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「コスメの使いすぎ」と「防腐剤問題」。化粧品開発者に【ホントのところ】を聞いてみた!

  • 2024.4.12
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教えてくれたのは……
咲丘恵美さん

美容家・化粧品開発者。とろけるテクスチャーでおなじみの、大ヒットクレンジングバームの生みの親。化粧品開発者としての経験や科学的知見に基づいた美容情報を発信している。YouTube「さきめぐ Beauty Class」も人気!

化粧品には「肌のための成分」と「化粧品保持のための成分」が入っている

咲丘さん

化粧品に配合されている成分には、“肌のためのもの(=美容成分)”と“品質を保持するためのもの(=防腐剤など)”の2つに分類されます。もちろん、どちらも化粧品を安全に使うために必要なもの。でも多くのアイテムを重ね使いすることで、肌のための成分だけでなく、製品の保持のための成分の量や種類まで増えてしまうことが、個人的には問題だと思っています。


「化粧品を重ねる=防腐剤のつけすぎになる」は本当?

咲丘さん

数多くの化粧品を使っていても問題がなければそれでいいんです。でもいくら重ねても悩みが消えないとか、むしろ肌荒れしてしまうとか。そんな人はもしかしたら、品質を保持するための防腐剤などの安定化剤が負担になっている可能性もあります。たとえば細菌の増殖を防ぐ防腐剤のパラベン。薬機法に基づく化粧品基準では、パラベンの合計配合量は100gにつき1.0gと決められています。でも1アイテムに0.2gしか入っていなかったとしても、5アイテムも使えば上限に達してしまうわけですよね。肌が強ければ大丈夫でしょうけれど、敏感肌やパラベンアレルギーの方は反応する可能性は高まります。


化粧品開発者目線で語る! 「毎日のケアに必要なアイテム数は3〜5つ」

咲丘さん

たくさんの化粧品を短期間でちょこちょこと使うより、本当に肌に合ったものを継続して使うほうが結果は出ます。1度のスキンケアで使うのは多くても3〜5つくらい。ですが、コレと思う1本を1年以上使い続ける方が、結局は美肌への近道になると思います。


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リコード ワクチナイザー X
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¥16500

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新しいコスメを使い始めるならいつが正解?

咲丘さん

新しい化粧品を使い始めるタイミングは、体調がよく肌状態も安定している生理の2週間後ぐらいがおすすめです。よく、高額な化粧品ほど効くのかと聞かれるのですが、一概にそうとも言えません。たとえば保湿は肌表面のケアですから、化粧水や乳液はプチプラでOK。でも美容液は肌の深層を改善するものなので、もっともお金をかけるべきアイテム。信頼する1本を見つけて使い続けることで、肌そのもののポテンシャルが上がっていくと思いますよ。


イラスト/白ふくろう舎 取材・文/穴沢玲子

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