳な雰囲気を漂わす「拝殿」があります。1961(昭和36)年に竣工した美しい拝殿の大神様へお参りしましょう。

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楼門の脇や仲見世などあちこちに安置されている「おきつねさま」

稲荷神社の境内には狛犬ではなく、きつねの像が安置されています。「お稲荷さん」といえば「おきつねさま」のイメージですが、きつねは神様ではなく、稲荷大神のお使いをする「眷属(けんぞく)」で、霊獣なのです。境内のあちこちに奉納された「おきつねさま」がいるので、表情の違いを楽しんでみて。

「おきつねさま」が口にくわえているのは、玉や巻物、稲穂、鍵などです。「笠間稲荷神社」で人気の「きつねみくじ」は左右の2体があり、それぞれ玉と巻物をくわえています。おみくじを引いた後は、白いおきつねさまを持ち帰って飾るのもいいですね。

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拝殿側に咲く「八重の藤」

境内には樹齢400年といわれる2本の藤の木が植えてあります。見ごろは4月下旬から5月上旬。「八重の藤」は珍しい品種で、茨城県の天然記念物に指定されており、まるでぶどうの房のように花弁が集合して咲く濃紫色の藤です。花の季節にでかけてみてはいかがでしょうか。

お気に入りの笠間焼を探しに「回廊ギャラリー門」へ

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片側約25mの回廊。中庭に面して開かれており、開放感たっぷり

笠間ギャラリーロード沿いに建つ「回廊ギャラリー門」は、訪れる人と笠間のつくり手をつなぐ、まさに“門”のような場所。ぐるりと中庭を囲む全周約50mの回廊に、笠間焼を中心とした実に多くの作品が、重鎮から新人まで分け隔てなく並べられています。

自然光の中で鑑賞できるからうつわの色や形がわかりやすく、何より開放的な空間が気持ちいい。中庭の緑を眺めつつ、おさんぽ感覚でひとつひとつの作品を見てまわれます。

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人の目の高さから眺めて美しいように並べられたうつわたち

古木や石、古道具、アンティーク家具などを使った展示方法も見どころのひとつ。「同じうつわでも、場所や目線が変わるとまた違った感動がある」という理由から、ディスプレイは定期的に変わります。夏は涼しげなうつわ、冬は土鍋など、季節感も考えながら随時作品を入れ替え。そのほか2週間おきに個展も開催されており、いつ訪れても新しい発見があります。

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作家さんの独特の世界観を感じる絵付けのうつわ

どんな作風も受け入れるおおらかな気風があり、陶芸家の数だけ特徴があると言われる笠間焼。「回廊ギャラリー門」では、笠間の懐の深さを感じられる多種多彩なうつわに出会えます。たくさんのつくり手に触れてほしいという思いから、ラインナップは増える一方だそう。ニューフェイスの発掘も楽しみです。

4月29日から5月5日まで陶器・クラフトの人気イベント「笠間の陶炎祭」も開かれるので、笠間を訪れてみてはいかがでしょう。

ネモフィラなど春の花を眺めたり、和のアフタヌーンティーをいただいたり、お気に入りの器を探したり、春の茨城はすてきな旅ができますよ。ふらりと出かけてみませんか。

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