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2つのポジションで「世界最強レベル」だった5名のレジェンド

  • 2024.4.11
2つのポジションで「世界最強レベル」だった5名のレジェンド
2つのポジションで「世界最強レベル」だった5名のレジェンド

Text by 石井彰(編集部)

1つだけのポジションで全てのキャリアを終える選手はあまり多くないが、かといって複数のポジションを世界トップレベルでこなすことは容易なことではない。

今回は『FourFourTwo』から「2つのポジションで世界の頂点を極めたサッカー選手たち」の中から5名をピックアップした。

リリアン・テュラム

2つのポジションで「世界最強レベル」だった5名のレジェンド
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最強だったポジション:サイドバック、センターバック

フランス代表で142試合に出場した伝説的なディフェンダー。モナコでデビューを果たしたあと、世界最強リーグと呼ばれていた時代のイタリア・セリエAで長く活躍した。パルマとユヴェントスでジャンルイージ・ブッフォンやファビオ・カンナヴァーロらとともに鉄壁の守備を形成した。

知性と身体能力を兼ね備えたディフェンダーであり、センターバックとしてだけではなく右サイドバックとしても鉄壁の守備を誇り、攻撃に参加しても無難にチームプレーをこなせる信頼性を備えた選手だった。

また彼の息子であるマルキュス・テュラムとケフラン・テュラムもフランス代表に招集されるほどのサッカー選手であり、次世代にその経験を残している。

セルヒオ・ラモス

2つのポジションで「世界最強レベル」だった5名のレジェンド
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最強だったポジション:サイドバック、センターバック

スペイン代表とレアル・マドリーで一時代を築いたセルヒオ・ラモス。その溢れる闘争心と情熱的なリーダーシップ、そして重要な試合でこそ発揮される得点力と勝負強さで多くの栄光を手にしてきた。

右サイドバックとしてセビージャのトップチームに昇格し、若くしてスペイン代表に選出されるなどブレイク。後にクラブでも代表でもセンターバックへとコンバートされ、世界屈指の守備者となった。

スペイン代表ではサイドバックとしてもセンターバックとしてもワールドカップやEUROの優勝を経験し、レアル・マドリーではチャンピオンズリーグを4回制覇。これほどまでに2つのポジションで活躍したディフェンダーは他にはいないだろう。

ギャレス・ベイル

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最強だったポジション:ウイング、ストライカー

2007年にサウサンプトンからトッテナム・ホットスパーへと移籍したときは快速サイドバックとして知られていたギャレス・ベイル。その際にはまだ「優秀な若手」に過ぎなかった。

しかしプレミアリーグでウイングへとコンバートされるやいなや、ストライカー以上にゴールを奪えるだけの決定力が開花。世界で最もエキサイティングなタレントの1人として大ブレイクした。

そしてレアル・マドリーに移籍してからはクリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマとともに「BBC」と呼ばれるストライカートリオを形成し、数多くのタイトルを獲得した。

ローター・マテウス

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最強だったポジション:センターバック、セントラルMF

ローター・マテウスは1990年に西ドイツをワールドカップ優勝に導いたリーダーであり、大会の最優秀選手賞にあたるゴールデンボールを獲得した。

その時の彼はセントラルミッドフィルダーであり、攻守にわたって中盤の要となった。チームに起こるあらゆるものに絡み、オールアクションで貢献する。それが彼の仕事であり、代名詞のようなプレーだった。

しかしキャリアの終盤にはポジションを下げ、スイーパーとして最終ラインからチームを支える存在となった。あらゆるポジションで最高レベルのプレーを見せた最高のユーティリティプレーヤーであった。

リオネル・メッシ

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最強だったポジション:ウイング、ストライカー

バルセロナで10代なかばにしてレギュラーを獲得し、ロナウジーニョの後継者となったリオネル・メッシ。その際には右サイドのウイングとして起用され、ワイドエリアからの鋭いドリブルでディフェンスを切り裂いた。

しかしその後彼のポジションは変化していった。その得点力を生かすために中央へと移り、いわゆる「偽9番」やトップ下のような場所でもその能力を生かした。

これら全てのポジションにおいて、異なるスタイルで傑出したプレーを見せたメッシ。どのような役割においても最高のパフォーマンスを発揮するための術を熟知していた。

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