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京の方除大社「城南宮」で嵯峨御流華道花展が開催!神苑では桃や山吹が見頃

  • 2024.4.15

京都市の南方・伏見区の入り口に位置する「城南宮」は方除の大社として、古来は熊野詣の出発地にもなった古刹です。そんな城南宮で「嵯峨御流華道花展(奉献花展)」が開催されたのでお花見に行ってきました。その様子をご報告いたします。

嵯峨天皇が開祖の華道一派「華道嵯峨御流」のいけばな花展

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「嵯峨御流華道花展(奉献花展)」は、嵯峨天皇が開祖の華道一派「華道嵯峨御流」のいけばな花展です。

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華道嵯峨御流は、現在の大覚寺が、まだ嵯峨天皇の離宮の「嵯峨院」だった頃、嵯峨天皇が離宮内の嵯峨菊を手折り、花瓶に挿されたことが始まりとのことです。

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後宇多法皇の時代に華道をはじめ、諸芸に称号を授ける「永宣旨(ようぜんじ)」が発布され、日本文化が大きく発展しますが、こうした後宇多法皇、そして嵯峨天皇の一貫した御所の伝統が、華道嵯峨御流の基本精神となっているそうです。

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「嵯峨御流華道花展(奉献花展)」は城南宮の本殿の左右に続く翼廊で行われました。
本殿の両脇がいけばな花で彩られ、この日のお参りは実に贅沢な参拝となりました。

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「華道嵯峨御流」には、風格のある伝統をいける「伝承花」(生花、盛花、瓶花、荘厳華)と、未来感覚にあふれた「心粧華」(折り花、才の花、想い花)があるそうです。

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いずれも教養と格式のある伝統を背景としたいけばなで、気品と風格に満ち溢れていました。

神苑では「春の花めぐり」も開催

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城南宮の広大な神苑では「春の花めぐり」も行われていました。

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桜はいよいよ終盤となってしまいましたが、城南宮の神苑ではこれからの時期、桃と山吹が見頃を迎えます。
さらに多種多様な椿も見頃で、大勢の参拝客で賑わっていました。

春のうららかな日差しの中、こうした花々を愛でに城南宮に足を運んでみてはいかがでしょうか?

基本情報

<嵯峨御流華道花展(奉献花展)>
◇開催日時
・2024年04月13日(土)~04月14日(日)
◇場所
・城南宮 御本殿翼廊
◇入場料
・拝観自由(無料)

<城南宮>
◇拝観時間
・09:00~16:30
◇拝観料
・無料
※但し、神苑は別途入場料が必要

アクセス

<城南宮>
◇所在地
〒612-8459
京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地
tel.075-623-0846 / fax.075-611-0785
◇電車
・京都市営地下鉄:竹田駅より 徒歩15分
◇バス
・市バス:城南宮より 下車すぐ
◇駐車場
・あり(無料)

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