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吉祥寺「Capoon抹茶製造所」の抹茶チーズケーキを“自分で点てる”抹茶とともに

  • 2024.4.10

ほろりとした苦味と奥深い味わいが、日本人の心をくすぐる抹茶。そんな抹茶を気軽に楽しめるスポットとして注目を集めているのが、吉祥寺の「Capoon抹茶製造所(かぷーんまっちゃせいぞうじょ)」です。今までありそうでなかった抹茶専門店ということで、抹茶好きにはもちろん、スイーツやコーヒー好きにもうれしいメニューが揃っていますよ。

老若男女に愛される抹茶が主役のカフェ

るるぶ&more.編集部
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「Capoon抹茶製造所」があるのは、吉祥寺駅西口からゆっくり歩いて10分ほどの場所。ユニークなショップや工房などが集う中道通商店街の真ん中、鮮やかな抹茶色の旗が目印です。

るるぶ&more.編集部

「Capoon抹茶製造所」では、抹茶を敷居の高い存在としてではなく、日常のなかで親しめるものとして新しいスタイルを追求しています。メニューは自分で点てる「お抹茶」をはじめ、抹茶のスイーツ(ドリンクとのセットのみ、テイクアウト不可)、カフェドリンクに抹茶を組み合わせたスペシャリテと、まさに抹茶づくしです。

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店主はバリスタの古田和貴(ふるたかずたか)さん。以前同じ吉祥寺界隈でカフェを営んでいたころに抹茶ラテの人気が高かったことから、抹茶についてもっと知りたいと思い立ち、2年かけて全国各地約30件の茶農家を訪れたそうです。世間の人気とは裏腹に、実際には抹茶のことがあまりよく伝わっていない状況に気づいた古田さんは、これだけ多くの人を惹きつける魅力があるならば、抹茶を主役にした専門店を作ってみようと決意。2020年に「Capoon抹茶製造所」をオープンしました。今では女性のみならず、男性グループからおばあちゃんたちまで、さまざまな人が訪れているお店です。

店頭にある石臼で、毎日お店で提供する分の抹茶を引いて粉にするのもこだわりの一つ。現在は乳製品との相性がとてもいいという、福岡の八女産の抹茶を使用しています。店内には茶畑や製造過程を写した写真もたくさん展示されています。

気軽にトライ!自分でお抹茶を点ててみよう

「お抹茶」660円
「お抹茶」660円

「お抹茶を点てる」と聞くと、茶道などのイメージからちょっと身構えてしまいますが、ここではかしこまらなくても大丈夫。古田さんいわく「カジュアルに楽しんでもらいたい」との思いから、作法や知識の説明はなしにしているそうです。

るるぶ&more.編集部

簡単なレクチャーを受けてやってみると、簡単にお抹茶を点てることができました。まずはメジャーカップのお湯3分の1程度を茶碗に注ぎ、茶筅(ちゃせん)を使ってしっかりと混ぜていきます。難しいことは考えなくてOK。次第にきめ細かな泡が立ち、ふわりとお茶の香りが広がってきます。残りのお湯を入れたら、慣らすようにゆっくりかき混ぜます。これでお抹茶の完成です。

いただいてみると目の覚めるような濃厚さと、まろやかな苦味、奥からほのかに自然な甘みが感じられます。エスプレッソを飲むのに近い感覚です(抹茶はかつて、修行中の僧侶が眠気覚ましのために飲んでいたものでもあるのだとか)。自分で点てたという喜びと、お抹茶の味わいとを、しみじみと楽しむことができます。

みんなの大好きなあの洋菓子を抹茶仕立てで

「抹茶チーズケーキセット」680円+「お抹茶」610円
「抹茶チーズケーキセット」680円+「お抹茶」セット価格610円

抹茶をふんだんに使って作り上げたスイーツは、全部で4種類。ドリンクとセットで注文できます(セットドリンクは単品価格から50円引き)。プリンにロールケーキ、サンデー、チーズケーキと、誰もが口にしたことのあるなじみ深いスイーツを抹茶で仕立てるとどんなおいしさが生み出されるのか?あえて和菓子としてではなく、洋菓子に寄せることで、抹茶のさらなる可能性を引き出しています。

るるぶ&more.編集部

今回は「抹茶チーズケーキセット」をいただきました。金粉をあしらったチーズケーキに、好みでトロリとした濃厚な甘さの抹茶ソースをかけます。口に入れるとしっとり、もっちり。クリームチーズのほのかな酸味と抹茶の濃厚なコクがたまりません。ベース部分はほろ苦いチョコクッキーでできていて、ザクザクと程よい歯ごたえが感じられます。食感と味わいのコントラストが楽しい一品でした。

スイーツは常に新しいメニューを開発しているとのこと、最新作はSNSでチェックしてみてくださいね。

街歩きのお供にもおすすめ!おしゃれなスペシャリテドリンク

るるぶ&more.編集部

カフェらしいドリンクと抹茶を組み合わせた個性的なスペシャリテは、全部で9種類。定番のエスプレッソや、スパイスの利いたチャイやシナモンと合わせたもののほか、サクラベリーソースを入れたフラッペ、抹茶ジェラートをのせたフロート系などがあり、選ぶ楽しみが広がります。

「ダーティー抹茶オレ」700円
「ダーティー抹茶オレ」700円

今回いただいた「ダーティー抹茶オレ」は、ミルクと抹茶ソースが入ったカップにエスプレッソを注ぐと、ミルキーカラーのかわいらしい三層グラデーションに。上部のエスプレッソとミルクのすっきりとした飲み心地と、下部の抹茶ソースの甘苦さをそれぞれ味わったら、ぐるりとかき混ぜて、和と洋のハーモニーを楽しみましょう。

店内でホッとひと息つくのもテイクアウトして街歩きのお供にするのもおすすめです。

「オリジナルティーバック」4種各150円
「オリジナルティーバッグ」5種各150円

もっと抹茶の魅力をお家でも楽しんでみたいという方は、オリジナル商品をおみやげにしては?こちらは異なる種類のお茶に抹茶を混ぜたティーバッグタイプの商品。味のベースとなるお茶のおいしさに、抹茶の風味がプラスされています。特別な道具がなくても簡単に楽しめるのがうれしいですね。そのほかオリジナルマグカップや、粉末状の抹茶などもあります。ちょっとしたギフトとしてもおすすめですよ。

日本らしさを感じる抹茶ですが、カフェドリンクやスイーツなどを組み合わせることで、自由な感覚でさまざまなバリエーションを楽しめるのが、このお店の素敵なところ。「今日はコーヒーじゃなくて抹茶を飲んでみようかな」といったラフな気持ちで、日常のひとコマのなかに取り入れてみてはいかがでしょうか。きっと抹茶のさらなる奥深さとおもしろさ、おいしさに出合えるはずですよ。

■Capoon抹茶製造所(かぷーんまっちゃせいぞうじょ)
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-33-2
TEL:なし
営業時間:11~19時
定休日:無休


Text:宮丸明香
Photo:日髙奈々子

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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