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【お揚げさんで洋風おつまみ】細切りしてチーズと一緒に焼き付けると…「グリッシーニ風」に♪サクうま~

  • 2024.4.16

管理栄養士のともゆみです。突然ですが「グリッシーニ」ってご存じですか?細長い形状の小麦粉から作られた、クラッカーのようなカリカリとした食感の食べ物です。イタリア料理で食前に出てくるのですが、ワインによく合っておいしいんですよね。先日NHKEテレの番組『まる得マガジン』を見ていたら、小麦粉ではなく油揚げを使用したグリッシーニのようなものを紹介していました。和風の料理に使うことの多い油揚げが、おしゃれな洋風おつまみに変身するって?ということで作ってみました!


油揚げのことを京都では、親しみを込めて「お揚げさん」と呼ぶそうです。野菜と相性がよく、手ごろな値段でかさ増しにもなるため、重宝されてきたそう。NHKEテレ『まる得マガジン』では、京都生まれで料理研究家・ソムリエの小平泰子さんが油揚げを使った料理や活用法を8回にわたって紹介していました。題して「京都人直伝 お揚げさんの底力!」。
お揚げさんはそのままでも香ばしさがあるので、和食以外にも使えるのでは、と「グリッシーニ風」を考案したそうです。

今回はその「グリッシーニ風」を作ってみたいと思います。

「グリッシーニ風」を作ってみた!

【材料】(作りやすい分量)
油揚げ…80~100g
ピザ用チーズ…100g
白いりゴマ…大さじ1/2
パセリ(みじん切り)…少々
粗びき黒こしょう…少々

※上記の量はテレビで紹介していた量になります。わたしはちょっと多いかなと思ったので、実際は下記の分量で作りました。

油揚げ…20g(1枚)
ピザ用チーズ…25g
白いりゴマ…小さじ1
パセリ(みじん切り)…少々
粗びき黒こしょう…少々

今回使った油揚げは、長さ縦6.5cm×横14cmの大きさのものを1枚(20g)使用しました。



【作り方】
1. 油揚げは1.5~2cmくらいの細長い棒状に切ります。



2. フッ素樹脂加工のフライパンに油を引かず、ピザ用チーズを広げ、白ゴマを散らします。その上に1を少し間隔をあけてのせ、中火にかけます。



3. チーズが溶けて2の油揚げの端がカリッとしてきたら、フライ返しなどでチーズを油揚げに絡めます。ひっくり返して反対側もカリッと焼きます。


4. 皿に盛り付け、パセリと黒こしょうを散らして完成です。



「グリッシーニ風」おぉ、サックサク!

油揚げがサックサクで、チーズがパリパリ。とっても軽くて香ばしいです。チーズの塩気と黒こしょうのピリッとした辛さがワインに合いそう♪白ゴマのプチプチ感と香ばしさ、パセリの爽やかさがプラスされて、すべてが一体となり、調和のとれたおいしさです。本家のグリッシーニのような歯ごたえのあるカリカリ感ではなく、もっと軽いサクサクとした食感ですが、これはこれでおいしいです。この量なら一瞬でペロリですね。

グリッシーニと言えば、生ハム巻きでしょ!と思い、上記のグリッシーニ風に生ハム(分量外)を巻いてみました。



おぉ、生ハムの強い旨味と塩味がプラスされ、食べ応えが増し、先ほどとはまた違った味わいがありますね。サクサクのグリッシーニ風に、しっとりしていてやわらかい生ハムがよく合います。これはビールでしょう。

油揚げの成分

油揚げは、豆腐を薄く切り、植物油で揚げたもの。豆腐は大豆を原料としているため、油揚げは大豆の成分を持ち、たんぱく質、カルシウムが豊富です。カルシウムは、体にとって欠かせない栄養素のひとつ。歯や骨の材料になるほか、精神を安定させたり、ホルモン分泌を調節したりと多くの働きがあります。ビタミンDやクエン酸などと一緒に摂ると吸収率がアップします。ビタミンDは卵やしいたけなど、クエン酸は柑橘類の果物に多く含まれています。

和風の要素の強い油揚げから洋風でおしゃれなおつまみが出来ました。油揚げとチーズの組み合わせもよくマッチしていておいしかったです。油揚げってこんなにアレンジが広がるんだなと改めて思いました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

参考文献:
からだによく効く食べ物大事典 監修 三浦理代 池田書店
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版

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