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お疲れ女子必見!栄養士オススメの「代謝を上げる」食べ物3つ

  • 2016.2.17
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「しっかり睡眠をとっても、土日をのんびり過ごしても、なぜか月曜日の朝は疲れている……」という経験はありませんか? もしかしたら代謝の低下によって老廃物が溜まっているのかも。代謝を上げれば日々できる老廃物もデトックスされやすくなり、疲れにくい身体を手に入れることができますよ。

そこで今回は、管理栄養士の筆者が、代謝をアップさせたいと願う女性に勧めたい食材3つと、食べ方のポイントをご紹介します。

 

■1:やっぱり「生姜」は外せない

身体を温めてくれることで女性に人気の食材“生姜”。身体が冷えると血流が悪くなり、その分老廃物が身体の中に溜まりやすくなるため、疲労回復にも身体を温めることは大切です。

生姜に含まれる香り成分ガラノラクトンや辛味成分のジンゲロール、ショウガオールは血管を拡張させ、血行を促進させる効果があります。ちなみに、加熱すると温め効果の高いショウガオールが増えることがわかっています。すりおろしたり刻んだりして味噌汁やスープに加えても良いですし、お湯に生姜とはちみつを入れて朝に飲むのも手軽でオススメです。

 

■2:女性にピッタリのたんぱく源「大豆」

冷え性が男性より女性に多い理由は、筋肉量が少ないから。筋肉は熱を作ってくれる場所なので、筋肉量が少ないと冷えにつながり代謝も低下してしまいます。

筋肉を増やすためには、“身体を動かすこと”と筋肉の材料である“たんぱく質をとること”。

筆者がイチオシのたんぱく源は“大豆”です。肉や卵に比べて低脂質なうえ、女性ホルモンのバランスを整えてくれるイソフラボンも入っており、美肌やPMS(月経前症候群)、更年期障害の予防にもなって一石二鳥です。

豆腐、豆乳、納豆、味噌など、いろんな形で手軽に取りやすいのも利点ですね。1日1食はこれらが含まれた献立を心がけましましょう。

 

■3:低カロリー&ビタミンたっぷりなのは「豚肉」

脂身も多くカロリーが高そうなイメージのある豚肉。しかし実は、糖質の代謝を助け“疲労回復のビタミン”と呼ばれるビタミンB1がトップレベルに多い食品です。その量は他の牛や鶏に比べて、なんと約10倍にもなります。

積極的にとりたい部位はヒレやモモなど赤身の多いところ。低カロリーなことに加えてビタミンB1の含有量も多い部分です。

ビタミンB1はにんにくやねぎ、玉ねぎなどに含まれるアリシンと一緒にとるとより効果的なので、ガーリックソテーや生姜焼きは賢い食べ方。また、ビタミンB1は水に溶けてしまうので、しゃぶしゃぶより豚汁のように汁まで飲める食べ方がオススメです。

 

いかがでしたか? 体重を気にして食事をとっている人ほど、足りていないのがたんぱく質です。しっかりたんぱく質をとって代謝の高い身体になれば、疲れにくくなるだけではなく太りにくくもなります。ぜひ、実践してみてください。

【著者略歴】

※ 圓尾和紀・・・管理栄養士。ファスティングマイスター。大学、イギリス、大学院で七年間に渡り、栄養学を学ぶ。総合病院勤務を経て「予防医療に貢献したい」と思い、2013年に独立。「日本人には和食が一番身体に合っている」との考えから、和食の良さを伝える活動をしている。また、健康面だけでなく、文化の面からも和食の魅力を知って心の豊かさを実感してもらおうと、普段から毎日着物で仕事をしている。さらに、現代は”不自然な食べもの”にあふれており、定期的に身体をリセットする目的から、ファスティングを取り入れた生活の提案も行う。テレビや雑誌等のメディアにも出演。

【画像】

※ naito8 / shutterstock

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