業務スーパーの酒、酔いやすさ重視なら『業務用コーラサワーの素』を選んでいいかも（ただし微妙なコーラ感）

業務スーパーには割るだけで作れる『業務用コーラサワーの素』がラインナップされてるんです（しかも2リットル）。

レモンサワーの素ならよくありますけど、希釈用のコーラサワーベースは珍しいですよね。肝心のお味はコーラらしい香りが弱くて肩透かし感があるものの、度数が高めなので気軽に酔いたいときにはアリかもしれません。

『業務用コーラサワーの素』は1,207円（税込、税抜1,098円）で販売中。内容量は2000ml。製造・販売は岐阜県各務原市にある菊川（業スーを運営する神戸物産のグループ会社）。

『業務用コーラサワーの素』のコスパ（単価）は100mlあたり約60円。ちなみに、姉妹品として『業務用レモンサワーの素』（2L・1,317円・約66円/100ml）などもラインナップされています。シリーズの中ではちょい安めですね。

素ドリンクのアルコール分は25％。そこそこ強めとなっています。

希釈割合の目安は、本品と炭酸水で1:3。本品50mlを炭酸水150mlで希釈すれば、200mlのコーラサワーが40杯も作れる計算です。

見た目のコーラっぽさは合格点……なのですが、味は正直かなり残念。コーラサワーとしての特徴が弱く、業スー酒類全体のなかで見ても、扱いに困るクオリティとなっています。

以前にご紹介した『業務用レモンサワーの素』はアルコール感が強かった一方、本品『コーラサワーの素』は度数が高いのにアルコールのキツさ控えめ。まったりした甘味が全面に出ているため、するする飲み進められます。飲みやすさと酔いやすさだけで評価するなら優秀ですね。

問題は風味の薄さ。アルコール感だけでなく、コーラ特有のスパイス感も皆無なんです。フルーツ果汁なども足されていないため、爽やかさに欠ける感じ。甘味料のぼんやりした甘さが後味に残るばかりです。

ほのかにコーラっぽい苦みが足してあるぶん、割材をジュースに変えると違和感が出やすく、アレンジも難しめ。2リットル飲み切るのは苦労するかと思います。

それでも、強めの炭酸水で割って爽快な口当たりにすれば、まあまあ飲める一杯に仕上がります。もしあればレモンを絞るのもおすすめ。果汁の香りが甘さを引き締めてくれます。

あえて酔いやすさ重視で買うにしても、他のシリーズ商品から試すのが無難。節約用と割り切ったうえで、さらに余らせない覚悟も決めて買う必要がある一品ですね。