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「若い時に正しい教育を受けていない。握手もまともにできない若手に激怒した」 30歳ダイアー、有望若手優遇に苦言

  • 2024.4.10
「若い時に正しい教育を受けていない。握手もまともにできない若手に激怒した」 30歳ダイアー、有望若手優遇に苦言
「若い時に正しい教育を受けていない。握手もまともにできない若手に激怒した」 30歳ダイアー、有望若手優遇に苦言

Text by 井上大輔(編集部)

世界最高峰のリーグとして君臨してきたプレミアリーグ。将来が嘱望される有望株たちは、若手にもかかわらず破格の給料を得たり、SNSで多くのフォロワーを抱えているケースもある。

そうしたなか、イングランド代表エリック・ダイアーの発言が話題になっている。30歳の彼は今年、トッテナムからバイエルン・ミュンヘンに移籍した。

そのダイアーはギャリー・ネヴィルのYouTubeチャンネルに出演すると、こう話していたのだ。

「イングランドには問題がある。若手選手にクレイジーな金額を支払える20ものプレミアリーグクラブがあり、その子らはクラブのやり方が気に入らなければ、チェルシーやリヴァプールに行ってしまう。

イングランドのユースシステムの大きな問題だ。機嫌を損ねた若手たちが出て行かないようにクラブにもっと力を与える方法を見出す必要がある。

彼らは若い時に人としての在り方について正しい教育を受けていない。トッテナムでは、トップチームと一緒に練習するためにやってきた若手たちがきちんと握手もできず、目も合わせられないことに激怒したものだ。

自分はスポルティングのアカデミーで生活していたが、全員と握手しなければいけなかったし、ベッドメイキングをしなければ、週末にアカデミーから出ることが許されなかった。学校を休んだら、週末にはプレーさせてもらえなかった。誰だろうとね。

若手選手は基礎がしっかりしていなければいけないが、彼らにとっては非常に難しいことさ。ソーシャルメディアがある現在、我々が生きているのは別の世界だ」

ダイアーはイングランド生まれながら、7歳でポルトガルに移住。スポルティングCPの下部組織で育成され、プロになった珍しい経歴を持つ。

また、祖父はチェルトナム・タウンの会長やFAで重役を務めた人物で、大叔父もチャールトンなどでプレーした元選手。そして、父親のジェレミー・ダイアーは元プロテニスプレーヤーである。

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