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小豆と手亡豆、2 つのこし餡の調和は絶妙のひと言。富山『引網香月堂』の「家持まんじゅう」。

  • 2024.4.15

あんこときなこをこよなく愛する3人の目利きが選んだ、お取り寄せしてでも食べたくなるご当地おやつ。毎日ひとつずつ、合計66点の名品の数々を紹介します。

小豆と手亡豆、2 つのこし餡の調和は絶妙のひと言。

万葉の昔、大伴家持公が国守として赴任し、多くの歌を詠んだ伏木の地。その縁にちなんで大正8(1919)年創業の老舗が作り出した銘菓。「現在、4 代目が暖簾を受け継ぐ名店。どれを選んでもハズレがありませんが、しいてひとつ選ぶなら、黒糖生地の饅頭。素朴な味わいの生地の中には、北海道産甜菜原料の砂糖で練り上げた北海道産『しゅまり』のこし餡と、大手亡を使った白餡が隠れています。二重の餡はごくなめらかでみずみずしく、豆の風味が豊か。私の最後の晩餐候補です」(梅田)。賞味期限は常温保存で7日。6個入り¥700。注文は電話から。富山県富山市古沢111‒3 076‒471‒8755 9:00~18:00 月火休

あんこときなこをこよなく愛する、目利き3名。

梅田なお実 Naomi Umeda 和菓子ライフプロデューサー・デザイナー

「毎日が和菓子日和」主宰。幼い頃、母のおはぎに魅せられて以来の筋金入りのあんこ好き。47都道府県のローカル和菓子を訪ね、その魅力を発信するイラストコラム執筆、和菓子と人をつなぐイベントプロデュースなどを行う。

高 由貴子 Yukiko Ko 和菓子ジャーナリスト

スタイリスト、編集者を経たのち、和菓子好きが高じてあんころりん名義で開設したブログが人気となり、『東京いとしの和菓子─あんころりんのおやつめぐり』(ソニー・マガジンズ)発売。至高のおやつは杵つきのつぶ餡豆大福。

畑 主税 Chikara Hata 『髙島屋』和菓子バイヤー

『髙島屋』全店の和菓子売り場を担当し、47都道府県の和菓子店に精通する敏腕バイヤー。名店の若旦那たちが集う恒例イベント「旅する和菓子」が『新宿髙島屋』で2024年2月15日(木)~19日(月)に開催された。きなこ愛も深し。

illustration : Tomoko Kuboi text : Yoko Fujimori (part of Hata), Yuko Saito (part of Ko), Mutsumi Hidaka (part of Umeda)
※掲載価格はすべて商品価格です。送料は原則的に別途必要になります。

 

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