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同棲も結婚も「国籍に邪魔される」日本人の彼を前に女性が涙した理由|国籍問題で破局しかけた話

  • 2024.4.12
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このお話は、著者・おとさん(@oto_ppu)によるエッセー作品です。国籍の違いから、恋人と破局しかけ、それを乗り越えた体験を描いています。おとさんが通称名を登録できなかったことを聞き、お母さんは、自分のエゴで韓国名を付けてしまったことを悔やみます。ですがおとさんは、うまくいかないことを名前のせいにしてしまうのは違うと考え、韓国名のままでいることを選ぶのですが…。『国籍問題で破局しかけた話』第9話をごらんください。

無事就職が決まったことで、国籍や名前のことについては、心にふたをしてしまい込んだおとさん。ですが、結婚を前提に予定していた同棲に、恋人の両親が国籍に反対したことから、ふたが開き始めています。

親がおとさんを認めないなら家を出る覚悟の恋人でした。おとさんは、周りの人から祝福されて結婚したいと考えているからこそ、恋人に同意はできません。国籍が原因で受け入れてもらえないことに、涙を流します。

国籍に関する、それぞれの考え方を描く作品

このストーリーは、生まれながらに日本に住む韓国人として生活してきた、おとさんの国籍に関するお話です。信頼する彼と同棲を決める道のりの中で「国籍を日本に移してほしい」という周囲の声に困惑するおとさん。悩みながらも自らの国籍と向き合います。

日本に国籍を移す「帰化」とは、法務省によると以下のようなことを指す言葉です。

帰化とは、その国の国籍を有しない者(外国人)からの国籍の取得を希望する旨の意思表示に対して、国家が許可を与えることによって、その国の国籍を与える制度です。日本では、帰化の許可は、法務大臣の権限とされています(国籍法第4条)。

もともとおとさんには国籍へのこだわりはありませんでしたが、韓国籍であるというだけで結婚に反対されてしまう現実に傷つき、反発するワンシーンも。国籍がどこの国にあったとしても、おとさんの心も姿も変わらないのです。

誰もが自分のルーツに誇りを持ち、認め合える世界が理想ですが、家庭や個人によって考え方に違いがあるのも事実。お互いの考え方を受け入れ、相手の立場を大切にする関わり合いができるといいですね。国籍をめぐるおとさんやご家族の描写をきっかけに、価値観について考えさせられる作品です。

著者:もも

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