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【アート鑑賞】3歳児と楽しむ現代アート@横浜トリエンナーレ

  • 2024.4.11
出典:ぎゅってWeb

アート鑑賞はこどもと一緒に楽しめる趣味のひとつだと思う

時間に追われる乳幼児の育児時期、それまで楽しんでいた自分の趣味や習い事からちょっと距離を置いたりしますよね。わたしも大半の趣味を一時休止している状態なのですが、どうしても手放したくなかった時間のひとつが「アート鑑賞」です。

わたしのムスメはまだ3歳なので、一緒に行くと正直なところ落ち着いては観られません。なんなら観たかった作品の前をスルーされていくこともある。連れて行ける展示も限られていますが、それでも今から行くことに親しんでいればいつか一緒にじっくりと楽しめるのではないかと期待して、少しずつ観に行っています。

こどもと一緒に行きやすいアート展ってなんだろう

出典:ぎゅってWeb

明らかにこどもが行きやすいテーマの作品展(絵本を題材にしたものとか)はさておき、現代アートは比較的一緒に行きやすいかなと思っています。なぜなら客層が若めになるから。結果的に子連れも増えます。

フェスティバル形式が多いのも行きやすいポイントのひとつです。会期が長くて会場が点在していることが多い。会期が長いと、会期中に複数回訪れることができるので、まだ長時間行動のできないこどもの様子を見ながらアート鑑賞を進めることができます。会場が点在しているとエリアを決めて計画的に回ることになるので結果的に1日の移動距離が少なく、こどもの疲労度合いも少なくなります。

とはいえ、現代アートはテーマが様々、社会問題を題材としていることも多いのでこどもにとっては難しいことも事実。行く先を選ぶ際は毎回ドキドキです。10分もたず退出することも、どハマりして何度も来訪することもあります。毎回読めません。

横浜で3年に1度の現代アートの祭典をやっています!

出典:ぎゅってWeb

今回は3月16日から始まった「横浜トリエンナーレ」に家族で行ってきました。

「横浜トリエンナーレ」は2001年から始まった現代アートの国際展。横浜市内の複数の会場を使って展開され、世界中から現代美術の作家や作品が集まります。テーマは、毎回変わりますが、現代社会のさまざまな問題を取り上げている作品が多いかなと思います。

テクノロジー、環境、社会問題など、多岐にわたる現代的な課題を扱っていて、開催年の情勢によって雰囲気もだいぶ変わるというのが個人的な印象です。3歳児には難易度の高いテーマが多いですが、インスタレーション、映像作品、絵画、彫刻など形式も多様なので、一緒に楽しめるものがあればラッキーだな、くらいの気持ちで行ってきました。

実際のところ、わたしが行った日は子連れといっても乳児連れ、ベビーカーで寝かせながら鑑賞をしている方が大半だなという印象。あとは小学校中学年くらいの子がちらほらいました。

ムスメがはまったアート、ありました!

出典:ぎゅってWeb

今回は横浜トリエンナーレのメイン会場のひとつ、横浜美術館へ。入口近辺の作品群にまったく興味がなく通過。やはり難しかったかなぁ、、、、と見守っていたところ、ムスメの足がぴたっと止まった作品群がありました!今回は映像作品にどハマり。なかなか次に進んでくれず、逆に苦労したかもしれません。

映像作品の中でも民族紛争をテーマとした海外でのデモ隊と警察の衝突映像の前では、質問が止まりません。周りに袋詰めされたマネキンが転がっていて、普段だったら怖がりそうなものですが、映像への興味が止まらなくてお構いなし。

「なんで煙が上がっているのか」「みんなで何をしているのか」「なんでこんな顔(表情)をしているのか」

説明できる範囲で質問に答えつつ、人それぞれ色々な考え方があること、それはすてきなことだけれど自分の考え方だけが正解だと考えるとけんかになってしまうこと、けんかがはじまってしまうと、まわりの雰囲気につられて皆がどんどんこわい顔になってしまうことなどを伝えました。どこまで伝わっているかはわかりませんが、良い機会だったかなと思います。

暴力的な描写が出てくることもあるので、全員におすすめするものではないですが、社会に関心を知るきっかけになるという点でも、わが家は引き続き横浜トリエンナーレに足を運びたいなと思っています。

たまには我慢せずこども向けじゃないところにこどもと一緒に行くのもいいですよね。
(ちなみにお礼としてこの後はアンパンマンミュージアムに足を運びました)

※すべて許可を得て撮影・掲載をしています。

第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」

会期_2024年3月15日(金)– 6月9日(日)
会場_横浜美術館、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKO、クイーンズスクエア横浜、元町・中華街駅連絡通路
チケット_「野草:いま、ここで生きてる」鑑賞券 2300円
※横浜美術館/旧第一銀行横浜支店/BankART KAIKOの3会場に入場可能(別日程も可)
※18歳以下または高校生以下は無料
※横浜市民は2100円、19歳以上学生、1200円
※その他2種類のチケットがあります

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<ぎゅってブロガー/きゃん>

■3歳娘+娘溺愛パパと3人暮らし ■家族時間と同じくらい1人時間が好き!【手帳術】で時間捻出 ■保育園お墨付き!繊細娘の声掛けに悩んで【チャイルドコーチングアドバイザー】取得 ■基本的にゆるゆる過ごしたいアラフォーママ(努力はゆったり時間を生むために)

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