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初デートに「チェーン居酒屋」ってアリ?アラサー女性たちの“賛否”分かれる…それぞれの言い分とは

  • 2024.4.14

「初デートでチェーン店」SNSでもたびたび話題に

チェーン居酒屋のイメージ
チェーン居酒屋のイメージ

これから交際に発展するかもしれない大人の男女にとって、初めてのデートは極めて重要な場面です。もし男性側の選んだ飲食店が「一人当たりの会計3000円程度のチェーン居酒屋」だったら――?現在未婚のアラサー女性たちに賛否を尋ねると、意見は真っ二つに割れる展開となりました。果たしてそれぞれの真意とは?

※ ※ ※

2024年4月初旬、X(旧ツイッター)ではもはや風物詩となっている“炎上”がまたしても発生しました。30代で婚活中の女性を名乗るアカウントが、初デートで外食チェーン店に連れて行かれたことに不満を抱きそれ以降の関係継続をお断りした、という内容です。

これに対して数多くのユーザーからリプライが寄せられ、初デートではどのような店を選ぶのが“正解”なのかという過去何度も繰り広げられてきた議論が再燃、今もくすぶり続けています。

“いい大人”と言われる年齢になったアラサー女性たちは、初デートでどのような店に行きたがるのでしょう。相手の選んだ場所が仮に、一人当たりの会計が3000円程度のチェーン居酒屋だった場合、心象は悪いものになるのか。20代後半から30代前半の未婚女性たちを集めて、それぞれの考えを赤裸々に語ってもらいました。

26~33歳の女性5人による「初デートでチェーン店論争」

今回「初デートでチェーン店論争」に参加したのは、東京都内在住在勤の26~33歳の女性たち5人。全員独身で、交際相手がいる人もいない人もいます。また、濃淡の差こそあれ基本的には結婚願望があるメンバーです。

議論の前提として、

(1)相手は同世代(同い年か1~2歳程度年上)の男性(2)まだ交際には発展していないが、お互いに内心「いいな」と思っている(3)二人きりで初めて食事デートに行く。お店は相手が提案した

という設定条件の下、意見を出し合ってもらいました。

肯定派・否定派ハッキリ分かれる…双方の“主張”とは

座談会に参加した女性たち
座談会に参加した女性たち

初デートで提案された店は、東京・大阪を中心に全国600店以上を展開する居酒屋チェーン「鳥貴族」、客単価は3000円程度と仮定しました。まずは5人それぞれの意見です。

Aさん(30代前半):「3000円の鳥貴族、私は全然OK!お店にそんなにこだわりはない方なんです。でもその場での振る舞いはすごく見ちゃうから、鳥貴族なら奢(おご)ってほしいな、とは思います」

Bさん(20代後半):「SNSとかでの婚活の話題では、チェーン居酒屋はけっこうたたかれて(批判されて)いますよね……。もうちょっとムードのあるお店がいいっていうか。出会い方にもよるのかもしれません」

Cさん(30代前半):「初手から銀座とか西麻布とかの単価が高いお店は逆に怖いです。気軽に鳥貴族に誘ってくれる人、いいんじゃないですかね。初デートだしやっぱり奢ってほしいとは思いますけど」

Dさん(20代後半):「絶対なしです! (恋愛対象では)ないと思われているんだと感じちゃう。たぶんけっこうショックを受けると思います。線を引かれたものと判断しちゃうし、行く前からテンション落ちちゃいますね」

Eさん(30代前半):「……デートで行く店じゃなくないですか?恋愛スイッチなんて全然入らない。お店の名前を聞いた瞬間に『ダメだ』ってなりますよ。何であえてチェーン店?って感じですね」

肯定(容認)派、反対派に分かれました。

どちらにしても「男らしさを見せてほしい!」は共通

おいしそう……チェーン居酒屋のイメージ
おいしそう……チェーン居酒屋のイメージ

鳥貴族(チェーン居酒屋)に肯定的な立場を示したAさんとCさんの言い分は、

「自然なノリで『軽く飲も!』って誘ってくれる男性なら、振る舞いとしてむしろスマート。こちらも気負わず行けるし緊張しなさそう。もしも恋愛に発展しなかったとしても良い友達になれそうな気がする。ただし、単価的にも気軽な店に誘った以上は、男性が全額奢ってほしい」

というもの。

一方、強烈な拒否反応を示したDさんとEさんは、

「鳥貴族(などの単価の安いチェーン居酒屋)って大学生が行く店じゃないの?社会人だとしても友達同士か、カップルだとしてもよっぽど交際歴が長い関係でないと行かない。初めてのデートは大事な思い出にしたいのに、数あるお店の中から何でチェーン店を選んじゃうの?」

というものでした。

これは、男性との関係において(1)気を遣い合わないより親密な関係を築きたいか、(2)ときめきを覚えるロマンチックなムードを味わいたいか、という好みの違いにもよるようです。

ただし、(1)派……つまりチェーン店肯定派の女性たちも、最終的には「奢る」という形で“男らしさ”を見せてほしいと強調しています。

ちなみに、単価3000円のチェーン居酒屋ではなく一人1万円前後する表参道などのレストランだったらどうか?という問いには、

「1万円は高過ぎるのでは?そんなかっこ付けられても困る。世の中の女子全員が『港区女子』なワケじゃないんだから」

と躊躇(ちゅうちょ)する意見が大半でした。

行くべきお店を決められないとき、取るべき行動とは?

最後に、自身の好みや感覚にちょうどいい店を女性側から提案する、という選択肢については、

「初デートはできれば相手(男性)に決めてほしい。もし。どんなお店がいいか分からないなら早めにそう言ってほしい」「決められないままズルズル時間だけ迫ってくるのが一番良くない」「『気になるお店教えて。予約は俺がしておくから』くらいスムーズなやり取りをできる人がいい」「分からないなら分からないなりの対応って、その人が仕事ができる人かどうかが見えそう。女子ってそういうところをちゃんと見てるから」

などとフリートークで盛り上がりを見せました。

時代は変わっても、女性は男性に対して“男らしさ”や“頼りがい”を求めているようです。お店選びと同じかそれ以上に、随所における振る舞いをアラサー女性たちは注視している様子が垣間見えました。

(LASISA編集部)

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