＜不倫がバレた！＞慰謝料請求されると思いきや、本妻「あなたにあげるわ♡」→ 不倫女にまさかの結末が！

いかなる理由があっても、《不倫》は周りの人を傷つけてしまう、最低な行為ですよね。
不倫が発覚となれば、多額の慰謝料請求は免れないでしょう。でも、なかには変わったケースもあるようで……。
不倫してしまったことを後悔しているという、筆者の知人S美から聞いた実体験談をどうぞ。

友人たちの結婚報告を受けて焦っていた

私は当時、20代後半。

結婚ブームなのか、友人たちがみんなこぞって結婚していく年でした。

一方私は、5年も付き合っていた彼と別れたばかり。

SNSに婚姻届や結婚式の写真をあげる幸せそうな友人たちを見て、とにかく焦っていました。

それでも、私の勤めている会社は女性ばかり。

日常ではなかなか男性と出会える機会がなかったので、マッチングアプリで知り合った男性と片っ端から会うことにしました。

「数打てば当たるでしょ♪」
と軽く考えていると、見事に好みの男性とマッチング！

彼は商社勤めでバリバリ稼いでいるようで、デートは常に高級レストラン。

経済力があり、年上ならではの余裕と包容力のある彼に、私はすぐに夢中に。

「このままゴールインするかも？」
と浮かれ気分でいたのですが……。

交際して1年記念日、彼からまさかのカミングアウトが！

「妻に不倫がバレた」

実は彼、既婚者だったのです！

「それでも俺が好きなのはS美だけだから」
「妻とは離婚するから」

そう繰り返す彼でしたが、私の心は大荒れ。

「騙されていたなんて……」
「でも彼のことはまだ好きだし」
「慰謝料とか請求されるのかな」

しかし、事態は思わぬ方向に進んでいったのです。

後日、彼の家で3人で話し合うことになった私。

すると、奥さんは予想とは違い、笑顔で出迎えてくれました。

困惑していると、奥さんから予想だにしない言葉が！

「私は夫と別れるからあなたにあげるわ」
「慰謝料もいらないから」

《2人とも奥さんに金輪際関わらない》ことを条件に、不倫を認め彼を譲ってくれたのです！

混乱しつつも嬉しさでいっぱいになった私。
その1週間後、本当に夫婦は別れ、1か月後に彼と私は入籍しました。

しかし、それが大きな間違いだったのです。

結婚してから、彼が今まで私に伝えていたことはすべて《真っ赤なウソ》だったと暴露！

商社マンではなく、ただの無職。
今まで元奥さんが働き稼いできたお金を勝手に使い、私とデートしていたのです。

それだけでなく、ギャンブル依存症・モラハラ男であることも発覚！

毎日のようにパチンコ店でお金をすっては、家で私に酷い言葉を浴びせるように。

藁にも縋る思いで元奥さんに連絡しましたが、
「あなたにあげたので関係ないです」
との言葉のみ。
離婚する条件として「金輪際関わらないこと」としていたのは、こういうことだったのかとその時初めて気づきました。

結局結婚してから半年も経たないうちに、彼は別の女性と不倫。
私もその後すぐに離婚しました。

既婚者だったと知らなかったとは言え、不倫をしていた罰が当たったのかなと思っています。今はとにかく、元奥さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：一瀬あい