こし餡・白餡・すりごまの３つの餡を楽しむ旅の友。新潟『御菓子司 羽入 (はにゅう) 』の「三色団子」。

あんこときなこをこよなく愛する3人の目利きが選んだ、お取り寄せしてでも食べたくなるご当地おやつ。毎日ひとつずつ、合計66点の名品の数々を紹介します。

こし餡・白餡・すりごまの３つの餡を楽しむ旅の友。

3つの路線が乗り入れる鉄道の要衝、新津駅で大正5（1916）年に売り出された名物。「駅弁と同じサイズ感の折り箱に小さなコシヒカリの団子が24粒敷き詰められ、8 玉ずつに黒餡、白餡、すりごまがたっぷり。強い火力で水分を飛ばすというあんこは団子のやわらかさを邪魔しないなめらかさです」（梅田）。昔ながらのレシピを守り、すべてが手作業。桜餡やよもぎ餡など季節限定品も。賞味期限は常温保存で3 日、冷凍保存で90日。1 箱￥648。注文は電話、FAX、オンラインショップから。新潟市秋葉区新津本町1‒6‒30 0250‒22‒0462 FAX0250‒22‒0601 9:00～18:00 日休

あんこときなこをこよなく愛する、目利き3名。

梅田なお実 Naomi Umeda 和菓子ライフプロデューサー・デザイナー

「毎日が和菓子日和」主宰。幼い頃、母のおはぎに魅せられて以来の筋金入りのあんこ好き。47都道府県のローカル和菓子を訪ね、その魅力を発信するイラストコラム執筆、和菓子と人をつなぐイベントプロデュースなどを行う。

高 由貴子 Yukiko Ko 和菓子ジャーナリスト

スタイリスト、編集者を経たのち、和菓子好きが高じてあんころりん名義で開設したブログが人気となり、『東京いとしの和菓子─あんころりんのおやつめぐり』（ソニー・マガジンズ）発売。至高のおやつは杵つきのつぶ餡豆大福。

畑 主税 Chikara Hata 『髙島屋』和菓子バイヤー

『髙島屋』全店の和菓子売り場を担当し、47都道府県の和菓子店に精通する敏腕バイヤー。名店の若旦那たちが集う恒例イベント「旅する和菓子」が『新宿髙島屋』で2024年2月15日（木）～19日（月）に開催された。きなこ愛も深し。

illustration : Tomoko Kuboi text : Yoko Fujimori (part of Hata), Yuko Saito (part of Ko), Mutsumi Hidaka (part of Umeda)
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