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人気スタイリストが私服で指南 「同じような服でも差が出る」バッグの合わせ方

  • 2024.4.10


多忙を極める中で、いつ会っても「バッグを怠らない」スタイリスト・樋口かほりさんのプライベートルックを調査。仕事柄、動きやすさを重視するうえでつい多くなるというTシャツ・デニムを例に、樋口さんのバッグ選びの思考回路を解説します。 ※紹介しているものはすべて樋口さんの私物です。


【スタイリスト・樋口かほりさん】
表紙をはじめ、GISELeの核を担うスタイリスト・樋口かほりさん。Tシャツやデニムなどベーシックな服を生かした、流行にとらわれない自身の視点で生み出されるスタイリングには、毎号多くの反響が。



【樋口さんが愛用している6点のバッグを使い回し】


選ぶ条件はいろいろあるけれど、「かわいい」「使いやすそう」という単純なインスピレーションこそ、長く愛せる理由になる。

01「ほぼ黒の感覚で使うネイビーが好き」
10年以上前に購入。ネイビーは黒のような使いやすさがありながら、黒よりずっと幅がある色だと思っています。ベージュやグレーなど、はっきりしない装いに深みを足すためプラスすることが多いです。


02「白が使えることを知って黒も追加」
05とほぼ同じタイプのコムデギャルソンの定番ボストンバッグ。先に白を購入し、使いやすさ・合わせやすさを理由に黒を追加。きちんとしているけれどカジュアルでもある「ローファー」みたいな存在。


03「季節に応じた素材感を1つ」
春夏ならかご素材、冬ならニットやコーデュロイなど、サブにも主役にもなりうる「大きめ」のバッグを見直しています。質感も今年はソフトな風合いが気分。かごバッグといっても、ハードなラタンのような素材は冬のコートに合わせたりもします。


04「ロゴTを選ぶ感覚に似てる」
トートバッグは古着屋さんで、服のついでに買うことが多い。たくさん陳列された中からざっと見て、なんとなく好きなプリントを手にする、ロゴTの選び方に近いです。ほかのバッグと2個持ちが前提。


05「潔い白」
とにかく合わせやすくて使いやすい。ここまで突き抜けた白はどの色とも交わらないので、服も選ばない。クセのなさがかえって存在感を放っているのか、「それどこの?」と聞かれることが多いです。


06「エルメスの中でも女性らしい」
スニーカーやビーチサンダルなど。わかりやすくカジュアルな足元でハズすことが前提じゃないと、気後れすることもある格調高きケリー。だから冬よりラフになる夏のほうが、活躍頻度が高まります。



001.「ノースリだからバッグ2つ」


半そでよりも肌の露出によって軽く見えるため、小物づかいの少しの違いが、印象を大きく左右する。理想の重みを「バッグ2つ」に求めたの真意とは?

「チェーンバッグの重みに使い古したトートバッグのハズしを加えれば個性もあり、立体感も見込めるなと。トートバッグは服のついでについ買っちゃいます。プリントTにあまりなじみのない人でも、「無地T+ロゴバッグ」なら試しやすいと思います。ミニショルダーはキレイめに、ロゴトートはカジュアル、そしてバッグの大きさに大小をつけるのもポイントのひとつ」(樋口さん)



(人気スタイリストが私服で指南!)
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