1. トップ
  2. 恋愛
  3. タバコの灰を会社の床にポイッ!「不適切」が当たり前?昭和の常識とレトロブーム

タバコの灰を会社の床にポイッ!「不適切」が当たり前?昭和の常識とレトロブーム

  • 2024.4.11

今、「昭和の時代」が注目を浴びています。

そのきっかけとなった話題のドラマは2024年1月~3月期に放送された「不適切にもほどがある」。

“昭和のおじさん”が、現代にタイムスリップ!

令和の時代では“不適切”な主人公の言動が、令和の人々に考えるきっかけを与える物語です。

みなさんの昭和のイメージを聞いてみると?

70代女性「今より楽しかったかな。のんびりしてたかな」

高校生「昔と今のやり方が違い過ぎて、今はそんな不適切なことを言ったら訴えられる」

80代女性「若い女子でも夜中まで働くんです。それが当たり前でした」

高校生「今のほうが優しい気がする。人に対して」

世代によって意見もさまざま…。

中高年には懐かしく、若者には新鮮な「昭和」の暮らしに注目してみました。

まずは3月に行われる「合格発表」。

Sitakke

令和と昭和ではこんな違いがあったんです。

コロナ禍で密を防ぐために2020年から受験番号の張り出しは中止。

インターネットで合否を確認します。

しかし、昭和40年代の北海道大学の合格発表を見ると…。

Sitakke

受験番号とともに、名前までハッキリと掲載されています!

個人情報におおらかだったんでしょうか。

もちろん携帯電話もない時代。

臨時開設された公衆電話で、家族に連絡する姿もありました。

Sitakke

続いては、昭和の北海道民なら知っている言葉「車粉公害」。## 空がかすむほどの粉じん

Sitakke

昭和62年の映像を見ると、春の空がかすんでいます。

昭和の時代、車は金属のピンを埋め込んだ「スパイクタイヤ」で冬道を走っていました。

Sitakke

雪が溶けると、ピンがアスファルトを削り、大量の粉じんを空気中に舞いあげていたんです。

喘息などの健康被害も問題になりました。

今はスタッドレスタイヤの普及で、空もキレイになりました!

さらに、37年前のHBCの社内を見てみると…。

Sitakke

自分のデスクでタバコを吸って、灰を床にポイッ!

今なら100%不適切ですが、昭和では社内喫煙は普通だったんです。

マチゆく人の「昭和の記憶」を聞きました。

70代女性「道路は普通にくわえタバコ。運転もくわえタバコ。普通でしたよね」

60代男性「教師に平気で頭をたたかれていました。『お前なにやってんだ』って。そんなのは当たり前というか、指導の中の一つというか…暴力だと思っていなかった」

60代女性「部活のとき、水を飲んではいけなかった。終わってから陰で隠れて飲む」

「ノスタルジー」を感じる

Sitakke

一方、若者たちの間では、「昭和レトロ」な雑貨がノスタルジーを感じると、ブームになっています。

札幌市北区のレトロ雑貨を扱う店では、「特に最近は若い客が増えたように感じる」と話します。

訪れる人は6割以上が若者世代。

一番の売れ筋は、どこか懐かしさを感じる「花柄のグラス」です。

Sitakke

今は、グラスは柄がついていないものも多い中、こうした柄が「新しく新鮮にみえる」んだとか!

スマイル札幌店の店主、嶋貫智樹さんは「柄一つ一つがかわいい柄になっているので、とても人気になっている」といいます。

好調な売れ行きに、メーカーも「昭和風」の新作を発売。

「小皿」や「水を注ぐと色や柄が変わるグラス」が好評です。

さらに、昭和を感じる絵柄のシールも人気。

Sitakke

パソコンなど、身近なものに貼る若者が多く、お手軽に「レトロ感」を出せるのがポイントのようです。

スマイル札幌店の店主、嶋貫智樹さんは「『懐かしい』から『かわいい』まで全部ひっくるめて癒されるということで、昭和のものは今も人気なんじゃないですかね」と分析していました。

「あったあった!」と思う“不適切”

Sitakke
昭和は給料も現金支給…!

昭和の常識は、ほかにも…。

待ち合わせなどをしていて、急な連絡をするときは、駅の改札口などに設置された伝言板を使っていました。

そして、部活中は水が飲めないというルールや、うさぎ跳びで体を鍛えるというのもありました。

これらはかえって体に悪いということで、今では「不適切」となっています。

今では「不適切」と言われるかもしれない昭和の良さを昭和世代は懐かしみ、若い世代は新鮮さを感じてみてはいかがでしょうか。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年3月28日)の情報に基づきます。

元記事で読む
の記事をもっとみる