60代の妻「夫を捨てたい」モラ夫から【クズ呼ばわり】され数十年 → 妻の復讐がついに開幕──！

モラハラ夫にはどう立ち向かうのが正解なのでしょうか？筆者の知人Aさんが計画したモラハラ夫への仕返しはかなりの長期戦。これまで長年モラハラ夫に耐えてきたAさんは、どんな復讐をしたのでしょうか。知人Aさんから聞いた物語を早速見ていきましょう。

モラハラ夫に従う理由

Aさんは60代で、結婚40年目を迎える女性です。子どもたちは皆巣立ち、夫と2人で暮らしていました。

世代的なこともあるのかもしれませんが、夫はモラハラ気質でした。Aさんを何もできないクズ呼ばわりし、稼いでいる自分が1番偉いのだと家で長年ふんぞり返っていたのです。

Aさんはモラハラ発言を受けながらも、家事をしない夫の世話を甲斐甲斐しく続けていました。お茶がぬるいと言われれば淹れ直し、味が薄いと言われれば料理を作り直していたのです。

Aさんがモラハラ夫に従っているのはある理由がありました。それは夫へ復讐するためです。

夫はAさんがいなければ何もできません。なぜなら、長年すべての世話をAさんがやってきたからです。そのことに感謝の言葉があれば、Aさんは救われたかもしれませんがそれすらありませんでした。

だから、Aさんは何もできない夫を捨てることにしたのです。

子育て中からいつか離婚することを夢見ていたAさん。もうすぐやってくる夫の退職に合わせて離婚を切り出し、家を出ていくつもりです。その日がやってくるのを長年楽しみにしていました。

いよいよ退職を迎えた夫。退職後も家では王様のままでふんぞり返っていられると思っているかもしれませんが、そうはいきません。

Aさんは帰ってきた夫に離婚を切り出します。

夫はプライドの高さからAさんを引き止めることはできずに「勝手にしろ！お前が1人で生きていけるわけがない」と離婚を承諾してくれました。

翌日には離婚届を提出し、家を出ていったAさん。夫と別れて身も心もスッキリしました。

離婚をしてモラハラ夫から離れたAさんは、自由な時間で自分の趣味を楽しむようになりました。生き生きとして若返ったねと周りからも言われるように。充実した暮らしを送ることができて、これまで耐えてきた人生が報われた気がしています。

一方の夫は妻なしでは何もできず、コンビニでごはんを買いゴミ屋敷で暮らすように。後悔してもAさんは戻ってきてくれませんし、これまでのモラハラを目撃していた子どもたちも家には寄り付きません。

こうして長期間に渡るAさんのモラハラ夫への復讐劇は成功したのでした。
モラハラ夫が妻であるAさんに少しでも感謝の気持ちを伝えていたら、結果は違ったかもしれませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶