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2万円のコーヒーも登場。歌舞伎役者・尾上右近さんの、銀座でなじみの店3選

  • 2024.4.15

銀座が仕事場である歌舞伎役者の尾上右近さん。前々から気になっていたという〈GRAND CRU CAFÉ GINZA〉に行ってみました。なじみのお店とあわせて紹介します。

おのえ・うこん/1992年東京都生まれ。7歳で初舞台を踏み、2005年に二代目尾上右近を襲名。〈歌舞伎座〉の『四月大歌舞伎』『團菊祭五月大歌舞伎』に出演予定。

歌舞伎役者・尾上右近さんが、気になる店となじみの店

シャツ28,600円(キクスドキュメント)、ジャケット55,000円(コノロジカ|共にHEMT PR 03-6721-0882)/その他スタイリスト私物

歌舞伎役者の尾上右近さんにとって、銀座はホームタウンであり仕事場。

「だからこそオンとオフをしっかり分けられる場所が欲しくて。ここ〈グラン クリュ カフェ ギンザ〉は芝居の合間や稽古の後に立ち寄れそうと、以前から来てみたかったお店。〈GINZA SIX〉13階という便利で穴場な立地もいいし、一杯のコーヒーを嗜むために時間を作るゆとりが今の自分に必要かな、と。実際に訪れてみたら、ほっと気分転換ができて最高の贅沢でした」

この日いただいたのはパナマ〈コトワ農園〉の「ゲイシャナチュラル」ボトル22,000円~。フローラルで果実味あふれる味わい。

新規開拓にも余念がないが、なじみの場所ももちろん多い。

「歌舞伎好きの方にはおなじみの〈木挽堂書店〉(*1)は、前身ともいえる〈奥村書店〉があった子どもの頃からのお付き合い。歌舞伎に関する資料が揃うので初心者の方もいい発見があるかも。歌舞伎座隣の〈茜屋珈琲店〉(*2)もご贔屓の方と話ができる貴重な場所。こぢんまりしていて居心地がいい」

コーヒーのスペシャリストのハンドドリップに「こだわりが詰まった仕事が素晴らしい」と右近さん。今後行きつけになりそう。
念願のお店を初訪問した右近さん。初期オールドノリタケのカップにも感動。
焙煎豆は100g入りボトル1本単位で注文可能。1本のボトルで約5杯分楽しめる。

銀座は、新店も老舗も混在するメリハリが面白いとも話す。

「とくに東銀座は昔ながらの店が多く、10代の頃から通う名店もいくつか。最近のお気に入りは〈太常うどん銀座本店〉(*3)。僕はいつも肉うどんを頼みます。でも、やっぱり銀座でいちばん訪れてほしい場所といえば〈歌舞伎座〉でしょう。銀座のひとつの象徴だと思いますし、多くの方にこの街で、歌舞伎を楽しんでほしい。ぜひ僕を観にきてください(笑)。敷居が高いと決めつけず、中に入ればまた違う新しい世界が広がると思います」

GRAND CRU CAFÉ GINZA

住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 13F
TEL:03-6274-6841
営業時間:11:00~23:00(21:00LO)
定休日:不定休
席数:18席(紹介した席はコーヒーセラーオーナー専用。通常は利用不可)

〈ミカフェート〉の創業者、コーヒーハンターJosé.川島良彰が世界各国の農園から厳選した最高級の豆だけを取り扱う旗艦店。

尾上右近さんのGINZA ADDRESS

尾上さんのお話の中で登場したお店を紹介します。

木挽堂書店(*1)

住所:東京都中央区銀座4-13-14 銀座メイフラワービル2F
TEL:03-6426-1362
営業時間:12:00~19:00
定休日:不定休

古典芸能、演芸、日本映画にまつわる古書が揃う。

茜屋珈琲店(*2)

住所:東京都中央区銀座4-13-15
TEL:03-3546-0951
営業時間:11:30~21:30
定休日:不定休
席数:20席

歌舞伎ファンのサロン的存在の喫茶店。レアチーズケーキ750 円が美味。

太常うどん 銀座本店(*3)

住所:東京都中央区銀座7-15-17
TEL:03-3541-2227
営業時間:11:00~14:30、17:00~21:00(土は昼のみ)
定休日:日祝休
席数:45席

江戸時代から続く八百屋が営む店。

photo_Akira Yamaguchi styling_Kazuya Mishima (Tatanca) hair & make_Storm text & edit_Kana Umehara

No. 1231

春のウキウキ気分を盛り上げてくれる、ハレの街・銀座。新店のスイーツ巡りも、この街発祥の老舗グルメ探訪も。最旬アートスポット体験や、本格バーデビューだって。銀座に足繁く通い、街を愛する各界著名人や、「銀座通」がとっておきの楽しみかたやおすすめスポットなどなど、銀座の活用術を指南します。 いつもよりちょっとだけ特別、でも背伸びしすぎない、私たちがしたいことが全部この街に詰まっています。だからこそ、今こそ、銀座を目指して。 さらに周辺には、懐かしくも新しい、進化する下町エリアが。新しい出合いが待っている。今いちばん注目の下町「木場」をスタートに、「門前仲町」、「蔵前」、「馬喰横山」、「人形町」、「小伝馬町」、「東京駅」をナビゲートします。東京イーストサイドを巡る、春の冒険へいざ出発!

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