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【熱中症経験者】症状が起こった《意外な場所》2位は道端…1位は?若い世代が見落としがち“熱中してる時”に注意!

  • 2024.4.16
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アクエリアスが熱中症対策に関する実態調査を実施

熱中症対策に関する実態調査を実施
熱中症対策に関する実態調査を実施

「アクエリアス」が、熱中症対策に関する実態調査を行い、その結果を発表しました。調査は、2024年3月4日(月)~3月5日(火)の期間、全国の15~89歳の男女1200人(男女各600人ずつ)を対象に、インターネット上で行われました。

熱中症が起こった場所は「自宅」が最多

図4:熱中症症状経験者がその症状を経験した場所
図4:熱中症症状経験者がその症状を経験した場所

それによると、ここ5年間で熱中症になった経験を聞くと、23.2%が「1~2度、熱中症になったことがある」、3.2%が「何度も熱中症になったことがある」と答え、あわせて26.3%と約4人に1人が熱中症を経験しています。

では、熱中症はどこでなりやすいのでしょうか。熱中症症状を経験した862人に、その症状になった場所を聞きました。すると「自宅」(32.3%)が多く、次いで「道端」(18.7%)、「運動場」(17.7%)の順となりました。年代別で見ると、10代は「運動場」(33.1%)や「学校」(51.2%)が他の年代に比べて多く、50代・60代以上は「自宅」(41.4%・49.6%)が多くなっています[図4]。

熱中症というと屋外で起こりそうなイメージがありますが、自宅や学校、オフィスなどの屋内でも起きることがわかります。

熱中症になった時、何をしていた?

図5-1:熱中症症状経験者がその症状になったときにしていたこと
図5-1:熱中症症状経験者がその症状になったときにしていたこと

次に、熱中症は何をしているときになりやすいのか?熱中症症状を経験した862人に熱中症になったときにしていたことを聞きました。すると、「長時間の屋外作業中」(15.5%)、「通勤・通学中」(15.1%)、「屋外でのスポーツ中」(12.3%)、「散歩中」(11.4%)、「家事」(10.6%)の順となり、特別なことをして いるときではなく、日常生活の中で熱中症の症状を経験していることがわかりました。

また年代別に見ると、10代は「屋外スポーツ」(32.6%)、20代は「通勤・通学中」(25.7%)、60代以上は「家事」(21.3%)や「夜間・朝目覚めた時」(12.6%)が高くなっています。

図5-2:熱中症症状経験者が熱中症になったときにしていたこと
図5-2:熱中症症状経験者が熱中症になったときにしていたこと

また、熱中症症状を屋内で経験した人を性年代別に見ると、「勉強中」(全体平均2.8%)は10代女性(9.4%)に多く、「屋内でのライブやフェス」(全体平均1.9%)は20代女性(6.6%)、「屋内でのゲーム中」(全体平均2%)は20代男性(8.8%)が高くなっています。若い年代は、熱中してしまうことで屋内でも熱中症になりやすいようです。

熱中症はなぜ起こった?自覚している原因は?

「熱中症の症状はなぜ起きるのか」を熱中症症状を経験した862人にその原因となると思うことを聞きました。すると、「水分をとらなかった」(40.5%)が最も高く、「長時間陽のあたる場所にいた」(29.6%)、「体を動かしすぎた」(23.3%)、「休憩をしなかった」(21.8%)、「睡眠時間が短かった」(20.6%)などが熱中症になった原因と考えられています。年代別に見ると、10代は「体を動かしすぎた」(29.1%)、20代は「食事をとらなかった」(16%)が他の年代に比べて高くなっています。

水分が足りなくなる脱水が熱中症の原因と言われますが、人それぞれ、さまざまな要因があるようです。

熱中症を意識するのは「5月」から。若い世代は対策に出遅れか?

図7:熱中症を意識し始める時期
図7:熱中症を意識し始める時期

熱中症を意識し始める時期を聞くと、「6月」(23.8%)・「7月」(34.4%)が高くなっていますが、「5月」(15%)から増え始めており、近年の猛暑化に伴い早期化しているようです。一方、10代は「7月」(40%)・「8月」(23.5%)が高く、熱中症対策が出遅れている可能性がありそうです。

ことしも「猛暑が予想」不安も高まる

図8-1:熱中症に対する不安、図8-2:猛暑化による熱中症への不安
図8-1:熱中症に対する不安、図8-2:猛暑化による熱中症への不安

地球沸騰化が叫ばれた去年の記録的猛暑に続き、今年の夏も全国的に猛暑が予想され、気象庁は「春の終わりから気温が高く、早めの熱中症対策が必要」と発表しています。

そこで、全員に熱中症に対し不安を感じるかと聞くと、14.3%が「とても不安に感じる」、49.7%が「やや不安に感じる」と答え、全体の63.9%が熱中症に「不安」を感じています。年代別に見ると、10代が77.%と最も高くなっています。年代が上がると不安度は下がってはいますが、年代にかかわらず多くの人が熱中症の不安を抱えています[図8-1]。

さらに、近年の猛暑化で以前よりも熱中症に対しての不安が高まったかと聞くと、全体の63.8%が「さらに不安が高まった」(とても不安が高まった17%+やや不安が高まった46.8%)と答えて、こちらも10代(68.5%)の不安が最も高くなっています.

(LASISA編集部)

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