《美容師不倫》「奥さんと別れるって言ったじゃん！！」既婚者の彼にハマった結果 → 愛もお金も失いました

「もう奥さんとは離婚間近みたいだし♪」
そう既婚者の彼の言うことを信じて不倫してしまう女性、意外と周りにもいるかもしれません。でも、本当にそれで幸せになれるのでしょうか……。筆者の知人から聞いた悲しい不倫の末路話をどうぞ。

一人前の美容師になるべく必死に働いていた

これは、私が美容師として一人前になることを夢見ていたときのお話です。

当時私は、美容師専門学校を卒業後、大手美容室チェーン店に就職しました。

「ゆくゆくは自分のお店を持ちたい！」
と思いつつ、朝から晩までヘアカットの修行に費やす日々。

プライベートな時間も削って、ただひたすら技術向上のために働いていました。

そんなあるとき、お店の店長が退職することに。

代わりにやってきたのが、30代後半の男性T男でした。

「可愛い子ばっかで幸せ」
「これからよろしくね～♪」

見るからにチャラいT男でしたが、女性との関わり方が本当に上手で。

女性社員ばかりの店にすぐに慣れました。

私もその例外ではなく……。

チャラくも優しくて丁寧に指導してくれるT男に、いつしか惹かれていったのです。

それでもストップをかけていたのが、彼の左薬指に光る指輪。

仕事中は外しているものの、紛れもなく、T男は既婚者だったのです！

それでも、ダメと思えば思うほど、彼にハマってしまい……。

そんな私に気づいたのか、T男からもアプローチが！

ダメと分かっていたのに、不倫に発展してしまいました。

背徳感のある恋愛が初めてだった私は、どんどん彼の沼にハマっていき。

「妻とはもう別れ話が出ている」
「離婚したらすぐに一緒になろう」

そんな甘い台詞を信じてしまったのです。

ずるずると不倫関係を持ち始めてから半年後、彼からまさかのお願いが！

「お金を貸してほしい」

どうやら、彼は美容師として独立することが夢だった様子。

「お店を建てるためにお金がいる」
「でも妻が自由に使わせてくれない」

涙ながらに話す姿に、同情してしまった私。

自分の独立資金のために、と貯めていた100万円ほどを彼に貢いでしまいました。

自業自得の結末ですが、その後彼には突然別れを切り出されました。

フタを開けると、奥さんと彼はとっても仲良しで、私はただの遊び相手でした。

彼の不貞行為を奥さんにバラそうとも思いましたが、慰謝料を請求されるのが怖く……。

同僚たちはみんなT男に好印象を持っていたので、味方になってくれる人もおらず。

結局、その美容室を辞め、今では別の仕事をして細々と生活しています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：一瀬あい