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夫にイラッ! 「夫源病」に発展する前に、知っておきたいこと・しておきたいこと

  • 2016.2.18
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「夫源病」という言葉を聞いたことはありますか? 正式な病名ではないのですが、夫の無神経な言動が原因で起こる症状を指すようです。

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原因不明の頭痛やめまい、耳鳴り、気分の落ちこみなどで苦しい、つらい・・・そんなことになる前に、知っておきたいこと・しておきたいことをご紹介します。

■夫源病の背景にある「男女格差」

夫源病の名付け親である大阪市の医師・石蔵文信先生は、夫源病を招く夫の典型的な特徴として、以下のようなことをあげています。

「だれに食わせてもらってるんだ」という類の口癖がある

具合が悪くて寝こんでいる妻に、「飯は?」とごはんを催促

妻が今日あったできごとを話しても上の空で、妻ときちんと向きあわない

収入のメインは夫で妻が家事育児のほとんどをこなすという、日本の典型的な家庭ではよくある光景かもしれません。

背景に、先進国の中でもダントツで「男女の不平等」がちらつきます。日本でも共働きの夫婦が増えたとはいえ、男女平等レベルは世界で101位。経済格差を含む男女のさまざまな格差は、家庭の中にも影を落としているのです。

■我慢強く弱音を吐かないタイプの女性ほどかかりやすい

「夫源病」は、まじめだけど頑固な夫を持つ、我慢強い主婦におこりやすいようだ、と石蔵さんは指摘します。

「波風を立てることを恐れて我慢しつづけてしまう」「行動を変えてくれるよう頼んでも変わらなかったため、諦めるしかなかった…」など、家庭によってさまざまな理由があるようです。

変わらない現状に耐えているうちにストレスがたまり、頭痛や肩こり、耳鳴り、めまいなど、更年期様の症状に悩まされるようになるといいます。

■激しく愛しあったカップルほど相性は悪い!?

脳科学によると、生殖相性の良さと人としての相性は、反比例するのだとか。激しい恋に落ちたカップルほど人間としての相性は悪く、真逆の性質を持ちあわせていることによるイライラが募りやすいといわれています。

“恋に落ちる男女=生殖相性の良い男女”は、一緒にいて快適に過ごせる組みあわせとは限らない、という前提で対策を考えるのが良さそうです。

■「夫源病」にならないためには?

「夫源病」への対策は、「喧嘩を恐れずに不満を少しずつぶつけあう」ことだと石蔵先生はいいます。不満を溜めこんで爆発する前に、小出しに口での“プチ喧嘩”をするのも「夫婦のコミュニケーション」です。

話し合うことで互いの理解と思いやりを深め、変わっていける部分があるでしょう。ただし、暴力に発展するならDVの問題として別途の対処が必要です。

また、数日間家出をする“プチ別居”もひとつの手です。夫と距離を置くことで症状が改善したり、夫が妻のありがたみを実感したりという機会にもなります。

「そもそも話し合いなど無理!」となる前に、少しずつでも状況を変えていくことができるといいですね。

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