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横浜FMと戦う蔚山現代のチーム状況は?攻撃陣好調、守備面改善「Kリーグを代表して必ず勝つ」

  • 2024.4.15

蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)がホームで横浜F・マリノスと“運命のACL韓日戦”を戦う。

蔚山は来る4月17日19時、ホームの蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場で横浜FMとのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦に臨む。

Kリーグ勢で唯一勝ち上がった蔚山が、横浜FMと“東アジア最強”の座をかけて激突する。

同日は準決勝2試合180分の“前半”となるだけに、ホームで必ず機先を制してこそ、来る24日にアウェイの横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で行われる第2戦への負担を軽減できる。

ACL直前試合は指揮官「今季最も完璧」

蔚山は決勝トーナメント1回戦でヴァンフォーレ甲府にホームで3-0、アウェイで2-1と勝利。準々決勝では同国ライバルの全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースをアウェイで1-1、ホームで1-0として撃破した。

ACL決勝トーナメント4試合では計7得点2失点。毎試合でゴールを決める得点力と、4試合中2試合でクリーンシートという堅守で勝ち上がってきた。

特に、ストライカーのFWチュ・ミンギュ(33)は甲府との2試合で3得点。サイドバックのDFソル・ヨンウ(25)も甲府との第1戦、全北との第2戦で得点を挙げた。そのほか、FWキム・ジヒョン(27)とDFイ・ミョンジェ(30)もゴールを決めた。

チュ・ミンギュ
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)チュ・ミンギュ

Kリーグ1(1部)でも直近2連勝と好調だ。

昨季Kリーグ1得点王のチュ・ミンギュは、13日に行われた第7節の江原(カンウォン)FC戦で2ゴール1アシストを決め、通算3ゴール1アシストと調子を上げている。

MFイ・ドンギョンも1ゴール2アシストと再び大活躍。Kリーグ1・2部合わせ最速でスコアポイント10個(6ゴール4アシスト)を記録した。現時点で得点ランキング2位、アシストランキング1位だ。

また、FWオム・ウォンサンも江原戦でリーグ戦4試合目にして今季初ゴールを決め、4-0の完勝に貢献した。

イ・ドンギョン
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)イ・ドンギョン(中央)

シーズン序盤に不安だった守備も徐々に安定している。

蔚山は6日の第6節水原(スウォン)FCと第7節江原戦で2試合連続クリーンシートを達成した。

以前のリーグ戦で失点に直結するミスを繰り返し、水原FC戦でベンチ外となったDFキム・ヨングォン(34)も江原戦で復帰し、DFイム・ジョンウン(33)とともに安定した守備を構築した。

GKチョ・ヒョヌ(32)は相手FWイ・サンホン(26)のPK含め江原の枠内シュート5本をセーブした。水原FC戦でも、チョ・ヒョヌは枠内シュート6本を防いでいた。

このように、蔚山は最上のコンディションと雰囲気のなか横浜FMを迎え撃つ。

蔚山を率いるホン・ミョンボ監督は、江原戦後に「今シーズンで最も完璧な試合だった。ACLも重要な試合なだけに、謙虚に準備する」と誓った。

チュ・ミンギュは「今回の横浜FM戦にどれだけ多くのことがかかっているのかは、言葉にしなくてもわかる。チームの構成員たちは特別な覚悟を持っている。自尊心がかかっている。Kリーグを代表して必ず勝つ」と意欲を示した。

チョ・ヒョヌもやはり、「本当に多くのことがかかっている。切実だし、勝利したい。初戦を蔚山で戦うだけに、勝利するという確信がある。Kリーグを代表して最高だということを見せたい。多くのファンが訪ねてくれれば、後悔しない良い結果をお届けする」と力強い抱負を明らかにした。

蔚山現代
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)蔚山現代

蔚山は横浜FMとの第1戦で勝利した場合、2025年に開催予定のFIFAクラブワールドカップ出場権を獲得する。

アジアからは4枠が与えられたなか、2021年ACL王者のアル・ヒラルと2022年ACL王者の浦和レッズがすでに出場権を獲得。残りの2枚は現在行われている2023-2024のACL王者と、AFCクラブランキングによって決定する。

蔚山は現在、同ランキングで78ポイントとしており、同80ポイントの全北に迫っている。そのため、準決勝2試合のいずれかで勝利することができれば、全北を抜くことになる。

2020年以来4年ぶりのアジア王者を目指す蔚山としては、確固たるモチベーションがある。

なお、蔚山のACL準決勝ホーム第1戦では、アジアサッカー連盟(AFC)と横浜FMの協力と同意を得て、両チーム共通のレジェンドであるユ・サンチョルさんのメモリアルイベントが実施される予定だ。

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